2010年05月
2010年05月31日
乗船開始でスタートダッシュ RUMIの船旅シリーズ6
部屋は自分が利用する部屋なら確実に撮影ができますが、他の部屋は他人の部屋であるため撮影ができません。個室は当然、無理、でも相部屋の方なら鍵さえ開いていれば誰もまだ入っていなければ撮影が可能なのです。
なので、誰もまだ部屋に入らないうちに撮影しておきたいので、乗船開始前から乗船口に並ぶことがよくあります。スタートダッシュが重要なのです。
が、これは初めて乗船する船のみの話であり、すでに撮影済みの船の場合はゆっくり乗船をすることがあります。ギリギリまで観光をして、もしくは仕事をして、出港近くになってから乗船する場合もあります。
乗船後、受付をさっさと終わらせ、すぐ部屋に行き、荷物を置いてカメラだけ持ってあちこち船内へ行きます。
まず最初に行く場所は「共同風呂(女子)」です。
最も人が先に入るのは相部屋の方ですが、共同風呂の方が撮影が難しいです。乗船後、荷物を部屋に置いてすぐにお風呂へ向かう人がいるため、先に相部屋の方を撮影してしまうとすでに人がいることもありますので、こちらを先に撮影します。人が入っている状態でカメラを持っていると、なんかものすごく怪しく見られますからね。絶対に、確実に人がいない時間に狙いたいです。
もし人がすでに入っている場合、これがすっごく恥ずかしいの・・・1回だけですが、先入りした人が服を脱いでいる最中だったので、「すみません、風呂だけ撮りますので・・・」という感じで撮影したことがあります。もちろんこの日は脱衣所の撮影を断念しました。
女子風呂なら乗船後にすぐ人がいることが少ないので比較的やりやすいですが、一方、男子風呂の場合はすでにトラックドライバーが入っていることが多くあるので、風呂撮影をしている男性の話によれば、大変、難しいとのことです。だからって、男性の人が誰も入っていない女子風呂の方を撮影するのはダメですよ。
次に行くのは2等や寝台クラス。これは誰もまだ人が入っていない部屋を狙います。
特に狙い目なのは団体が利用する部屋です。団体は一般客より後に乗船することが多いので、まだ人が入っていない状態がよくあります。
ただし、団体客がいない場合は、ほとんどの部屋に人が入っているため、撮影を断念することがあります。寝台の場合は人が入っていても、誰もいなそうな区画を狙って撮影する場合もあります。
写真は、太平洋フェリー「きそ」の女子風呂。これは乗船時に撮影したものではありません。名古屋〜仙台の場合、14時から15時ぐらいまでが狙い目です。すれ違いやエントランスでのミニ演奏会などイベントがあるためか、風呂には誰もいないことが多く、貸切状態で入浴したい人にとっては穴場の時間帯です。
2010年05月30日
乗船受付では? RUMIの船旅シリーズ5
このフネログでは、あまり乗船受付の相手の態度などについては書きません。いいことがあれば書くことがありますが、極端にチェックはしていませんし、もし悪いことがあったとしてもここでは書きません。(と、いうか、悪いことなんて1度もありません。例えば、態度が悪いとか、受付が遅いとか)
初めて来たフェリーターミナルやまだ写真を撮ってない場合は、建物の外見はもちろん、受付や待合所など、あちこちの写真を撮ることがあります。これはあくまでも資料であり、ブログに載せたり、いずれはターミナルの紹介として写真を整理してサイトの方でやりたいと思っています。(←やらなそう・・・)
また、写真を撮ることによって、客数がどれくらいだったのか?建物はどんな感じなのかを思い出すことができるので、ブログにも大変、役立てています。
けど、最近はターミナル内を撮影することが少なくなったなー。
もう1つ、乗船時にやることは、船体の撮影です。
船に乗っていれば当然、船は撮れません。乗る予定の船を撮影するにはターミナルで撮影するしかありません。一番の理想は、船が到着するところであり、この場合はかなり早めにターミナルに到着をするようにしています。撮影場所は立ち入り禁止区域でないところ、入港作業の邪魔にはならないようにすること、できれば対岸やターミナルから離れたところがいいですね。
