人気漫画「スラムダンク」の作者、井上雄彦さんが12日、東京都内で行われた日本バスケットボール協会の創立80周年記念祝賀会で特別表彰された。バスケ部に在籍した高校時代に一人で居残り練習をしていたという井上さんは「県大会2回戦とかで負けてしまう弱小チームだった。当時は報われなかったが、約30年後に思わぬ形で実を結んだ」と話した。
現在は出版社と協力して設立した「スラムダンク奨学金」で、若者のバスケ留学を支援する。低迷する日本の男子バスケットボール界に「日本人が日本のバスケは弱いと言ったら、その事実が確定する。現場の人には決して受け入れてほしくない」とエールを送った。