イタリア・ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品している三池崇史監督(50)の時代劇映画「十三人の刺客」が9日(日本時間10日)、公式上映された。三池監督は、主演の役所広司(54)、山田孝之(26)とともに会場を訪れ、審査委員長のクエンティン・タランティーノ監督(47)に拍手で迎えられて着席。上映後は7分間にもおよぶ称賛のスタンディングオベーションを受けた。
11日に発表される最優秀作品賞「金獅子賞」へ向け「これほどお客さんが楽しんでくれたという感触があったのは初めて」と手応え十分の三池監督。タランティーノ氏は、三池作品「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」に出演するなど親交が深く、「彼は世界最高の観客の一人なので、自分が楽しんだかどうかが選考の基準になるのでは」と推測していた。
日本公開は25日。
(2010年9月11日)