スポニチ大阪

サブカテゴリー

中日ブランコ「ナゴヤDで2発初めて」本拠地8連勝

7回、この試合2本目となる2ランをレフトスタンドへたたき込んだブランコ

 <中日7−2横浜>落合竜ががっちり首位固めだ。不振だった主砲・ブランコに待望の一発が飛び出すなど、投打で横浜を圧倒。ナゴヤドームでは破竹の8連勝となり、ヤクルトに敗れた2位・阪神とのゲーム差を1・5に広げた。

 「今まで自分の仕事ができていなくて本当に苦しかった。きょうをきっかけに、これから調子を上げていきたいね」

 主砲に16試合ぶりのアーチが飛び出したのは3−0の3回だ。1死一塁から大家の外角球を逆らわずに右翼スタンドへ。この回で大家をKOする27号2ランで、完全に目覚めた。7回2死一塁の第4打席では、今度は左翼スタンドへの28号2ラン。残りの2打席でも安打し、4打数4安打4打点の大暴れとなった。

 「ナゴヤドームでは2発打ったことがなかったのでとてもうれしいよ」

 好調な3、4番の後ろを任されながら、不振を極めていた。前日までの5試合で19打数3安打。4番・和田がここ2戦で6四球。歩かされて自分と勝負してくるケースが増えていた。「自分の前で走者が出るんだから、モチベーションが上がる」。そう話すB砲だが、昨季2冠王のプライドが刺激されないはずはない。

 復調のきっかけは前夜の試合後だった。練習熱心なブランコはナイター後も室内練習場で打ち込むことが日課だが、その時に監督から打撃フォームに関する助言をもらった。「感覚的なもので説明できないが、しっくりきた」。3冠王3度の指揮官の“魔法の言葉”で本来の姿を取り戻した。

 残り試合数を考えるとまだまだ優位といえるゲーム差ではない。ただ、不安材料だった主砲の復活はラストスパートに向け、何より大きな収穫となった。

試合結果

[ 2010年9月12日付 ]

PR

ニュース一覧

大阪企画特集
クイックアクセス
スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