2010年 9月 9日
救急の日で看護学生が一日救急隊員
9月9日は救急の日です。岡山市の消防署では看護師を目指す学生たちが救急隊員の仕事を体験しました。これは、将来医療現場で働く学生たちに救急隊員の仕事を知ってもらおうと岡山市の南消防署が行ったものです。看護専門学校の1年生44人が参加し、患者を担架に固定する方法などを学びました。岡山市消防局によりますと去年1年間の救急車の出動件数は約2万5000件で、このうち半数以上が軽症患者への対応でした。消防局では「安易な救急要請は重症患者への対応の遅れになるため必要な要請かどうかよく考えて欲しい」と話していました。

新内海ダム収用裁決取り消し求め提訴
香川県小豆島町の内海ダムの再開発問題で建設に反対する住民グループが提訴です。香川県収用委員会が土地の強制収用を認めた裁決の取り消しを求め、高松地方裁判所に提訴しました。新しい内海ダムはダム本体をつくるためのコンクリートが流し込まれ、すでに工事が本格化していて収用委員会の裁決では今年11月22日までに土地の明け渡しを求めています。

支援米の稲刈り
食糧難で苦しむカンボジアの子供たちに自分たちが作った米を食べてもらおうと9日津山市の小学生が稲刈りをしました。この支援米は食糧難に苦しむカンボジアの子供たちに贈ろうと津山市の高野小学校の児童が地元の農家の人たちと14年前から栽培しているものです。稲刈りには2年生と5年生約150人が参加しました。子供たちは鎌を手に田んぼに入り農家の人たちの指導でたわわに実ったキヌヒカリの稲を手際よく刈っていきました。今年は去年並みの約700キロが収穫できる見込みで収穫した米は国連の機関を通じてカンボジアの子供たちへ送られます。

旧深柢小跡地に総合病院新設求め要望
岡山市の旧深柢小学校の跡地利用を巡り、地元の商店街連盟が総合病院の建設を9日、市に要望しました。岡山市表町商店街連盟の大開博之理事長ら3人が読谷山洋司副市長に要望書を提出しました。要望では、市中心部の榊原病院や市民病院の移転が決まり、老朽化が進む川崎病院も今の場所での建て替えは現実的に不可能とした上で、医療サービスの空洞化を生み出さないため、病院の建設が必要としています。2005年に閉校した旧深柢小学校の跡地利用を巡っては、地元町内会の間で意見が分かれていて、8日には深柢地区連合町内会が教育施設や災害時の避難場所として活用するよう、市に要望しています。読谷山副市長は「市全体の活性化の視点から慎重に検討したい」と述べました。