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浜田キャンパス卒業生が日本語弁論大会で優勝

 2010年6月5日(土)に新潟市で開催された「第51回外国人による日本語弁論大会」に本学浜田キャンパス卒業生 楊ろ(ヨウ ロ、ろは王へん+路)さんが出場し、外務大臣賞(=優勝)および会場審査員賞を受賞しました。

「外国人による日本語弁論大会」の概要

 日本の社会や文化に日頃から深く接している世界各国の人々に、日本語でスピーチをする機会を提供することで、違いを知り、違いを楽しむことができ、それが人類の平和共存・発展へつながるという想いから、1960年より毎年開催されています。(以上、大会実施要綱を要約。)
 その模様はNHKテレビで放送されるほか、出場者のスピーチは中学校、高等学校の教科書にも利用されています。

受賞者略歴

氏名:楊 ろ(ヨウ ロ、ろは王へん+路)
所属:EH株式会社・会社員
出身大学:本学第2期生(2001年入学、2005年卒業)
経歴:中国吉林省長春市出身。2001年 交流県留学生として島根県立大学入学。2004年 在学中、第44回外国人による日本語弁論大会にて国際交流基金理事長賞受賞。2005年 卒業、EH株式会社入社。

弁論のタイトル

 『ソコ、読まな!』

テレビ放送

 大会の模様は、NHK・ETV特集「ワタシの見たニッポン〜外国人による日本語弁論大会〜」で放送されました。
 チャンネル:教育/デジタル教育1
 放送日:2010年 7月18日(日)
 放送時間:午後10:00〜午後11:30(90分)

本人のコメント

 2000年に吉林省長春で島根県立大学交流県留学生試験・面接を受け、翌年4月、第2期生として入学してからもう10年の歳月が流れました。先生方には公私ともに本当にお世話になり感謝しております。また、沢山の日本人や韓国からの留学生と親しくなれました。韓国からの留学生とは、今も連絡を取り合っています。
 在学中に一度この弁論大会に挑戦し、その時は国際交流基金理事長賞(特別賞)をいただきましたが、今回は外務大臣賞(優勝)と会場審査員特別賞をダブルで受賞でき、これに勝る慶びはありません。
 なお、前回は、当時県立大学で留学生指導をされておられた松田美雪先生(島根大学講師)にスピーチの指導を受けたのですが、今回も松江に伺って事前に指導を受けました。併せて感謝申し上げます。
 島根県立大学での4年間は本当に楽しく思い出深い時間でした。異文化理解科目で韓国を訪れたので、日本語・英語の他に韓国語も学ぶ契機になりました。
 卒業後大阪の商社に勤務し、海外貿易の実務に従事しています。今回のスピーチ(『ソコ、読まな!』)でもお話ししたように、ただ日本語が話せると言うだけではなく、日本の『心がわかる』ように努め、大事なことを少しは『読める』ようになったかと自負しています。

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