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【大リーグ】松井やっぱり退団!? エンゼルス公式サイトも報じる2010年9月11日 紙面から 【アナハイム阿部太郎】ついに球団公式サイトまでもが…。9日付のエンゼルスの球団公式サイトは、松井秀喜外野手(36)の去就に触れ、「“エンゼルス松井”の日々は、残りわずかかもしれない」と今季限りでの退団を示唆する記事を掲載した。 同サイトによると、エンゼルスは今オフにレイズの通算404盗塁の快足左翼手、カール・クロフォード(29)を狙っているとし、エンゼルスのハンターが球宴のロッカールームが隣だった同選手とFA移籍について話し合いをしたと伝えた。さらに、今季左翼にコンバートされたアブレイユが来季の指名打者(DH)候補となりそうだと指摘。リギンズGMの「選手が年をとっていけば、誰でも(DHの)可能性は十分ある」とのコメントも引用した。現に、エンゼルスは8日の試合で、8月14日以来4割3厘と絶好調だった松井を先発から外し、アブレイユをDHで起用した。 一方で、同サイトは、松井に日本復帰の意思はなく、メジャーでのプレーを希望していることから、「松井はまだ十分やれるし、今からエンゼルス以外のア・リーグ13球団について考える必要があるかも」と結んでいる。 エンゼルスは、若手有望株で6日にメジャー昇格させたトロンボ一塁手を冬季リーグに参加させ、外野の練習をさせる計画を立てており、クロフォード獲得に失敗した場合に備えた動きも着々。 いずれにしろ、屈辱の「代打の代打」など9月に入ってさらに厳しい立場に立たされている松井が、来季エンゼルスに残留することは、極めて難しい状況となってきた。
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