7日午後11時20分ごろ、富山市東黒牧の市道で、富山国際大2年の男子大学生(19)=富山市=が運転する乗用車が、中央線をはみ出して、そのまま道路脇の街路樹に衝突した。車にはほかに同級生2人が乗っており、助手席にいた射水市七美中野、法土舞さん(19)が胸を強く打って即死。後部座席の男子学生(19)は車外に投げ出されて重傷を負った。運転していた学生は軽傷。
富山南署は、運転していた男子学生の呼気から基準値を超えるアルコール分が検出されたことから、自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で緊急逮捕した。容疑を認めているという。
同署によると、現場は同大学近くの緩やかなカーブ。学生たちは事故直前まで、近くの友人宅で5、6人で飲酒し、近くのコンビニ店に買い物に行く途中だったという。
事故を受け、同大の中島恭一学長は「(女子学生と家族に)心よりお悔やみ申し上げます。今後、このような事態が起きぬよう在学生の指導を徹底したい」とのコメントを発表した。【大森治幸、安藤大介】
毎日新聞 2010年9月9日 地方版