2010年 9月 10日
日本振興銀行破綻 岡山・香川でも波紋
日本振興銀行の破綻申請を受け岡山・高松市内の店舗では今後の対応を心配する預金者が次々と訪れるなど動揺が広がっています。高松市亀井町にある高松店では午前10時ごろ行員2人が入り口のドアに預金の元本1000万円とその利息は全て保護されることなどが書かれた文書を貼り出しました。店には報道で破綻を知った預金者が次々と訪れ文書を手に取り、心配そうに見つめていました。一方、岡山市北区磨屋町にある岡山店でも午前10時ごろ入り口のドアに高松店と同じ内容の文書が貼り出されました。日本振興銀行は12日まで全ての業務を停止していますが岡山店は13日から高松店は準備が整い次第、営業を再開するということです。

痴漢容疑の警部補に停職1カ月の懲戒処分
先月、JR宇野線の車内で女子高校生の体を触ったとして県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された岡山県警の警部補が10日付けで停職1カ月の懲戒処分を受けました。停職1カ月となったのは岡山県警機動捜査隊の河野太警部補(37)です。河野警部補は先月31日、JR宇野線の電車内で隣に座っていた15歳の女子高校生の足や尻を手で触ったとして県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。河野警部補は10日、岡山簡易裁判所から罰金10万円の略式命令を受け即日、納付しました。停職1カ月という処分の重さについて岡山県警は刑法犯ではなく条例違反だったことを考慮し警察庁の基準や県警の前例を参考に決めたということです。河野警部補は10日付けで依願退職しました。

世界自殺予防デー チラシ配り
9月10日はWHO、世界保健機関が定めた世界自殺予防デーです。JR岡山駅前では自殺防止を呼びかける街頭キャンペーンが行われました。これは自殺予防デーに合わせ岡山市保健所などが初めて行ったもので、職員らが通勤客などに啓発のチラシやポケットティッシュなど1000部を配りました。ポケットティッシュにはストレスを診断するチェックリストがついていて、簡単にストレス度を知ることができます。厚生労働省によりますと全国の自殺者の数は1998年以降、3万人前後で推移していて去年、岡山県では401人、香川県では205人が自殺しています。また悩みや苦しみの相談に応じる団体の電話番号も配られ、利用を呼びかけていました。

国文祭50日前イベント
文化と芸術の祭典、「あっぱれおかやま国文祭」をPRする50日前イベントが10日から始まり、JR岡山駅で、オープニングセレモニーが行われました。セレモニーでは岡山県の石井知事が「国文祭は岡山の文化力を発信するイベントです。成功に向けて気運を高めていきましょう」と挨拶しました。このあと参加者がテープカットを行いオープニングを祝いました。また国文祭をPRする巨大オブジェも公開されました。流木を使い、桃太郎伝説の鬼ヶ島をイメージしています。このほかイベントでは岡山市の表町商店街に様々なアート作品が並ぶほか国文祭の出演者による演奏なども行われます。国文祭は来月30日開幕します。