広島高速5号二葉山トンネル(広島市東区)の建設計画に反対する「『二葉山トンネル』を考える市民連絡協議会」は10日、広島高速道路公社が地盤沈下の調査で影響を低く見積もったとして、公社に出資する市と広島県に質問状を提出した。
和井省三代表たちが市役所を訪れ、市と県の担当者に質問状を出した。公社が2000〜01年に実施した建設予定地のボーリング調査に対し「地下水の低下による地盤沈下を考慮していない」などと批判。このような調査方法をとった経緯の説明を求めている。市と県は「公社に伝え回答する」とした。
公社は近く再度のボーリング調査をする予定だが、和井代表は「納得できる回答があるまで、地元での調査は受け入れられない」としている。
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