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2010年09月07日

頼まれると断れないのはなぜ?

テーマ:あすぺさんの気持ち

※携帯でご覧の方:4コマ漫画を選択してOKで、拡大されて読みやすくなります


私はアスペルガー症候群でしーた♪-あすぺさん146

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やっと仕事が落ち着いてきたので、

今週から、週2回(火・金)の更新です!

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---


今日は、私がずっと困っている「頼まれると断れない」について、お話します。


私は、人から頼まれると断れません


つまらないことなら断ることもできますが、

仕事だとなかなか断ることができません。


冒頭の4コマ漫画は、私が休職する直前の状態です。


この頃、私は自分の抱えていた仕事だけでもパンク寸前でした。

猛烈に忙しくてフラフラだったので、周囲の人も上司も、当然、私の状況はわかっていると思っていました。


それでも、上司は私にさまざまな仕事を頼んできました。

しかも、やたらにヘビーな仕事を。

その仕事を引き受ける余裕なんてないこともわかっていました。

けれど…

絶対に断れない状況でそういう仕事(役割かな?)を頼まれました。

(内容も断れない理由もここにはかけないですが…)

引き受けるしかありませんでした。


その役割は、ただでさえ限界を超えて働いていた私の精神をボロボロに壊れるまでにストレスをかけました。

そんな状態でも、周囲の人がトラブルで困っていると電話やメールがくれば、

調べて回答しました。


なぜなら、トラブルの状況を聴く(読む)と、私の部署で解決できそうな技術を持っているのが私だけだということがわかるからなんですね。


「あ~、これ調べられるのは、私しかいないなぁ…」


そうすると、放っておけない性分なので、つい自分の仕事を止めて、調べて回答したり、相談に乗ったりしていました。


もちろん、自分の担当している仕事のトラブルは自分で対応していました。


もともと、割り込みが発生すると、集中力が途切れて、元の作業に戻ることがなかなかできない特性を持っているにもかかわず、この頃は、割り込みばかりで、自分の仕事ができない状態になっていました。


けれど、頼まれたり、相談されると、断れないのです。


なぜなら、私が忙しいことはみんな承知の上で頼んでいるのだと思っていたのです。

だから、忙しいことがわかっていても頼むということは、他の人はもっと忙しいからなんだと思っていました。


上司には、きちんと作業の内容は報告していましたから、私の作業量を把握した上で言っているのだと思っていました。


だから、

「みんな私より忙しいから仕方ないんだろうな。なんとかムリしてやるしかないなぁ。」

そう思って、引き受けていました。


けれど…

実際は、ちがったのです。


単純に、断らないから頼んでいた。

私の状態なんて考えてなかったんですね。


こいつに渡せば何とかするだろう。

私にとって、複数の仕事を並行でこなすだけでも大きなストレスがかかります。

その上に、周りからはどんどん割り込みが入る。


今、そのときの状態を思い出すだけでも、吐き気がします。

もう、3年ほども前の話なのに…


お客様の為に…

自分の会社の為に…

自分の部署の為に…


そう考えて自分のキャパシティをはるかに超える量の作業をこなし続けて


潰れました。


休職してから、よく考えました。


結局、

「断らない=大丈夫」

「困ったときに、とっても便利な人」

ただ、それだけだったんですね。


善意で対応すると

それに群がってくる人たちがいる。



そんなことを、私は休職するまで知らなかったのです。


私自身は、「人に頼めない人」でもあります。(これは、次回の記事でお話します。)

だから「人に頼む」ということは、よほどのことなのだ…

と勝手に思い込んでいたのです。


だからこそ、「断ってはいけない」という意識が働きました。



そして、もう1つ重要なことがあります。


「人に頼られるのが嬉しい」という気持ちが非常に強いのです。


子供の頃、私はまったく劣等生でした。

私に頼る人なんてありえませんでした。

私が人に助けてもらったり、お情けをかけてもらう立場ばかりでした。


だから、そんな私にでも親切にしてくれた人を見て

「いつか、私も人の役に立てるようになりたい!

そのときは、できる限り親身になってあげるんだ!」

と、思っていました。


成長するうちに、人の役に立てるだけの能力を身に付けました。

子供の頃から憧れていた「人の役に立つ」ことができるようになった…


だから、なおのこと、

人の役に立ちたくて、「断ることができなくなってしまった」のです。


このように、いくつかの要因が重なって、私は断ることができない人となり、壊れてしまいました。


まだ、社会に出ていないあすぺさんに、必ず身に付けておいてほしいことがあります。


自分のキャパシティ以上の事を頼まれても、

きちんと断ることができる


という術です。


他人から嫌われたくない

他人から誉められたい

断ることは悪いこと


そんな気持ちがあって、つい引き受けてしまう…

そんなあすぺさんが多いのではないかと思います。


そして、学校という社会や家庭内では、

「断る」ことに対してマイナスの評価をしがちです。


けれど、


自分自身の状態を見て、

引き受けられるかどうかを判断し

場合によっては断るということ


これこそが、一般社会の中で

あすぺさんが自分を守るために最も必要な技術

なのだと感じています。



これから大人になるあすぺちゃんには

私と同じ道を辿らないように

「断る」技術を身に付けてほしいと心から願っています。



「断る」技術を

身に付けて

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