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【プロ野球】

おかわり連発 きょうにも優勝M8点灯

2010年9月11日 紙面から

6回裏無死、左中間スタンドに18号同点ソロを放つ中村=西武ドーム(撮影・三笘真理子) 

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◆西武12−8ロッテ

 思いが詰まった“おかわり弾”だった。西武の中村が5月16日の横浜戦(横浜)以来、今季2度目の2打席連続本塁打。右ひじ手術から復帰後初めて本拠地で放った2発を、この日29歳の誕生日を迎えた愛妻・麻里恵さんにも贈った。

 まずは3点を追う6回、フェルナンデスの8号2ランで1点差に迫った直後だ。成瀬の直球を振り抜き、左中間席を超える特大の18号同点ソロを放った。さらに2点を追う7回には2死二、三塁で3番手小野の外角へのカットボールを中堅左に運ぶ19号3ラン。森打撃コーチは「あのコースをヒットにできる選手はいても、本塁打にできるのは12球団で中村くらい」とたたえた。

 バックネット裏には麻里恵さんと1歳の誕生日を迎えたばかりの愛息が座っていた。昨年も、一昨年も、9月10日には本塁打を打ってきた主砲。「去年も打ったし、今年も打ちたいと思っていた」。家を出るときには「(プレゼントは)ホームランがほしい」とお願いされていた。

 8回には片岡も11号3ランを放つなど、チームは今季初の1試合4本塁打。「これから、捨てるゲームがあるわけじゃないし、勝てるゲームは劣勢でも取っていく」と渡辺監督。11日に西武が勝ち、ソフトバンクが敗れると今季初めてのマジック「8」が点灯する。 (谷光太郎)

 

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