“隠し味”表示せず 改善指示
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“隠し味”表示せず 改善指示

9月11日 4時28分 twitterでつぶやく

オイスターソースや鶏ガラスープのもとで、原材料として表示しなければならない添加物を「隠し味だから」という理由でわざと表示しなかったなどとして、農林水産省は、東京・調布市の食品会社に対し、正しく改めるよう指示しました。

改善の指示を受けたのは、東京・調布市に本社がある「ユウキ食品」です。農林水産省によりますと、ユウキ食品は、製造・販売しているオイスターソースや鶏ガラスープのもとで、食品添加物の「トレハロース」を使っているのに、原材料として表示せず、こうしたJAS法で義務づけられている表示がなかったケースは9種類の18品目に上りました。正しくない表示で売られた商品は、おととし1月からことし6月までで、およそ415万個に上るということです。ユウキ食品は、農林水産省に対し、「隠し味は企業秘密だから表示しなかった」と話し、わざと表示しなかったことを認めているということです。農林水産省は、ユウキ食品に対し、JAS法に違反するとして、正しい表示に改めるよう指示しました。ユウキ食品は「皆様にご迷惑をおかけいたしました。今後、社内で厳重にチェックし、こうしたことがないよう、いっそうの努力をします」というコメントを発表しました。