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【芸能・社会】

“テクノ”なYMO復活 赤いスーツでポッキーCM

2010年9月11日 07時56分

 「ポッキーチョコレート」の新CMに出演するYMOのメンバー。左から高橋幸宏、坂本龍一、細野晴臣=横浜市のスタジオ

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 テクノポップの元祖、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)が、14日から放送される江崎グリコの菓子「ポッキーチョコレート」の新CMに登場。意外な組み合わせだが、細野晴臣は「いちごポッキーが好きで、昔よく食べていたから」と、出演を決めた“おちゃめ”な理由を明かした。

 CMは、赤いスーツに身を包んだ細野、坂本龍一、高橋幸宏のメンバー3人がポッキーをかじる後ろで、名曲「RYDEEN」に合わせ白いスーツの男たちが赤く変化する、かつてのYMOらしい“テクノ”な仕上がり。

 「アイデアを見せてもらったら、明らかに『増殖』という僕らのアルバムのパロディーで、イメージがしっかりしていた」と坂本。高橋は「形を変えながら、時代は巡っていくんだね」と感慨深げに話した。

 ポッキーという商品名の由来は、食べた時の「ポキッ」という音。高橋はYMOがさまざまな生活音を音楽に取り入れていたことに触れ、「普段の生活の中で『あ、今のいい音』とかよく言い合ってた」。坂本は「日本語はオノマトペが豊富なので、音が言葉で表されることに慣れているよね」と、“教授”らしく分析してみせた。

 「そういえば、アルバムを作るって言ってたけど、どうなったの」と尋ねる坂本に、細野が「準備中。準備が一番楽しい」と泰然と返したり、気心の知れた3人の会話は時折コントのよう。

 Perfumeに代表される最近のテクノポップブームは、若い世代がYMOに注目するきっかけにもなっているようだが、坂本は「ツイッターで『お父さんにYMOとPerfumeとどちらが偉いのか聞いたら、怒られた』というツイート(つぶやき)があった」と苦笑していた。

(共同)
 

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