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【ゴルフ】遼&薗田で韓倒だ 日韓対抗初日にペア結成2010年9月9日 紙面から
【済州島(韓国)寺西雅広】杉並学院コンビで韓国撃破だ! 10日に当地のヘビチCC(7147ヤード、パー72)で開幕する日韓対抗戦の初日フォアサムの組み合わせが8日、発表され、石川遼(18)=パナソニック=と杉並学院高の先輩・薗田峻輔(20)がペアを組むことが決まった。ジュニア時代から何度も対戦し、前週のフジサンケイ・クラシックでもプレーオフで名勝負を演じた2人だが、ペアは初めて。日本の“王子”と“王様”が手を組み、韓国の強敵に挑む。 昨日の敵は今日の友だ。フジサンケイ・クラシックで死闘を演じてから3日。難敵・韓国撃破へ、日本ツアーで競い合うプリンスとキングが手を組んだ。 「僕にとって、一番リラックスできる組み合わせだと思います。キャプテンの意向に従います」 発表された組み合わせに、思わず遼が顔をほころばせた。ペアリングはすべて青木功団長の指名。もともと反対する理由などあるはずもないが、それが先輩・薗田ならなおさらだ。もちろん、2歳上の王様ももろ手を挙げて歓迎する。 「このメンバーの中で、最も遼とチームワークを出せるのが僕だと思う。ペアを組んだ記憶はないけど、きっと本来の力を出せる」。遼が小4の時に初めて対面して以来、常に好敵手として高め合ってきた2人。今季もプレーオフを除いてツアーで4度同組になっており、その強さはともに肌で感じている。 この日に現地入りした2人は、雨もあってコースには出ず。代わりに関係者らと一緒に約1時間、フットサルで汗を流した。示し合わせていたように赤いシャツを着ていた2人は同じチームとなり連戦連勝。薗田も「2人のホットライン? いいんじゃないですか」と笑みを浮かべる。 日本代表10人中、最も若い2人で組む初日。薗田が「僕らの役割は若さで盛り上げること」と言い切れば、遼も頼もしく「先週優勝しているし、状態はいい。不安という不安はない」。今、ノリに乗っている“遼・峻”ペア。18歳と20歳の爆発力が、JAPAN全体を波に乗せる。
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