元ボディーガードの男性から損害賠償を求める訴訟を起こされたブリトニー・スピアーズ
米人気歌手ブリトニー・スピアーズ(28)から繰り返しセクハラ(性的嫌がらせ)を受けたとして、ブリトニーの元ボディーガードの男性が8日、ロサンゼルスの裁判所に損害賠償を求める訴訟を起こした。米メディアが伝えた。男性はブリトニーから裸を見せられたり、「望まない性的関係を繰り返し求められた」などと主張している。
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“ブリちゃん”などの愛称で日本でも人気の歌手・ブリトニーが、男性からセクハラ行為で訴えられた。
米メディアなどによると、男性は元ボディーガードのフェルナンド・フローレス氏。同氏は2月に雇用された。
訴状によると、同氏はブリトニーから望んでもいないのに性的関係を何度も迫られた。また、「彼女の裸、もしくは裸同然の格好を見せつけること以外に何の目的も理由もなく」自宅に呼び出されたという。
同氏の前でブリトニーはたびたび性的行為にふけり、また、2人の幼い子どもの前でも同様の行為に及んだ。同氏のベルトを借りて子どもをぶつこともあったという。
飲み物を買ってくるように命じられた際、同氏が「15分ほど待って欲しい」と言うと、「今欲しいのよ!お前なんかクビにしてやる!」などと罵倒(ばとう)された。
同氏はこれらのことを自身の上司に相談したが、「そういうこと好きなんだろ」と言って取り合ってもらえなかったという。
フローレス氏は6月にボディーガード職を辞めた。当時、「彼女は感情をコントロールできないので彼女の下で仕事をするのは大変。家の中で裸で歩き、使用人に当たり散らす」などと周囲に話していた。
ブリトニーの弁護士はこれらの件に関してコメントを拒否している。
ブリトニーは2009年には、元マネジャーから名誉棄損などで訴えられた。
(2010年9月10日)