到着から出港まで、港に停泊している時間が非常に長い場合は到着シーンの撮影ができないため、この場合は仕方ないので泊まっている状態を撮影するしかありません。対岸へ行けるなら対岸で撮影し、対岸へ行けなかったり、もしくは対岸がない場合は船首の方まで行って撮影をします。このときトラックなど行き来していますので、気をつけながら移動しなければなりません。もちろん立ち入り禁止区域はダメです。
大洗夜便や新日本海の関西航路の場合、港にいる時間帯がすべて真っ暗なので撮影が難しく、解像度を高めたり、シャッタースピードを早くしたり、いろいろと調整しながら撮影をします。もちろんノーフラッシュ。こんな撮影をする場合、コンパクトカメラや携帯電話のカメラでは難しいので、お荷物にはなりますが、一眼レフカメラがとても便利です。
写真は、新日本海フェリーの秋田港のターミナル。建物内のデザインが好きです。
2010年05月29日
ターミナルまでの道のりは RUMIの船旅シリーズ4
フネログでは、ターミナルまでの道のりを書くことがよくありますよね。素直に行く場合よりも、遠回りをした場合の方がよく話をします。私としては、時間に余裕があるならば、ターミナルまでの道のりも楽しんでおきたいと思っているのです。(費用節約もありますが)
例えば、ターミナルまでの間にこんなスポットがあるとか、ここの電車は景色がきれいだとか、船旅だけではなく、いろんな楽しみ方があります。
素直に行った場合も重要です。と、いうか、船の情報としては、こっちの方が欲しいかな?
どんな電車に乗れば乗船時間に丁度良く到着できるとか、船を下りた後はこの電車が良いとか、車の場合なら、あのインターで下りれば近いとか、このルートなら渋滞を避けることができるとか、これは知っておきたいですよね。何かいいことがあれば、どんどんと紹介をしたいです。
特に乗船時に接続できるバス・・・うーん、これはあまり紹介していないな・・・だって、ターミナルまで向かうときタクシーを使うことが多いので、接続バスの話ができません。でも、普通の人ならバスの方が安くて便利なので重要ですよね・・・接続バスの説明が不十分で申し訳ございません。
今後は徒歩で乗船する際には、事前に接続バスをきっちり調べ、ブログでも伝えたいと思います。
写真は、ターミナルへの道のり? いったいどこのターミナルへと向かうのだ??
2010年05月28日
口蹄疫を守るには? フェリーはどうする?
宮崎カーフェリーの公式サイトを見ると、フェリーの乗船の際にマットを踏んで車や人を消毒するというのが書かれていました。
そのマットってどんなものだろうと疑問ですね。ただ踏むだけで消毒ができるなんて、不思議に思います。
そして、今日、このようなニュースを見かけました。このような対策は宮崎だけではありません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100528-00000252-mailo-l36
オーシャン東九フェリーでも新門司港で行われているようです。
消毒液を染み込ませたマットを通過させるだけで消毒ができる、らしいです。そこから消毒が分散されるのかよくわかりませんが・・・。
他の九州のフェリーも同じように対策が取られているかもしれません。
ところで、フェリーを使わずに本州へ渡る車は消毒されるのでしょうか? また、人がフェリー以外で移動する場合、口蹄疫が広まるのでしょうか?
口蹄疫とは、人や鳥、虫など、感染しない生き物に付着しても、それが牛など家畜に近づけば感染する恐れがあります。なので、もし付着しているものが感染地域以外を通過したら、感染が広まる可能性もあるのです。
フェリーは対策をしていても、他の交通機関はどうなのでしょうか? 道路のあちこちに同じマットが敷かれているのでしょうか? 電車の改札口でも同じようなマットが敷かれているのか? そこまでしないといけないかもしれません。(これって過剰反応しすぎ?)
