Bs・T-岡田“離脱”左太もも裏に激痛、きょう検査
2回、T−岡田は右翼線にヒットを放ち、二塁へ滑り込むもタッチアウト。左太もも裏を押さえ、負傷退場 |
<オリックス6−2ロッテ>オリックスの勝利の儀式に大事な1ピースが欠けていた。本塁打王を独走中のT−岡田がアクシデントに見舞われたのは2点を追う2回。右越えの安打を放ち、一塁を回って二塁へ向かっている時だった。左太もも裏に激痛が走り、ペースダウン。何とか二塁へスライディングし、タッチアウトを宣告されたが、すぐには動けなかった。
トレーナーの肩を借りて、左足を引きずりながらベンチに下がり、そのまま交代。試合後、井筒チーフトレーナーが「ちょっとやっちゃったかなという感じです。肉離れ?可能性は高いです」と左太もも裏の肉離れの可能性を示唆した。
先制点を奪われた上に大砲を欠くピンチでも、カブレラが勝ち越しの2ランや坂口の2点2塁打などで効果的に得点。連勝し、3位・ロッテに2・5ゲーム差と迫った。逆転CS出場へ、これから迎える正念場に「次の3つは総力戦よ」と岡田監督は追撃姿勢を強調する。だからこそ、T−岡田の不在は響く。
試合後、患部をかばうようにゆっくりと歩いて車に乗り込んだ主砲は「痛いのは痛いけれど、あすの状態次第です」と沈痛な表情で打ち明けた。「2、3日様子を見て動ければいいんですが。普通であれば、抹消、10日以上はかかる」と井筒チーフトレーナー。きょう9日に病院で検査を受けてから最終決断を下すが、登録抹消はしなくても、代打など出場が限定されるのは確実。大逆転のシナリオを描くには、あまりにも大きな痛手を負った。
試合結果
[ 2010年9月9日付 ]
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