代表選“地方票”は菅首相が「優勢」
民主党代表選挙で3度目となる街頭演説会が9日午後、札幌で行われました。
「この選挙が終われば小沢さんとも、これまで通りしっかり手を握って全力をあげてがんばりぬく」(菅 直人 首相)
「決断した以上、本当に政治生命はおろか、自分の一命もかけてお約束を必ず守ります」(小沢一郎 前幹事長)
地方議員と党員・サポーターの郵便による投票は11日が締切。選挙で3分の1の比重を占めるこれらの票がどう動くのか、JNNの取材でその情勢が明らかになりました。
JNNは地方議員と党員・サポーターらの郵便による投票が11日に締め切られるのを前に県連などへの取材をもとに情勢を調べました。
まず、地方議員票では大半の都道府県で菅氏が優勢で、およそ1300人が菅氏を支持。小沢氏支持はおよそ800人に留まりました。この結果、ドント式で割り振られる100ポイントのうち6割あまりを菅氏が獲得する勢いです。
一方、党員・サポーター票は衆議院小選挙区の300の区域ごとに勝者に1ポイント与えられますが、こちらも菅氏がおよそ200の区で優勢、小沢氏の優勢はおよそ90に留まりました。
態度が不明な地方議員や情勢が互角な区もまだ残っていますが、現時点での取材結果を総合すると、地方議員と党員・サポーター票では菅氏がおよそ260ポイントを獲得する勢いで、およそ130ポイントの小沢氏をダブルスコアで引き離しています。
そして、1人2ポイントを持つ国会議員票ですが、JNNの調べでは菅氏がこれまでに固めたのは169人、小沢氏は181人です。これを2倍して加えると菅氏は過半数まであと14ポイント程度に迫っています。
一方、小沢氏が逆転するにはあと120ポイント程度、国会議員の数にして60人程度が必要ということになります。
未だ態度を明らかにしていない議員は61人。終盤にかけて情勢が変わる可能性もあり、双方の陣営は票固めや切り崩しに向け、14日の投票直前まで激しい選挙戦を展開することになりそうです。(09日16:19)
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