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「アニメロサマーライブ2010」全出演アーティスト詳細レポ【2日目】

奥井雅美、水樹奈々、田村ゆかり、KOTOKOら出演した、この夏の最後を飾る激唱アニサマライブ2日目編! メンバーもほぼ総入れ替えとなったアニサマ2日目。コラボ有り、シークレットゲスト有りと、こちらも見逃せない一夜となった。

 

 

 

 

 

 

奥井雅美、水樹奈々、田村ゆかり、KOTOKOら出演~この夏の最後を飾る激唱アニサマライブ2日目編~

 

・創聖のアクエリオン (アニメ「創聖のアクエリオン」 OP曲)

/ 茅原実里、May'n

 

 2日目のトップバッターを飾るのは茅原美里とMay'nの2人による一夜限定のコラボユニット。しかもふたりが歌うのは名曲アニソン「創聖のアクエリオン」なのだ。これで盛り上がらないわけがない。当然の如く、サビの部分は会場全体で「愛してるぅぅぅううう!!」と大合唱。1日目同様、あっという間に会場内はヒートアップ。

 

 

 

・Paradise Lost(アニメ「喰霊―零―」OP曲)

・優しい忘却(劇場アニメ「涼宮ハルヒの消失」 主題歌)

・Freedom Dreamer

/ 茅原実里

 

 さて、1曲目が終わるとMay'nは一時退場し、ここからは残った茅原美里のターンとなる。会場内に「みのり」コールが飛び交う中、MCでは「プライベートや仕事でも十分すぎるくらい夏を満喫しました」コメント。その充実感を今回のイベントでも存分に発散し、激しいアップテンポの「Paradise Lost」から切々と歌い上げる「優しい忘却」、ノリノリのグルーヴ感が楽しい「Freedom Dreamer」と3曲を堂々と歌いきった。

 

 

 

 

・バカ・ゴー・ホーム (アニメ「バカとテストと召喚獣」 ED曲)

・Happy Go!!(ゲーム「エーデルワイス」 ED曲)

/ milktub

 

 続いてステージに現れたのは何やら怪しげなツタンカーメン風のマスクを被った男。すわ、またシークレットゲストか?! と色めき立つ会場だが、この男こそmilktubのボーカルbambooであった。パンクロックのはじけたナンバー「バカ・ゴー・ホーム」で会場のハートをがっちりキャッチ。続く「Happy Go!!」では間奏中に「ワンツー! イヤホイ! エヴォリューション!」という独特のコールで会場内を湧かせた。

 

 

 

 

 

・Get Wild (アニメ「シティーハンター」 ED曲)

/ サイキックラバー、milktub

 

 「アニサマって新しめの曲が多いじゃない。(自分は)外見は18歳だけど、一応今年37なんでちょっと懐かしいナンバーを彼らとやりたいと思います!」とbambooの紹介で現れたのはアニソン界を代表するロックユニット、サイキックラバーだった。誰もが知ってるあの「Get Wild」に乗せてサイキックラバーとmilktubのコラボが実現!

 

 

 

 

・超!最強!ウォーリアーズ (アニメ「爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア」 OP曲)

・侍戦隊シンケンジャー(特撮番組「侍戦隊シンケンジャー」 OP曲)

/ サイキックラバー

 

 数々の名曲を歌ってきたサイキックラバーは持ち味であるパワフルな声を前面に出して「超!最強!ウォーリアーズ」を披露し、会場内を熱く燃え上がらせた。そして「この曲を炸裂させるために1年間待たせた! みんなの叫びを聞かせてくれ!!」と特に人気が高い「侍戦隊シンケンジャー」を熱唱。サビの「アッパレ!」は会場全体でコールし、ファンと出演者の一体感が感じられるひとときであった。

 

 

 

 

・Astro Rider

・Communication Breakdown(アニメ「爆丸バトルブローラーズ ニューヴェストロイア」 ED曲)

/ Crush Tears

 