口蹄疫ネタで、宮崎県内の種牛を何頭か避難させるために、フェリーに乗せて喜界島へと運びましたね。この際には慎重にトラックで運び、いろいろと警戒をしていたようです。
なんとか感染をせずに、また宮崎では口蹄疫が治まるように、そして避難した種牛たちが無事に宮崎に戻れるように祈っています。
写真は、宮崎カーフェリーの「みやざきエキスプレス」
2010年05月27日
瀬戸内国際芸術祭 7つの離島航路乗り放題
先週の土曜日だったかな?
朝のニュースで外国人が観光としてよく行くスポットを紹介していた中で、瀬戸内海の島「直島」が今、外国人で賑わっているとのことです。島内にはあちこち芸術品があり、外国人に魅力が注がれて人気が出ているようです。
そして、7月19日〜10月31日の期間で、直島を含み、瀬戸内海国際芸術祭が行われていることになっています。このブームからすると、より外国人が訪れることになりそうですね。
しかもその期間中は2日間の離島航路の乗り放題切符があり、大人3500円、子供1750円、宇野から高松の間の7つの島で、対象となるのが、直島(なおしま)、豊島(てしま。東京の豊島区ではない)、女木島(めぎじま)、男木島(おぎじま)、小豆島、大島、犬島。ただし、宇野から高松までの直行は含まれていません。徒歩の乗船のみで、フェリーも高速船もどちらも利用できます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000239-mailo-l33
この機会に、瀬戸内海のクルーズをしてみたい人はいかがでしょうか? クルーズだけではなく、各島の観光、もちろん芸術祭なんだから芸術品を見たり、楽しんではどうでしょうか?
私は瀬戸内海の短距離航路や離島航路をあまり乗っていませんので、この機会に是非とも利用してみたいですね。芸術品を見るのも好きだし、瀬戸内海の島々の文化もいろいろと見てみたいです。期間は長いことだし、いつしか行ってみようかな?
朝のニュースで外国人が観光としてよく行くスポットを紹介していた中で、瀬戸内海の島「直島」が今、外国人で賑わっているとのことです。島内にはあちこち芸術品があり、外国人に魅力が注がれて人気が出ているようです。
そして、7月19日〜10月31日の期間で、直島を含み、瀬戸内海国際芸術祭が行われていることになっています。このブームからすると、より外国人が訪れることになりそうですね。
しかもその期間中は2日間の離島航路の乗り放題切符があり、大人3500円、子供1750円、宇野から高松の間の7つの島で、対象となるのが、直島(なおしま)、豊島(てしま。東京の豊島区ではない)、女木島(めぎじま)、男木島(おぎじま)、小豆島、大島、犬島。ただし、宇野から高松までの直行は含まれていません。徒歩の乗船のみで、フェリーも高速船もどちらも利用できます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100527-00000239-mailo-l33
この機会に、瀬戸内海のクルーズをしてみたい人はいかがでしょうか? クルーズだけではなく、各島の観光、もちろん芸術祭なんだから芸術品を見たり、楽しんではどうでしょうか?
私は瀬戸内海の短距離航路や離島航路をあまり乗っていませんので、この機会に是非とも利用してみたいですね。芸術品を見るのも好きだし、瀬戸内海の島々の文化もいろいろと見てみたいです。期間は長いことだし、いつしか行ってみようかな?
