与那国や離島への計画に
【那覇】「与那国島をはじめとする県内各離島への自衛隊配備に反対する7・28集会」(沖縄平和運動センター主催)が28日午後、那覇市内の県民広場で開かれ、与那国島や県内各離島への自衛隊配備計画の検討中止などを求める決議が採択された。同センターでは29日、沖縄防衛局や外務省沖縄大使、県に集会決議を手渡し、自衛隊の増員・配置の中止を求めた。
集会は防衛計画大綱において島しょ防衛の必要性が打ち出され、沖縄の自衛隊強化、先島地区への自衛隊配備を懸念し、県内各労働組合などの団体で構成される沖縄平和運動センターが開催したもの。
同集会では崎山嗣幸同センター議長、糸数けい子参議、大浜明彦八重山地区労議長、佐賀裕敏沖教祖八重山支部書記長らがあいさつし▽陸上自衛隊第一混成団の旅団化に伴う自衛隊員の増員配備計画の断念▽与那国島をはじめとする県内各離島への自衛隊の駐留・配備計画の検討中止の2項目を求める集会決議を採択した。
同センターでは29日に関係機関に要請を行い、県庁で対応した上原良幸知事公室長は「県としては現時点で直接どうこうする立場ではない。地元の選挙を注視しており、今後どうなっていくのか見守りたい」と静観する姿勢を示した。
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