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既存の映画を低コストで3D上映 富士フイルムが提供開始

 富士フイルムは9日、既存のフィルム映写機に専用レンズを装着することで、3次元立体(3D)映画を上映できるシステムの提供を始めた、と発表した。通常のデジタル方式のシステムに比べ、低コストで3D映画を上映できるという。

 提供するシステムは米テクニカラー社が開発し、富士フイルムが販売代理店契約を結んだ。使用するフィルムは1コマに左目用と右目用の二つの画像を焼き付けてあり、専用レンズで映写すると、観客は3Dメガネで立体映像を楽しめる。

 富士フイルムは劇場に専用レンズを有料で貸し出す。レンタル料は上映本数などで異なるが、初年度は最低で100万円強。劇場側は、ほかに標準的な大きさで約100万円のスクリーンなどを用意する必要がある。

 デジタルのシステムは初期投資として、プロジェクターなどの導入で約1千万円かかるという。現在、国内の3D対応のスクリーン数は全体の15%に当たる約500にとどまる。一層の普及には導入費用の低減が課題と指摘されている。

 問い合わせは富士フイルムイメージング事業部、電話03(3406)2338。

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