2010年05月26日
必ず持って行くもの RUMIの船旅シリーズ3
お金
着替え
タオル
アメニティセット(歯ブラシなど)
酔い止め薬
暇つぶしグッズ(携帯ゲームなど)
携帯電話などの充電器
レストランがない場合は食べ物
これは普通ですね。
普通じゃないものとすれば・・・
一眼レフカメラ
レンズ
景色、船体を撮るのはもちろん、ブログの資料として船内の撮影をします。(いずれサイトとして写真をまとめたいのですが)
また、写真を撮ることにより、何が行われたのか時間まで思い出すことができるのです。
コンパクトカメラの方が持ち運びが楽だと思いますが、船内撮影や夜間の撮影は暗くてコンパクトカメラの機能ではうまく撮影できないため、シャッタースピードや解像度など設定に融通が利く一眼レフを利用しています。ちなみにコンパクトカメラでもフラッシュをすればどうにかなりますが、反射したり、そのものの色が出なかったりしますので、基本、フラッシュなしで撮影をしています。(写真:新日本海フェリー「すずらん」より。新日本海フェリーの洋室は比較的、暗く、フラッシュなしで撮影するとちょっと黄色がかっている。実際もこの色)
スタンプ用のノート
これは記録ですね。ブログにはいっさい関係ないですが、初めて乗船する船ではスタンプを押しています。
他に、携帯用エア枕(箱枕が苦手なため)、携帯スリッパ(船内での移動に便利)などを用意しています。
ブログで出来事を書くためにノートやメモ用紙を用意しているのでは?と思われますが、実はメモするためのモノを持ち歩きません。こまかくチェックしているわけでもないし、写真を撮れば思い出せますし、記憶力も比較的良く、そこまでする必要はありません。船内でメモしていると返って違和感を感じます。
私はただ普通に船旅をして、そのままをブログに書いていますので、あからさまに取材をするような行為はいっさいしません。すべてが写真と記憶だけなのです。
2010年05月25日
船旅だけでは終わらせない RUMIの船旅シリーズ2
例えば、島へ行った場合、次の船が来るまで乗り場でずっと待機するのではなく、できるだけ観光するようにはしています。(場合によっては滞在時間が短くなる場合もありますが)
四国だったらうどんを食べに行ったり、九州だったら温泉に行ったりなど、船旅だけが目的だとはしません。
船に乗って終わり、では自分にとって許されないのです。
なぜなら、定期航路はあくまでも交通機関でもあり、現地で何か観光やグルメなど楽しんで、船と現地での観光を結びつけるためです。もちろん、せっかくここに来たんだからついでに観光しようよ!というのもありますけどね。
船旅は船で楽しむだけではありません。現地で楽しむのも船旅の1つでもあるかと思います。
例えば、こんなことも思いつきます。
旭山動物園(写真)へ行くには、できるだけ早く入場したい
前泊はしたくない
↓
早朝に到着する船が理想
↓
新日本海フェリー「らいらっく・ゆうかり」(新潟→小樽)がベスト
(冬期は新潟→苫小牧東)
もしくは、川崎近海汽船の「フェリーはちのへ」(八戸→苫小牧)
特に離島航路は観光した方がいいですね。
島にはどのような観光地があるのか? 島民たちはどのような生活をしているのか? など、知っておくことによって、フェリーの良さがわかっていきます。
このフネログでは、離島航路の場合、必ず島の話を書くようにしています。船の話だけではなく、島をアピールして、より一層、離島航路に興味を持って欲しいという気持ちがあるからです。
島は船旅だけでなく、現地の観光も楽しいですよー。レンタカーでぐるっとドライブするだけでも楽しいです。
2010年05月24日
船を選択する条件は? RUMIの船旅シリーズ1
私はたくさんの船に乗ってきました。このブログでいろんな船を紹介したり、どのように過ごされたか、いろんなことを書き続けてきました。このブログを見ている人の中で、ブログで記事を書くのに、普段はどこを観察しているの?乗船前に何か準備してる?メモしたりするの?なんでこんな昔のネタまで乗船記が書けるのか?などいろいろと疑問を持つ人がいるかと思います。
そこで、裏ネタとして、どのようにして船旅をしているのか?など、いろいろと書いてみることにします。
(まあ、丁度、乗船記ネタがなくなってしまったからね・・・)
まず、船の選択から。
これは元々、目的地が決まっているなら船の選択は絞られますが、目的地もなく、ただ船旅だけが目的だったりもします。
どの船に乗るか決める際には以下の選択基準があり、
1.目的地にあった船
2.時間帯にあわせられる船
3.乗ったことのない船
4.乗った船でも、まだ使ったことのない等級(個室)がある船
5.リニューアル後に乗ったことのない船
6.過去1年間に乗っていない船(前回、乗った日が古いほど優先)
7.イベントがある船
など
