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稽古中倒れ意識不明…序二段・釼剛が開頭手術

釼剛の容態急変について会見する二所ノ関親方
釼剛の容態急変について会見する二所ノ関親方
Photo By スポニチ

 モンゴル出身の大相撲の序二段・釼剛=けんごう=(18)が9日、所属する東京都墨田区の二所ノ関部屋で朝稽古中に倒れて意識不明となり、都内の病院で「右急性硬膜下血腫」と診断され、約4時間に及ぶ手術を受けた。

 血腫は取り除かれたが、師匠の二所ノ関親方(元関脇・金剛)は「手術後は集中治療室にいるが、命にかかわることもある。医師によると後遺症がありそうというニュアンスで、厳しい状況だと言っていた。完全に良くはならない」と沈痛な面持ちで話した。

 二所ノ関親方によると、釼剛は1週間前に発熱。今月5日頃から首の痛みを訴え、6日は接骨院で治療し、7、8日は稽古を休んだ。この日は師匠らが見守る前で稽古を再開し、申し合いを5番こなした後、しこを踏んでいた際に「気持ちが悪い」と風呂場に行き、おう吐。背中をさすっていた部屋付き親方の前で倒れたという。

 ウランバートル出身の釼剛は5月の夏場所に初土俵を踏み、名古屋場所では序ノ口で6勝1敗と好成績を挙げ、12日初日の秋場所(両国国技館)では東序二段63枚目に上がっていた。警視庁関係者によると目立った外傷はなく、事件性はないとみられるが、二所ノ関親方は「弟子の健康管理は師匠の責任。申し訳ない」と話した。

 ▼日本相撲協会放駒理事長(元大関・魁傑) 稽古中のことだろうけど、かわいがったとかじゃない。手術したと聞いてるし、早く回復してくれることを祈っている。

 ◆急性硬膜下血腫 脳の表面に出血が発生し、頭がい骨の内側で脳を覆っている「硬膜」との間に血液がたまり、ゼリー状に固まった状態。多くは頭部外傷によって発生し、スポーツ選手の死亡事故に多い。今年2月にはプロボクシングの八巻裕一選手(当時26)が試合後から意識不明となり、翌日に緊急手術を受けたが、その2日後に死去した。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月10日 ]

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