笛吹市石和町広瀬の国道20号で先月29日、4人乗りの軽乗用車が横転して男女2人が死亡した事故で、運転していた無職女性(18)=同市=が無免許で酒気帯び運転だった疑いのあることが分かった。笛吹署は女性を容疑者死亡の道交法違反(無免許、酒気帯び運転)容疑で甲府地検に書類送検する方針。
捜査関係者によると、女性は自動車教習所の卒業検定には合格していたが、免許は取得していなかった。また、後部座席に同乗していた男女2人(共に軽傷)は、事故の直前まで甲府市内のカラオケ店で4人で飲酒していたことを認めており、笛吹署は同乗の3人についても道交法違反(酒気帯び運転ほう助)の疑いがあるとみて調べている。
笛吹署によると、軽乗用車は道路左側の縁石に接触後、約10メートル先のガードレールに衝突し横転。運転していた女性と助手席の男性(26)=中央市=が約1時間後に搬送先の病院で死亡した。【春増翔太】
毎日新聞 2010年9月11日 地方版