優先順位は7以外で、1>2>3>5>6>4、でしょうか? 4はオマケのような感じが・・・。同じ目的地で時間も融通利くなら、3が優先ですね。
だったら、北海道へ向かうだけに3を優先するなら、大洗夜便はとっくに乗っているのではないか?と思いますが、繁忙期には乗りたくなかった(相部屋になりやすいため)とか、他に乗ってみたい船があったからかもしれません。
この優先順位だと北海道の場合、最近乗った船でモノクラスの商船三井フェリー「さんふらわあしれとこ」やほぼ全等級の部屋の写真を持っている太平洋フェリー「きそ」が優先度が低くなってしまいます。3からで優先度が高いのはまだ未乗船の青函フェリーや川崎近海汽船「べにりあ」、新日本海フェリー「すいせん」ですが、青函フェリーは青森まで行かなければならないこと、「べにりあ」は時間帯が合わないこと、「すいせん」は同型船の「すずらん」に乗船したことがあり、敦賀までが遠いことで、どうしても1と2で優先度が下がってしまいます。
離島航路や瀬戸内海の短距離航路など細かいところもありますが、ここも1と2の理由で優先度が下がってしまいます。(ただ船旅をするだけに短距離航路を使うには、東京からわざわざ遠いところまで行くのもちょっと・・・何か目的やイベントがあれば利用したいです)
7はイベントの内容と時期によります。割引はおいしければ利用したいし、イベントも面白そうな企画であれば積極的に乗船したいです。処女航海や最終航海も行ける範囲、なおかつ休みが取れれば、乗船してみたいですね。そして、そのイベントを経験して、どんなことがあったのか?影響があったのか?など、このブログで伝えたいです。
そこで、裏ネタとして、どのようにして船旅をしているのか?など、いろいろと書いてみることにします。
(まあ、丁度、乗船記ネタがなくなってしまったからね・・・)
まず、船の選択から。
これは元々、目的地が決まっているなら船の選択は絞られますが、目的地もなく、ただ船旅だけが目的だったりもします。
どの船に乗るか決める際には以下の選択基準があり、
1.目的地にあった船
2.時間帯にあわせられる船
3.乗ったことのない船
4.乗った船でも、まだ使ったことのない等級(個室)がある船
5.リニューアル後に乗ったことのない船
6.過去1年間に乗っていない船(前回、乗った日が古いほど優先)
7.イベントがある船
など
優先順位は7以外で、1>2>3>5>6>4、でしょうか? 4はオマケのような感じが・・・。同じ目的地で時間も融通利くなら、3が優先ですね。
だったら、北海道へ向かうだけに3を優先するなら、大洗夜便はとっくに乗っているのではないか?と思いますが、繁忙期には乗りたくなかった(相部屋になりやすいため)とか、他に乗ってみたい船があったからかもしれません。
この優先順位だと北海道の場合、最近乗った船でモノクラスの商船三井フェリー「さんふらわあしれとこ」やほぼ全等級の部屋の写真を持っている太平洋フェリー「きそ」が優先度が低くなってしまいます。3からで優先度が高いのはまだ未乗船の青函フェリーや川崎近海汽船「べにりあ」、新日本海フェリー「すいせん」ですが、青函フェリーは青森まで行かなければならないこと、「べにりあ」は時間帯が合わないこと、「すいせん」は同型船の「すずらん」に乗船したことがあり、敦賀までが遠いことで、どうしても1と2で優先度が下がってしまいます。
離島航路や瀬戸内海の短距離航路など細かいところもありますが、ここも1と2の理由で優先度が下がってしまいます。(ただ船旅をするだけに短距離航路を使うには、東京からわざわざ遠いところまで行くのもちょっと・・・何か目的やイベントがあれば利用したいです)
7はイベントの内容と時期によります。割引はおいしければ利用したいし、イベントも面白そうな企画であれば積極的に乗船したいです。処女航海や最終航海も行ける範囲、なおかつ休みが取れれば、乗船してみたいですね。そして、そのイベントを経験して、どんなことがあったのか?影響があったのか?など、このブログで伝えたいです。
2010年05月23日
大間〜函館航路の行方
それは津軽海峡フェリーの大間〜函館航路です。
何度も廃止という話を聞いたことがありますが、大間からでは青森へ向かうより海を渡って函館に向かう方が近く、なおかつ時間も大変、短いです。地元の人たちは買い物や病院など、フェリーを使ってよく函館へと向かいます。
しかし、それだけでは乗客の数が少なく、維持をするだけでも大変なのです。でも、地元の足をなくしてはいけないと、地元の努力により、なんとか維持をしています。
現在、運航している「ばあゆ」(写真)は大変、古い船です。昭和63年に登場し、約23年間も運航しています。日本の船の船齢としてはかなり古い方です。(海外の場合、日本の船を中古として使うこともありますので、世界で考えればそんなに古くないかも?)
