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大相撲秋場所 チケット大量売れ残り…

土俵祭りに出席した(左から)日馬富士、貴乃花親方、白鵬、放駒理事長、琴欧洲
土俵祭りに出席した(左から)日馬富士、貴乃花親方、白鵬、放駒理事長、琴欧洲
Photo By スポニチ

 大相撲秋場所は12日、東京・両国国技館で初日を迎える。今場所からNHKのテレビ中継や優勝力士への天皇賜杯授与などが復活するが、初日は前売り段階で大量のチケットが売れ残っている。ファンの厳しい反応に放駒理事長(元大関・魁傑)は、土俵の充実など協会員の自覚を求めた。

 秋場所を翌日に控えたこの日、チケット担当の待乳山(まつちやま)親方(元小結・播竜山)の表情は渋いままだった。午後4時に締め切られた初日の残券は3122枚。ここ数年は場所前に完売していた千秋楽の入場券も残り「チケットは結構余っている。お茶屋さんの話も良くない」と肩を落とした。協会関係者は「当日は売れても1000枚程度。約2000枚は残る」と予測しており、東京場所の初日としては05年秋場所以来5年ぶりに「満員御礼」の垂れ幕が下りない危機に直面している。

 野球賭博問題の影響で、名古屋場所ではNHKのテレビ中継などが中止されたが、相撲協会が再発防止の対策をとり「暴力団等排除宣言」などを行ったこともありテレビ中継や優勝力士への天皇賜杯、外部表彰などが復活。名古屋場所では19本だった初日の懸賞数も73本とほぼ例年並みに回復した。しかし、肝心の客足だけは戻らなかった。放駒理事長は「(協会員全員が)態度で示して、お客さんが戻ってくるように努力をしなくてはいけない。後は(相撲の)中身の問題だ」と力士の奮起を求めた。失ったファンの信頼は、充実した土俵を見せることで取り戻すしかない。

 ≪土俵祭にら三役以上の力士初出席≫本場所の安泰を祈願する土俵祭が東京・両国国技館で行われ、放駒理事長や、貴乃花審判部長(元横綱、本紙評論家)に加え、今回から横綱・白鵬ら三役以上の力士も出席した。力士の参加は力士会の要請を受けてのもので放駒理事長も「自分たちが参加して名誉回復をしたいという気持ちの表れ」と評価。さらに「ファンの皆さまに、相撲はやっぱりいいものだと思ってもらえる場所にしたい」と決意を示した。

 ≪東関部屋も見学≫東関親方(元幕内・潮丸)が部屋頭の高見盛と若手力士4人を連れて土俵祭りを見学した。7月の名古屋場所前日の土俵祭りに参加した同親方は「感じるものがあった。(相撲の)原点というか、弟子にも1回は見せた方がいいと思った」と部屋単位での参加に踏み切った。東関部屋は今後も継続していく方針で、終始背筋を伸ばしていた高見盛も「身が引き締まる思いです」と神妙に話した。

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