(cache) 「女性死亡２日前、押尾被告に十錠渡した」

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「女性死亡２日前、押尾被告に十錠渡した」

< 2010年9月7日 12:34 >

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　元俳優・押尾学被告（３２）が保護責任者遺棄致死などの罪に問われている裁判員裁判の公判が７日、東京地裁で行われ、押尾被告に合成麻薬「ＭＤＭＡ」を譲り渡した男が証人として出廷し、「女性が死亡する２日前にＭＤＭＡ１０錠を渡した」などと証言した。

　押尾被告は去年、東京・港区のマンションで、一緒にＭＤＭＡを飲んだ田中香織さん（当時３０）の容体が悪くなったにもかかわらず、放置して死亡させたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われている。押尾被告は、保護責任者遺棄致死の罪などについて、無罪を主張している。

　７日の裁判では、押尾被告にＭＤＭＡの錠剤を渡したとして、実刑判決が確定した泉田勇介受刑者が出廷し、事件の３日前に押尾被告からＭＤＭＡを入手するよう頼まれ、翌日、錠剤１０錠を港区六本木のマンションで渡したと証言した。その際の状況について、「押尾被告は受け取った錠剤を玄関のげた箱のスニーカーの中に隠した」などと詳細に話した。

　押尾被告は「泉田受刑者から渡されたのはＭＤＭＡの『粉末』で、田中さんと飲んだのは田中さんが持っていた『錠剤』だ」と主張していて、時折、首を振り、机を手でたたきながら聞いていた。

　また、泉田受刑者は「事件当日、押尾被告から『やばいことになった。大至急、来てくれ』などと電話で呼び出された」と述べた。