日本語の歌を韓国地上波で生放送=ソウルドラマアワード

 日本人歌手が韓国の地上波テレビ番組に出演し、日本語の歌を歌う様子が初めて生放送された。

 10日にソウル・汝矣島のKBSホールで行われた「2010ソウルドラマアワード」で、日本の人気アイドルグループSKE48=写真=は、自身の曲である『強き者よ』『青空片想い』の2曲を日本語で歌った。このイベントはMBCテレビで生中継された。

 日本人歌手が韓国の地上波テレビ番組に出演し、生放送で日本語の歌を歌ったのは、これが初めてだ。政府は2004年1月に日本の大衆文化第4次開放を実施、日本語歌詞による歌の地上波放送を許可した。だが、各放送局は韓国人の国民感情に配慮し、これまでは収録映像でのみ、日本語の歌を放送していた。06年には日本語で歌う日本人歌手の歌が、あるCMのBGMとして使用されている。

 制作者側は放送通信審議委員会に有権解釈(権限のある機関によって行われる法の解釈の確認)を依頼するなど、慎重を期して今回の放送に踏み切った。この授賞式はKBS・MBC・SBSの地上波テレビ局3社が会員となっている韓国放送協会が主催した。

写真提供=NEWSIS

パク・セミ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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