 「いっくよー!!アニサマーー!!!」と力強いシャウトで登場したCrush Tears。声優の小林ゆうがボーカリストのYUとして結成したロックユニットだが、MC中は挨拶代わりの全力シャウトで観客に応え、昨年も自分を見に来てくれたというファンには「ありがとーー!! もうみんなにここからダイブしたい!」とコメントするなど、声優・小林ゆうではなく、ロッカー・YUがそこにいた。昨年に大槻ケンジ率いる絶望少女隊として参加した時は「ヘッドバンキングのしすぎで失神しましたぁあ!!」とカミングアウト。このころからYUとしての片鱗を見せていたのかもしれない。熱唱した2曲はいずれもパワフルなロックナンバー。男性顔負けのパワフルなYUの歌声が会場中に響き渡っていた。

 

 

 

 

・SERIOUS-AGE (劇場アニメ「ブレイク ブレイド」 ED曲)

・戦場に咲いた一輪の花 (ゲーム「白騎士物語 -光と闇の覚醒-」OP曲)

・Errand(アニメ「聖痕のクェイサー」OP曲)

/ 飛蘭

 

 続いて登場した飛欄は凛とした張りのある歌声で「SERIOUS-AGE」を披露して会場中を魅了。アニサマ参加は前回から引き続いて2回目ではあるが、随所で観客を盛り上げる掛け合いを挟み、歌唱力だけではない、エンターテイナーとしての力を見せつけた。MCでは「みんなの笑顔を守りたい」と約束する飛蘭。「戦場に咲いた一輪の花 」ではそんな彼女の決意の強さを見せつけられるような迫力ある歌声を我々に届けてくれた。

 

 

 

 


・雨上がりのミライ(ゲーム「探偵オペラ ミルキィホームズ」 OP曲)

/ ミルキィホームズ

 

 ここからは同名アニメのヒロイン4人の声優で構成されたミルキィホームズの出番。神前暁×畑亜貴という名コンビで作られたキッチュで可愛らしい曲に合わせてキュートな振り付けのダンスを披露してくれた。会場中ではあちこちから「ハ~~~イ、ハ~~~イ、ハイ!、ハイ!、ハイ!」といった合いの手が入り、観客はノリノリで4人の歌とダンスを応援していた。

 

 

 

 

・恋華大乱(アニメ「真・恋姫†無双 ~乙女大乱~」OP曲)

・Flower

/ 奥井雅美

 

 1日目はJAM Projectとして参加した奥井雅美はこの2日目ではソロ名義として参加。アニサマ皆勤という肩書きは伊達ではなく、圧倒的な歌唱力と卓越したステージパフォーマンスでグイグイ観客の心を引っ張っていく。自身のアルバムからの楽曲である「Flower」は「アニサマで初めて歌うバラード」とのこと。ゆったりしたスローなメロディにのせた明るく前向きな歌詞は、聞く者の耳を通り抜けて心まで届いたことだろう。

 

 

 

 

・Arrival of Tears (アニメ「11 eyes」 OP曲)

・Angelic bright(ゲーム「ひぐらしのなく頃に絆 第四巻・絆」 ED曲)

/ 彩音

 

 続く彩音はヒットナンバーである2曲を激しいダンスと共に歌いきる。MCでのコメントによると、1曲目に歌った「Arrival of Tears」は去年彩音が歌った「Endless Tears…」の続編に当たる曲で、今回の大会のテーマである「evolution」にちなんでの選曲だという。

 

 

 

 

・Northern lights(アニメ「シャーマンキング」 OP曲)

/ 彩音、飛蘭

 

 と、ここで2曲歌い終わった彩音が「彩音もコラボさせてもらっていいですか?」と飛欄とのスペシャルコラボユニットを結成。しかもこのコラボユニットが歌うのはあの林原めぐみが歌った名曲「Northern lights」なのだ。2人が歌い上げるパワフルな「Northern lights」を前に観客は興奮の坩堝であった。

 

 

 

 

・トンドルベイビー(アニメ「あかほり外道アワーらぶげ」 ED曲)

・21世紀 

・勝利の女ネ申

/ 桃井はるこ

 

