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若い女性なら100%近く助かった~専門医
元俳優・押尾学被告(32)が保護責任者遺棄致死などの罪に問われている裁判員裁判の公判が10日、東京地裁で開かれた。救急医学の医師が出廷し、「早く救急車を呼んでいた場合、若い女性なら100%近く助かった」と話した。
押尾被告は、一緒に合成麻薬「MDMA」を飲んだ田中香織さん(当時30)の容体が悪くなったにもかかわらず、放置して死亡させたとする保護責任者遺棄致死の罪に問われ、無罪を主張している。
10日の裁判には救急医学専門の医師が出廷し、「容体に変化が起きた段階で救急車を呼び、心室細動と言われる心臓のけいれん状態で、AED(=自動体外式除細動器)を使って救命処置を行っていた場合、若い女性なら100%近く助かった」と述べた。
これまで、弁護側は「田中さんの容体の異変から死亡までは、数分から10分程度しかなく、命を救える可能性は極めて低かった」と主張している。これに対して、医師は「容体の異変から死亡までは数十分はかかる」と証言した。
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