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クルマの場合

車種：ヴィッツ
(トヨタレンタカー：24時間6,825円)
経路：東京←→仙台：往復4,000円 + 仙台←→松島：往復2,500円＝6,500円
(高速道路割引制度を利用)
所要時間：約5時間30分(片道)
(東京→仙台：約5時間 + 仙台→松島：約30分)
給油：1.5回(40L：4,880円+20L：2,440円＝7,320円)
総額：20,645円(概算)

by Olis Olois
(日本三景の松島ですね)

レンタカーで行こう

仮にトヨタレンタカーでヴィッツを24時間レンタルした場合。軽自動車だともっと価格を抑えられますが、長距離運転になることを考えて排気量1,000ccクラスを選択しました。変に背伸びをしてスポーツカーなどに手を出すよりは、このくらい庶民的なクルマの方が親しみやすくて好感度もアップするのでは。ちなみにレンタル価格や借りられる車種は会社ごとに違うので、比較サイトなどを利用して探すといいですね。

高速道路割引制度を使おう

高速道路割引制度は割引区間に設定された高速道路であれば、土日祝日に限り上限1,000円(ETC設置車)で通行することができます。この場合、その他の割引制度を含み、東京から仙台までの片道を首都高休日割引500円＋東北道の東京近郊部分500円+地方部1,000円＝総額2,000円として計算しています。ちなみに以前は片道7,900円かかっていたので現在は約4分の1の費用しかかかりません。彼女にうまく説明して、社会の話題に関心のあるところをアピールしましょう。

ガソリンを賢く入れよう

今回の金額(7,320円)は全国のレギュラーガソリン価格平均(約122円)を元に、ヴィッツ(40Lタンク)が、東京←→仙台間(約700�q)を燃費22km/Lで走ったとする計算です。給油は行き当たりばったりになってしまいがちですが、事前にガソリン価格比較サイト「gogo.gs」などで目的地近辺の安いガソリンスタンドを調べておけば、さらに価格を抑えられます。ここは彼女に経済観念のあるところをアピールしましょう。

しかし、電車の場合は……？

電車の場合

移動手段：新幹線(東京←→仙台)、仙石線(仙台←→松島海岸)
料金：往復10,390円×2人＝20,780円／往復800円×2＝1,600円
所要時間(片道)：東京→仙台(1時間41分)、仙台→松島海岸(約30分)
総額：22,380円

by midorisyu
(杜の都「仙台」ですね)

早さと正確性は嬉しい

渋滞に巻き込まれやすいクルマでの移動に比べて、電車は正確に時間を読むことができるというメリットがあります。新幹線を使うと仙台まで片道1時間41分(クルマだと約5時間)。まさにドアtoドアで仙台駅というわけですが、旅の一つの楽しみでもある“寄り道”ができないことや、クルマ移動に比べて、現地での機動性に欠けるというデメリットがあります。彼女が「歩くの疲れた……」と言っても、あなたには彼女をおぶってあげることくらいしかできません。それがクルマだったら……？

金額を抑えにくい

また、レンタカーではなく、マイカーを使えばさらに大きく費用を抑えられます。クルマプランに比べて、電車プランだとこれ以上は抑えにくそうです。金券ショップで割引切符を手に入れたり、時間指定になったり。宿泊付きのパックを利用するなどの方法はありますが、マイカー所有者のおトク感に比べるとやや見劣りします。全体の予算が決まっていて、交通費を浮かせることができないのなら、そのほかのどこかでしわ寄せをしないといけなくなる予感がします。食費を削る、宿泊費を抑える……。貧乏旅行になったら、彼女もがっかり。

by shibainu
(牛タン屋巡りだってしたい。そんな時、“クルマ”があれば……)

また、松島を観光した後も時間に余裕があれば、クルマで近郊へと足を伸ばすこともできます。彼女が急に「温泉に行きたいの」と言い出したらどうしよう。

「まだ電車がこないから……」と言って、彼女を待たせるしかありません。クルマなら、「よーし、ひとっ飛びだぜ！」と言って、すぐに近くの温泉に連れて行ってあげられます。

ひとっ風呂浴びたら、さっぱりとした気持ちのまま家路にだってつけるし、彼女だって一連の段取りの良さにほれ直して「また連れてってね！」となるかもしれません。いやー私ならどう考えてもクルマのプランですなあ。というわけで、みなさんなら電車orクルマ、どちらを選びますか？

(根岸達朗／プレスラボ)