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日清食品がテレビコマーシャルの撮影を長野県北アルプス槍ケ岳で行った際、一部の登山者に迷惑をかけたとして、カップラーメン「日清ラ王」のCMを自粛したことが9日、分かった。同社は8日にホームページ上で「登山者の皆様には、事前の説明不足から予定の変更等、大変なご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫(わ)び申し上げます」と謝罪している。CMは9日から放送予定だったが、別のCMを撮影しているという。
日清によると、8月3日、槍ケ岳頂上で男性タレントが「ラ王」を食べるシーンを撮影。撮影前には、環境省の松本自然環境事務所が広告代理店に対し、夏山シーズンで混雑することを理由に撮影自粛を要請していたが、撮影はそのまま行われた。
頂上付近での撮影では、スタッフらが約30分間にわたって、一般登山者に「撮影用のヘリが飛んでくるので登頂を控えてほしい」と足止めしたという。その後、撮影場所にいた登山者が朝日新聞に「山頂の私物化に憤りを覚える」「待たされたことで予定が変わってしまった」などと投書したことで、ネット上などで撮影方法への批判が集中した。
日清には、電話などで約40件の苦情が殺到。同社は「広告代理店から自粛要請の話が伝わってこなかった。今後は撮影の詳細をチェックするなど再発防止に努めたい」としている。8日には、ホームページに「弊社商品のCM撮影に関するお詫び」と題し、一連の経緯を説明。CMを撮り直ししていることを明らかにした。
「ラ王」は1992年秋、主流だった乾麺(めん)ではなく、生タイプの麺を採用した。CMでは、96年にサッカー日本代表の前園真聖と中田英寿が共演。98年には、俳優の椎名桔平が全裸でラ王を食べるシーンが話題を呼んだ。
しかし同じ生麺タイプのライバル商品が増加。年々販売量が落ちたため、日清は7月に初代ラ王の生産終了を宣言。9月からは「生タイプ麺より生麺に近い」という「次世代ノンフライ麺」を使用した2代目ラ王の販売を開始した。
問題となったCMは9日から放送予定だったが、いきなり発売開始からつまずいた形だ。
(2010年9月10日06時01分 スポーツ報知)
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