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健康・医療

心の病 回復のため知っておきたいこと 変わる治療現場

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2010/8/15付
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保健所でも紹介

 リハビリなどは病院で実施されていることも多いが、これら医療機関での治療に対しては基本的に健康保険など公的医療保険が利く。働けず経済的に苦しい患者も多いことから、普通に健康保険を利用する場合よりさらに患者負担を軽くする「自立支援医療」という仕組みもある()。

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 依存症も医療だけではなかなかよくならない。

 神奈川県の佐藤祐二さん(49)は若いときからパチンコや競艇が好きだった。結婚後も借金をしてギャンブルという悪循環はとまらず、数十万円から数百万円の借金を繰り返す。病院にもかかってみたが、効果ははなかった。家庭は崩壊し、離婚、自己破産へと進んだ。

 そんなとき、ギャンブル依存症の患者たちが集まる会合に参加し始めた。同じ患者同士で回復を助け合う「自助グループ」と呼ばれる会だ。通ううちに佐藤さんは、ある男性のいつも楽しげな様子が気になり始めた。「彼のようになりたい」との思いから会のプログラムに真剣に取り組み始め、ギャンブルへの衝動に駆られなくなった。

 岩崎メンタルクリニック(神奈川県藤沢市)の岩崎正人院長は依存症の治療について「自助グループに通うことが主で、カウンセリングなどの治療は従」と言い切る。「患者は医師と話しても病気を認めないが、仲間のうちに身を置くと、あまりに自分と似ていることに驚き、認めるようになる。そこから回復に向かい始める」と分析している。

 アルコールやギャンブルなどの依存症だけでなく、うつ病や統合失調症、摂食障害などの病気についても自助グループはある。会費や献金、寄付での運営が多い。医療機関や保健所などで紹介してくれる。

 9月23日。様々な自助グループのメンバーたちが集まって「回復の祭典」と称したパレードを東京・新宿で行う。心の病からは回復できることを社会にアピールすることが狙いだ。自助グループメンバーのほか、家族、支援者ら100人程度が、太鼓をたたき、歌いながら行進する。

 同祭典準備会委員長の笹井健次さんは「今の社会は心の病が進行しやすく、回復しにくい。回復者の姿を見てもらうことで社会が偏見をなくし、変わっていくと期待している」と話す。

(編集委員 山口聡)

→次ページは「長期入院、見直しへ動く」

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うつ病、リハビリ、統合失調症、心療内科、デイケア

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