2010年9月10日12時7分
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多くの店舗では、銀行側から張り紙以外に説明がなく、集まった預金者が不満を募らせた。職員通用口のドアをたたいて行員を呼び出したという水戸市内の50代の女性は「手が赤くなるまで(ドアを)たたいた。きちんと説明してくれれば」と怒った。
福岡市博多区の福岡店では、福岡県内から訪れた50代の女性が窓ガラスを握り拳でたたいて叫んだ。「開けてください、私は顧客です。どうして無視するんですか」
約1時間後に店内からようやく男性行員1人が現れ、処分内容や今後の店舗再開について知らせる紙を、預金者数人に配ったり、ペイオフの説明をしたりした。
預金者たちが「どうして対応しないんですか」「いつまで待たせるんですか」と詰め寄ると、頭を下げ続け、「申し訳ありません、いま対応を協議中です」と繰り返した。