兵役逃れ:MCモンが故意に抜歯、警察が確認

7年間で7回入隊延期

 歌手MCモン(31)=本名:シン・ドンヒョン、写真=が7年間に7回も入隊を延期した上、わざと問題のない歯を抜き、兵役免除を受けたという疑惑が巻き起こっている。

 ソウル警察庁経済犯罪捜査隊は10日、「MCモンは7級公務員試験の受験、職業訓練、海外旅行などを理由に、1999年から2006年まで7回、兵役による入隊を延期した。公務員試験受験のために2回入隊を延期した期間中に、映画撮影やアルバムリリースなど活発な芸能活動を行っていた」と述べた。

 また警察は、MCモンが問題のない歯を抜き、不正な方法で兵役を免除されたという疑惑について、「健康な歯を抜いた事実を確認した」と明らかにした。

 警察によると、MCモンが98年8月に初めて身体検査を受けた際、1級現役兵判定を受けたが、歯の状態は正常だった。しかし、07年に歯の機能点数が基準に達せず、兵役免除判定を受けたときは、歯12本を抜いた状態だった。警察関係者は「MCモンは虫歯のため歯12本を抜いたと主張したが、そのうち4本は歯の機能点数を下げるため、健康な歯を故意に抜いたことが確認された」と話している。

 MCモンは2回にわたる警察の調査で、「入隊延期などは所属事務所がしたことなので、よく分からない。普段から虫歯のせいで歯の状態が良くなかった」と主張している。警察関係者は「MCモンを追加で呼び出す予定はない。近く、書類送検する方針」と明らかにした。

チェ・ソンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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