ぱふぇ『堕天使たちの狂詩曲』
“濡れるッ!”発言に全て持ってかれましたな!あと、最初の方の濡れ透けブラを恥ずかしがる冴子さんもなかなか可愛らしいトコ。細かい演技の上手さは流石沢城さんと思うところです。
さて本日は、ぱふぇ先生の『堕天使たちの狂詩曲』(キルタイムコミュニケーション)のへたレビューです。なお、先生の前単行本『SisLove』(コアマガジン)のへたレビュー等もよろしければ併せてご参照下さい。
気高い戦闘ヒロインが悪の罠に捕えられて被虐の快楽に堕ちていくという、正調キルタイム式エロが楽しめる1冊となっています。
なお、同社から出版されている『堕天使たちの鎮魂歌』に連なるヒロイン凌辱劇!と裏帯にありますが、話のつながりがある作品は特にないので、今単行本から読んでも何ら問題はありません。
1話・作当りのページ数は20〜26P(平均21P)と標準的なボリュームで推移しています。お話としての読み応えはやや弱めですが、シチュエーションの確固とした形成力がある作劇であり、その分エロの満足感が高まっているのは作品構築における美点と言えるでしょう。
【キルタイム系伝統のファンタジー系戦闘ヒロイン凌辱劇】
同じ二次元ドリームコミックスレーベルでの前単行本『悪魔に捧げる交響曲』(同社刊)は、長編で単行本を構成していましたが、今回はそれよりも小粒な作品群で固めています。
しかしながら、作風に大きな変化はなく、これぞキルタイム伝統のエロ!と言える戦闘ヒロイン凌辱劇を展開しています。
悪の敵対勢力に対して強力な戦闘能力を誇り、気高い性格で凛と輝くヒロイン達が、悪漢達の姦計や卑怯なやり口、状況を逆転させる道具などによって、調教凌辱へと絡め取られていく流れにはしっかりとした安定感があります。
また、エロシチュとしては凌辱要素が濃いながらも、魔法少女が人質を取られて触手モンスターにご奉仕を強調されるも相手の精を吸い尽くして逆転勝利→コミカルオチといった、比較的ライトで明るい作品も2作程存在しており、箸休めとして程良く機能しています。とは言え、エロの内容や濃度そのものは変わりませんよ。
全体的に話としてのオチにパンチが不足しており、エロの強い盛り上がりと凌辱調教劇としての盛り上がりが必ずしも比例していないのは、読書感をルーズなものにしていますが、抜き物件として即効性が優先された作劇とも言えるでしょう。
【たわわな球形巨乳をお持ちの綺麗なお姉さんヒロインズ】
短編「搾乳隷姫エステル」に登場する敗戦国のお姫様を除けば、アンリアル/二次ドリ系らしく退魔師だったり、木刀を振るう風紀委員であったり、ヴァルキリーであったりと各種の戦闘美少女が登場しています。
年齢的にはハイティーン〜20代半ば程度+人外なので年齢不詳といった層のヒロイン達ですが、凛然とした強さや気高さを持つ綺麗なお姉さんとしてのキャラ造形が為されており、このジャンルの定石として快楽に屈従した浅ましい姿との対比でエロティックさを形成させるタイプ。
学校の制服の上に新撰組ライクな羽織を重ね着して鉢巻を巻いている風紀委員ガールや(短編「学園幕末記」)、作中でも「何年前のデザインよ」とメタ的にツッコミを入れられているビキニアーマー(短編「ローラサーガ〜英雄伝説の終焉〜」)、魔法少女のフリルたっぷりなネコ耳メイドチック衣装(短編「魔法メイドさくら」)など、“いかにも”なコスチュームが多いのも楽しい要素です。
また、ロープや触手による緊縛によって、その巨乳を目立たせたり、パイズリや乳揉みなどの描写によっておその柔らかい質感を強調したり、作品によっては先端からミルクが服出したりと、おっぱい関連の描写は潤沢に用意されています。
シャープで直線的な描線を基調とする美少女絵柄は、最先端のソレとはやや異なるオールドスクール寄りのタイプではあり、多少好みは分かれるでしょう。とは言え、キャリア相応の絵柄の安定感はあり、表紙絵と同じクオリティで単行本通して安定しているので、ジャケ買いしても何ら問題は無いでしょう。
【小ゴマ・引き絵に難あれどパワフルに過激に押しまくる濡れ場】
いわば“定石”をしっかりと踏襲する作品構築であるため、エロシーンへの導入はスムーズであり、またそこからのエロ展開も徐々にヒロインを深みへと追い込んでいく粘り腰具合を大いに発揮。
序盤こそ悪漢達の性行為に対して羞恥を嫌悪を覚え、相手を糾弾し挑発する言葉を放っていた“強いヒロイン”達が、ねちっこい責めや快楽を増すためのギミックなどの前にその精神を徐々に侵犯されていき、エロ展開終盤にはハートマーク付きの嬌声を叫ぶ存在へと堕ちていく流れは流石に盤石です。
また、ラストまでヒロインの精神的抵抗が完全に消失するわけでなく、自身の状況に当惑し、性感の快楽を拒否しようとしながらも、数多の肉棒や触手に蹂躙された肢体が最早言うことを効かなくなっているというヒロインの状況が、サディスティックな煽情性を大きく高めています。
上述した通りに柔らか巨乳への執拗な攻め方も特徴的ですが、触手などのファンタジーエロのギミックを存分に投入できるため、単純な強姦・調教モノではなく、恥辱責めや触手エロといったシチュエーション、および髪コキや搾乳、アナル関連、獣姦といったプレイの内容は、それぞれ結構豊富で飽きさせないエロ展開になっているのは◎。
大ゴマをメインに切り出しつつ、そのコマの周りに各エロパーツの状況を小ゴマで描いて添付するスタイルは、各エロ演出と併せて視覚的な情報量を増していますが、これらの小ゴマが画として中途半端で、ページの雑然とした印象にもつながっているのはエロ作画上の小さくない減点材料と個人的には思います。
ただ、各エロシーンにおいて、ぶっかけも中出しも両方用意するサービス精神豊かな多回戦エロは十分にパワフルであり、抜き物件として安心してお勧めできる1冊でもあります。
作劇・作画共に、安定感と独特のラフさが同時に存在している印象なのですが、戦闘ヒロイン凌辱エロとしてのスタイルがしっかりと固まっているので、即効性のある抜きツールとしての利便性は十分に高いと言えます。
個人的には、気位の高い美貌のお姫様があぶらぎった中年男性とそれに寄生する触手生物に嬲られる短編「搾乳隷姫エステル」と、お気楽コメディではありながらエロの濃さは他の作品と同等な短編「魔法メイドさくら」が特にお気に入りでございます。
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