農林水産省は9日、都道府県を対象にした口蹄疫(こうていえき)に関する机上防疫演習を24日に実施すると発表した。都道府県の防疫体制強化が目的。各都道府県内の農家で口蹄疫が発生したという想定で、必要な情報などを報告させる。家畜伝染病に関する全国統一の机上防疫演習は初めてで、今後は年1回、口蹄疫の演習を実施する方針。
演習は、農水省が各都道府県に発生した農家名を通知。都道府県は▽農家周辺の地図▽殺処分後の埋却候補地▽移動・搬出制限区域内の畜産農家の戸数・飼養頭数▽消毒ポイント--などを農水省に報告する。演習の結果は後日公表する。【佐藤浩】
毎日新聞 2010年9月9日 20時16分