 「皆さーん! 桃井はるこでーす!」と会場内に響き渡る燃え……もとい萌えボイスとともに、モモーイこと我らが桃井はるこ参上。今日も彼女らしいピンクを基調としたサイケデリックな衣装に身を包み、彼女の持ち味であるポップでトゥーンな萌えソングを連発。大会のテーマである「evolution」を「前へ向かって前進していくこと」と解釈し、2曲目の「勝利の女ネ申」からはショルダーキーボードも使いこなし、前向きで明るい曲を観客に届けた。

 

 

 

 

 

・BELIEVE IN NEXUS / (アニメ「遊☆戯☆王5D's」 OP曲)

・Carry On(アニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」 挿入歌)

/ 遠藤正明

 

 奥井雅美同様、JAM Projectとして1日目に参加していた遠藤正明もソロ名義で連日参戦。前日もあれだけ熱唱しておきながら、そんな疲れなどを微塵もみせない熱い歌声は驚愕もの。今日も今日とて熱く吼える遠藤ボイスは健在であった。1曲目はストレートな熱血ソング「BELIEVE IN NEXUS」。2曲目は遠藤の中では珍しいバラード曲「Carry On」を披露してくれた。特に「Carry On」での魂を揺さぶられる熱い咆哮はまさに鳥肌モノ。ベテランの貫禄を十分に見せつけられたナンバーだった。

 

 

 

 

・薔薇獄乙女 (アニメ「ローゼンメイデンオーベルテューレ」 OP曲)

・刀と鞘(アニメ「刀語」 OP曲)

・亂世エロイカ (ゲーム「Fate/EXTRA」主題歌)

/ ALI PROJECT

 

 お次は雰囲気一転。ステージに現れたのは妖艶な花魁の格好をしたALI PROJECTのボーカル・宝野アリカ。ALI PROJECTの持ち味であるエキゾチックで独特な楽曲同様、MCでは独特のアリカワールドを展開し、「如何せん、カツラが重すぎて」とポロッとこぼすなど、要所要所で会場を和ませてくれた。とはいえ、いざ歌となればビシっと決めてくれるのは流石プロと言ったところ。

 

 

 

 

・ユニバーサル・バニー(劇場アニメ 「マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」挿入歌)

・愛は降る星のごとく (アニメ「最強武将伝 三国演義」 ED曲)

・Ready Go!(アニメ「オオカミさんと七人の仲間たち」 OP曲)

/ May'n

 

 自身の代表曲「ユニバーサル・バニー」とともに登場したMay'nは芯の通った力強い歌声を披露。オープニングで茅原美里と歌った「創聖のアクエリオン」同様、凛々しく歌うMay'nの姿はとても輝いて見えた。最後の「Ready Go! 」では疾走感のあるメロディに乗せて、自ら観客を盛り上げながら会場内のテンションをアゲアゲの状態に。

 

 

 

 

・おしえて A to Z / 田村ゆかり(B型H系 OP曲)

・Tiny Rainbow / 田村ゆかり魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE BATTLE OF ACES- ED曲)

・fancy baby doll / 田村ゆかり

・You & Me feat.motsu / 田村ゆかりfeat.motsu

 

 全国の田村ゆかりファンの皆さん、お待たせしました。我らがゆかりんが満を持して登場です。カワイイフリフリの衣装に身を包んだゆかりんを前に、歓声や嬌声をあげて応援する会場中のファンたち。女王ゆかり姫が作り出したゆかり王国が確かに、ここさいたまスーパーアリーナに存在した。そして、大人気の「You & Me」では大方の予想通り、音楽ユニット「m.o.v.e」のラッパーmotsuを迎えてのコラボが再び実現。ゆかりんに匹敵する歓声で迎えられたmotsuはキレのいいラップを披露して会場を大いに湧かせた。

 

 

・Shooting Star(アニメ「おねがい☆ティーチャー」 OP曲)

・Loop-the-Loop(アニメ「もっとTo LOVEる -とらぶる-」 OP曲)

・Re-sublimity(アニメ「神無月の巫女」 OP曲)

/ KOTOKO

 

