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[ICON]板垣 英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」

「菅首相優勢、小沢前幹事長劣勢」を伝える新聞、テレビなどの電話世論調査結果は、本当か?疑問あり

板垣英憲

提供:板垣 英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」

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◆このいい加減とも思える調査結果に左右されている具体的な例の一つが、今回の民主党代表選であろう。党員やサポーターの約70%が、「70%」が「菅首相支持」であると新聞、テレビ各社が報道しているが、ここでも、もう一つの疑念が湧いてくる。民主党の代表選は、一般国民である有権者が投票する選挙とは根本的に違う。一般的な選挙は、出口調査により、いち早く結果予想を報道することができるけれど、民主党代表選は、党員・サポートが参加している選挙である。しかも投票は、郵送によって行われ、9月11日必着で締め切られた。新聞、テレビ各社は、党員・サポーターの住所や電話番号をキャッチしない限り、出口調査をすることはできない。にもかかわらず、なぜか、結果予測を打ち出しているのである。だれに聞いたのであろうか。おそらくは、衆院300選挙区の支部長あたりにインタビューして、当たりをつけたのであろう。どこまで党員・サポーターの本音を把握しているかは疑わしい。

 ちなみに、昨日、私は埼玉県内のある町の会合で講演に呼ばれたが、2時間近くの講演を終え、懇親会で面識を交わし、膝を交えて懇談をしていく中、民主党代表選の話題になった。一人の人が、「私個人の意見だけれども」と前置きを添えて、「小沢さんにやらせたいと思う」と語った。すると、周りの数人が大きく頷き、「そうだ。私も小沢だな。なかなか口には出せないけど、ここは小沢さんしかだめだと思っていると思うよ」と言う。すると次々に、「そうだな、小沢さんだな」「小沢さんしかだめだろう」「一回やらせたほうがいい」とみんなが本音を吐き出し始めたのだ。

 そして、「あの世論調査というのは、結局、テレビや新聞に誘導された結果なんじゃないのかな」という声まで聞こえてきた。私は、もしかしたら、これが国民の大半の本音、これこそが真の世論に近いものなのではないだろうかと実感した。

 ◆今回の代表選では、新聞、テレビの世論調査結果の影響を強く受けて、表向き「菅首相支持」と表明しても、本音の「小沢前幹事長支持」を隠している人がかなりいるのだという。国会議員のなかで、去就を表明していない議員が、50人〜53人いると言われているのだが、これらの大半は、「小沢支持が有権者や支持者にバレると都合が悪い」という議員がほとんどであるとも言われている。要するに「小沢支持」ということである。これが、本当であるとすれば、接戦の結果、小沢前幹事長が勝つということになる。
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[ICON]板垣 英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」

板垣 英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」

板垣英憲

広島県呉市生まれ。中央大学法学部卒。海上自衛隊幹部候補生学校を経て毎日新聞社入社。社会、政治、経済部記者を経て評論家となる。著書128冊。http://www.a-eiken.com

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