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伊調馨は自分にダメ出し「15%しか出せていない」

女子63キロ級決勝で米国のエレナ・ピロズコバを攻める伊調馨
女子63キロ級決勝で米国のエレナ・ピロズコバを攻める伊調馨
Photo By 共同

 【レスリング世界選手権】休養前と変わらない盤石な戦いを見せたが、伊調馨は笑顔を浮かべながら首をひねった。「優勝してうれしいけど、自分のレスリングの半分も出せていない。(出せたのは)十五パーセント」と内容は辛口の評価。復帰後に練習環境を変え、新たなスタイルの確立を模索しているからだ。

 北京五輪後に約1年間充電したため、世界選手権は2度欠場。久々に戻ってきたが、各ピリオド残り30秒から攻めて「1―0で取る」堅実さは以前のままだった。決勝の第2ピリオドも終盤、片足タックルからの攻撃でものにした。

 この巧みな試合運びに加え、今は論理的に動作を「証明できるレスリング」を目指す。抜群のセンスの良さで頂点を極めたが、最近は男子との練習を重ねて論理的な戦い方に目覚めた。それを生かし、より攻める姿勢を出そうと努力を続ける。

 北京五輪後に慕う姉の千春が戦列を離れたが「心の中で一緒に戦っている。君が代を聞いて千春を思い出した」と今でも支えにする。目標に掲げるロンドン五輪に向け、一人で取り組む26歳は大舞台で進化の一歩を刻んだ。 (共同)

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