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通天閣が“虎カラー”V祈念しきょうからライトアップ

◆ 阪神タイガースを強烈に後押し ◆

 “浪速のシンボルタワー”通天閣(大阪市浪速区)が阪神タイガースの優勝を祈念し、きょう11日から黄色にライトアップされることが10日、分かった。5年ぶりのリーグ優勝を目指すチームを強烈に後押し。今年6月のサッカーW杯期間中はサムライブルーに輝き、日本代表の16強入りに一役買っただけに、チームやファンにとっては心強い“光”となる。

◆ CSでも勝ち続ければ日本シリーズまで点灯 ◆

 通天閣の四方を上下に貫く、おなじみのネオン広告。それに挟まれる鉄柱には15個、四方で計60個のLED(発光ダイオード)が設置されている。今年6月のW杯期間中はサムライブルーに染まり、クリスマスシーズンには白や赤に染まるが、普段は光らせていない。

 そこで激烈な優勝争いを繰り広げる阪神の優勝を祈念して、きょうから黄色に染まることになった。日没から午後11時まで、夜空に“虎色”の通天閣が浮かび上がる。仮にリーグ優勝を逃しても、クライマックスシリーズで敗退しない限り、日本シリーズまで光り続ける。

 通天閣では過去にも阪神優勝にちなんだ企画をしたことがあり、2003年秋には球団のロゴマークを展望台下に掲げ、夜間にライトアップ。05年秋には阪神ナインと同じ名字なら、期間限定で入場料無料のサービスを実施した。

 関係者は「阪神が優勝すれば大阪は盛り上がる。LEDで照らすことによって文字通り、大阪の街を明るくしたい」と話す。新世界一帯は“ソース2度づけ禁止”のくしカツ店などの人気で、最近は若者や観光客でにぎわうだけに、優勝ムード盛り上げの効果は絶大だろう。

 1903年に初代(現在は2代目)が建設されて以来、地上100メートルの高さから街の変遷を見守ってきた“浪速のシンボル”。今秋は甲子園に届けとばかり、まばゆい輝きを放つ。

[ 2010年9月11日付 ]

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