日ロ首脳の信頼で解決を 領土問題めぐり鳩山氏【モスクワ共同】民主党の鳩山由紀夫前首相は9日午後(日本時間同日夜)、訪問先のモスクワで講演し、北方領土問題について「日本とロシアの首脳が信頼を醸成し共感を得られれば、おのずと解決の道を歩むことができる」と述べ、進展に期待感を示した。 日本側の政権交代後の両国関係に関し「必ずしも活発になっていないが、真の友好国だと民主党政権は考えている」と指摘。具体的な取り組みとして「できるだけ早いうちに民主党と最大与党『統一ロシア』の間で議員交流を具体的に進めていきたい」と提案した。 同時に「日ロが経済・政治・文化の3頭立ての『トロイカ』を走らせることで、両国間の問題を解決できると確信している」と主張。先端技術、エネルギー、シベリア開発などの分野を例に挙げ、「日本が果たすべき役割がある。積極的に協力すべきだ」と強調した。 鳩山氏は10日、モスクワ北東のヤロスラブリで開かれる政策フォーラムに菅直人首相の特使として出席。メドベージェフ・ロシア大統領と会談する。 【共同通信】
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