アメリカ国防総省の高官は、海兵隊の垂直離着陸輸送機「オスプレイ」を日本のアメリカ軍基地に配備する計画を日本政府に伝えたことを明らかにしました。
これはアメリカ国防総省のモレル報道官が、9日の会見で明らかにしたものです。この中でモレル報道官は、垂直離着陸輸送機「オスプレイ」について、「オスプレイの日本での運用を予定しておりすでに日本政府にも伝えている」と述べ、オスプレイを日本のアメリカ軍基地に配備する計画をすでに日本政府に伝えたことを明らかにしました。そのうえでモレル報道官は、オスプレイの配備は、海兵隊の輸送能力を向上させ、日米同盟の強化にもつながるとして、その効果を強調しました。オスプレイは、現在、沖縄の普天間基地にも配備されているヘリコプターの後継機として開発され、すでにアメリカ国内の海兵隊基地では運用が始まっていて普天間基地の代替施設に配備される可能性が高いとみられています。