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石井、柔道復帰仰天プラン!米代表で五輪

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 柔道の08年北京五輪男子100キロ超級金メダリストで格闘家の石井慧(23=アイダッシュ)が9日、柔道で米国代表入りを狙う考えを明かした。今後、総合格闘技で米国進出を目指す際、外国人永住権や市民権が必要と判断。米国に貢献していることを証明するため、柔道で同国代表になる“秘策”を用意しているという。16年リオデジャネイロ五輪出場にも意欲を見せており、今後の動きから目が離せない。

 修行先のロサンゼルスから約2カ月ぶりに帰国した石井から“柔道界復帰宣言”が飛び出した。「今後、総合をやるためには米国人になるしかない。知り合いに聞いたら、グリーンカード(外国人永住権)や市民権を取るために自分は柔道で貢献できると思う。プロでも柔道大会に出られるし、リオ(五輪)に行きたい」。永住権取得条件の一つとして「米国に貢献できる特殊技能や才能を保持すること」があり、柔道で米国代表になることが、それにあてはまるという。しかも、復帰するなら再び五輪を狙うというのが石井らしい。

 柔道界復帰は、あくまで総合格闘家としてUFCなど米国の団体に参戦するための手段だ。ビザ取得のため日本に一時帰国することなく米国でじっくり練習に取り組むことができるメリットは大きい。「米国の柔道のレベルは高くない。引退した選手が今、全米王者になっている」と言うように、五輪で金メダルを獲得した石井なら米国代表入りも難しくはない。事実、ロス滞在中には天理大の柔道部の合宿に参加。練習に訪れていた現在の全米王者に「あっさりと勝ちました」という。

 五輪憲章では、一度五輪に出場した選手も最後に代表となってから3年が経過すれば、新たな国・地域の代表として再び五輪出場が可能。出身国のオリンピック委員会の承認を得れば、期間短縮も可能だ。他の競技と同様、柔道でも国籍を変更する選手は欧州を中心に多く、日本でも現在UFCで活躍する秋山成勲(35=クラウド秋山道場)が、韓国連盟の許可を得て日本国籍を取得。02年釜山アジア大会81キロ級で金メダルを獲った例がある。

 柔道復帰の際は100キロ超級で出場予定。「種目は違うが、自分は総合で研ぎ澄まされた感覚がありますから。メダルも金を獲っちゃうし、フランスのリネールと決着をつけますよ」と、この日世界選手権の同級で3連覇を果たしたリネールに早くも挑戦状を叩きつけた。練習拠点をハワイからロスに移した男は「次は“SATOSHI ISHII”で金を獲りますよ」と、最後まで石井節をさく裂させていた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年09月10日 ]

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