岡田克也外相は9日の参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古崎への移設計画を決める次回の日米安全保障協議委員会(2プラス2)までに、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備をめぐる飛行経路を示し、県民に説明するべきだとの考えを示した。海兵隊次期輸送機オスプレイの配備について岡田氏は「可能性はかなりある。そういう前提で物事を組み立てていくべきだと考えている」と述べた。佐藤正久氏(自民)、紙智子氏(共産)への答弁。
岡田氏は8月31日の会見で代替施設へのオスプレイ配備をにらみ、飛行経路の見直しも有り得るとの発言をしたが今回はさらに踏み込んだ。岡田氏は「2プラス2では飛行経路を示さなければならなくなる可能性は高い。オスプレイもどうするか方針を決め、それを前提に飛行経路を書き、県民に)説明しなければならない」と述べた。
オスプレイ配備で環境影響評価(アセスメント)をやり直すかについては「全面的見直しとは考えないが、追加的なものが必要かどうかは飛行経路、騒音の前提でも変わり、必要な場合もあるかもしれない。断定的に言えない」と述べた。
代替施設での有視界飛行をめぐり、米側が従来の日本政府の説明の誤りを指摘し、陸上に近接した空域を飛ぶと経路の見直しを主張したことについては、日米で認識の違いがあったことを認めた上で、「2プラス2までに日米間で協議し、地元負担が少なく、運用上の必要性も満たされるぎりぎりの線を議論しなければいけない」と述べた。山内徳信氏(社民)への答弁。
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