 さて、ここで真打ちの水樹奈々登場か? と会場内が身構えていると、流れ出すイントロはKOTOKOの名曲「Shooting Star」。まさか?! と、ここでステージ上に現れた人物が挨拶をする。「こんばんわー!! KOTOKOでーす!!」うおー!! KOTOKO!!そう、ここに来てまさかまさかのシークレットゲスト、KOTOKOが登場! 嬉しいサプライズに、観客たちは大きな歓声でこの歌姫を迎える。

 

 音楽集団「I've sound」に所属する歌姫の1人がKOTOKOだ。かつてはPCゲームで名曲をいくつも歌ってきた彼女だが、2004年にはメジャーデビューも果たし、アニメソングも手がけるようになった。今回はシークレットゲストとしてアニサマ初参戦となる。2曲目の「Loop-the-Loop」は本邦初公開の完全新曲で、KOTOKOらしい元気一杯で前向きなポップナンバーであった。そのまま不動の名曲「Re-sublimity」を披露し、サビの部分は観客も一緒になって大合唱していた。

 

 実はKOTOKOはこのとき全国ツアーの真っ最中で、昨日までは青森でライブをやり、その足でこのさいたまスーパーアリーナへ駆けつけたとのこと。カツカツのスケジュールながら、歌やパフォーマンスにはそんな疲れなど微塵も感じさせないところが凄かった。

 

 

 

・Don't be long(劇場アニメ「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」 挿入歌)

・NEXT ARCADIA

・PHANTOM MINDS(劇場アニメ「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」 主題歌)

/ 水樹奈々


 プログラムも残すところあと僅か。トリを飾るのはアニソン界のトップランナー水樹奈々! 昨年は紅白出場も果たし、単なる声優アイドルという枠組みを飛び出しつつある歌姫がついに登場し、観客の「奈々ちゃぁぁああん!!」コールが一瞬でアリーナを埋め尽くす。「皆の心をひとつにして、夏の終わり、思いっきり締めくくるぞおおお!!」という水樹の叫びに応えるかのように、観客たちもヒートアップ。圧倒的な歌唱力で元気に歌う水樹の姿を前に、会場は最大の盛り上がりを見せた。

 

 

 

・UNCHAIN∞WORLD(ゲーム「無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ」 OP曲)

/ 水樹奈々、奥井雅美

 

 そして最後の1曲は水樹奈々×奥井雅美というビッグネームのコラボによる「UNCHAIN∞WORLD」だ。極上のデュエットによる熱唱は会場内に響き渡り、2日目最後のプログラムは幕を閉じた。

 

 

 

 

-アンコール-

・Generation-A (アニサマ2007 テーマソング)

・evolution ~for beloved one~ (アニサマ2010 テーマソング)

/ アニサマ2010出演アーティスト

 

 アンコールは出演者たちによるテーマソングの大合唱から始まり、1日目同様出演者一人一人がステージを廻りながら観客にお別れの挨拶をしてくれた。最後は全員で手を繋ぎ、万歳三唱でこのアニサマ2010は終了となった。プログラムが終了後に「アニサマサイコー!!」のコールがどこからともなく湧いていたのが印象的であった。

 

 

 

 

 こうして2日間に渡った熱くて長い祭典も、つつがなく終了。夏の暑さなんて軽く吹き飛ばせる実に熱いお祭りであった。この2日間で合計10時間超のライブとなったが、やはり生の歌の迫力というものを思い知らされた次第。豪華アーティストたちがアニソンと共に作ってくれた最高の2日間は、間違いなくこの夏最高の思い出となった。

 

 帰り支度をしているとスクリーンには「See you next year!!」「アニサマ2011」の文字が表示され、来年にも再びこの祭典が開催されることが約束された。次回もきっと楽しくて熱い、最高のライブとなることだろう。興味が湧いた方は是非とも参加してみることをオススメする。日本が世界に誇れる文化、アニソンの凄さ、素晴らしさをきっと体感できるはずだ。

 

 

 

1日目の模様はこちら

 

 

★アニサマ2010公式サイト

 

文・取材 下畑典明(An-EDITOR.)

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