望 〜都の空から
東京の魅力や四季の彩り、さらに課題も空撮で紹介します
【経済】都心で激化 百貨店競争 三越銀座店、増床で勝負2010年9月9日 朝刊
三越銀座店は八日、十一日に改装オープンする店内を報道陣向けに公開した。伊勢丹と三越の統合後、初の店舗改装。統合効果が問われるビッグプロジェクトが今、ベールを脱いだ。 新店舗の最大の特徴は、売り場面積を一・五倍に拡大し、ブランド間の壁を取り払って、商品を比較しながら選べる店づくり。統合した伊勢丹の手法を取り入れ、ブランド任せの売り場づくりではなく、バイヤーがテーマに沿って商品を集め、独自性を追求する。 例えば、数々のブランドのドレスを集結させたコーナー。二年間にわたって銀座を訪れる人の声を集め、顧客のニーズにあった商品を展開。地下二階の食品売り場には、スイーツと紅茶の組み合わせを提案するコーナーもつくった。 二階の外国人観光案内所には、中国語、英語を話せるスタッフが四人常駐。銀座の街案内などを行い、増加する中国人観光客らの取り込みを図る。 このほか、人口急増中の湾岸エリアから自転車を使って訪れる人が多いため、百九十二台の駐輪場を設置。銀座地域の百貨店では初の託児所も設けた。九階には芝生の広場をつくり、憩いの場を実現させている。 売り上げ目標は、一年間で六百三十億円。実現すれば、これまで銀座地域の一番手だった松屋(五百六十億円・二〇〇九年度実績)を抜くことになる。
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