参院選配慮ないと審議入り BPO、TBSなど4番組NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、今夏の参院選公示日や投開票日前後にTBSなど4放送局が放送した番組について「選挙の公平・公正性に十分な配慮がなかった」として、審議入りすることを決めた。 対象となったのは、TBSの「関口宏の東京フレンドパーク2」、BSジャパンの「絶景に感動!思わず一句 初夏ぶらり旅」、長野県で放送された長野朝日放送と信越放送のニュース番組。 同委員会によると、「関口宏の―」は、有名候補者の所属政党を当てさせるクイズを実施し、解答者が候補者名を連呼した。「絶景に感動―」は、タレント候補者が出演している旅番組を投開票日に再放送した。長野県の2番組は、比例区の投票方式を説明するのに、3政党の長野県連所属の4候補者だけを取り上げて放送した。 また同委員会は、愛知県岡崎市が「事実と異なる表現があった」と抗議していた低所得者の無料宿泊所を取り上げたテレビ東京の番組について、「(番組の)作り方自体に問題はない」と審議しないことを決めた。 【共同通信】
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