船は総トン数1529トンと小さい方で、現状ではちょっとの時化でも遅れたり、欠航になったりします。運航しても揺れやすいです。
そろそろ新造船を作って取り替えたい時期なので、今後のことを考えると、より快適に、より欠航率を減らすためにも総トン数2000トンの船にしようとしましたが、船を大きくするには港も作り変えないとならないし、大きな負担となってしまいます。
どうにかこの航路を維持するためにも、大きな負担はせず、現行の1500トン級の建造案となりました。
ただし、これが正式に決まったわけではありませんので、もしかするとまた2000トン級案が復活するかもしれません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100523-00000009-khk-l02
高速道路が安くなり、できるだけ遠くまで走り、なるべくフェリーの距離を短くして北海道へ進む人は増えているみたいです。だから、ここの航路は高速道路の格安化にとても有利に感じられますが、高速道路は三沢あたりまでしかありません。そこから先はずっと下道なので、高速道路が安かろうが高かろうが、まったく関係ないですね。
高速道路格安が目当てであれば大間航路ではなく青函航路や八戸航路を使うでしょう。
地元の人以外で大間航路を使う人は、なるべく車やバイクで走るこだわり屋さん(特にツーリングマニア)が多いです。夏になれば車両デッキが満車になり、積み残し(キャンセル待ち)も多く発生することもあります。
ずっとこの状態が続けば船も余裕で維持できるでしょうが、オフシーズンは決して多くはありません。特に冬は雪のため、バイクなんて無理だし、車も限られてしまうので、地元以外の人が乗ることは大変、少ないと思います。
なんとか維持するためには、地元の人だけではなく、常にこだわり屋さんがたくさん乗ってくれることですね。
2010年05月22日
GW明けから台風シーズン前が狙い目
ところで、
天気が悪いと海が荒れやすい、と思いますか?
実はそうでもないのです。
台風や爆弾低気圧などは確かに海が荒れますが、雨が降っていても波が穏やかな時があります。例えば梅雨時期の雨、風もなくシトシトと降っている状態はベタ凪状態になることが多いです。
海が荒れるのは雨ではなく、風やうねり(遠くに大きな台風があるときが注意)に影響し、雨は意外とそうでもないです。むしろ、雨の重みで波を叩きつけて、波を抑えてくれます。(雪の場合は軽いので抑えてくれない)
1年を通し、最も揺れない時期なのは、GW明けから台風シーズンに入る前の時期だと私は思います。
夏と秋は台風があり、冬はシベリアからの風の影響や爆弾低気圧があり、春には強風があります。なので、今が一番、穏やかな時期なのです。(日本海側の場合は夏が最も荒れにくかったり、場所にもよりますが)
上陸に条件が厳しいような場所、例えば東海汽船の利島や御蔵島の場合は、今の時期が狙い目かもしれません。
が・・・今の時期が一番穏やかであっても、場合によっては海が荒れる場合がありまして・・・以前、この時期に東海汽船を利用したとき、御蔵島には着岸できましたが、条件付(着岸できるかどうかわからない)で、かなり微妙なほど海が荒れていました。
まあ、海が荒れるかどうかは運次第ですが。
写真は、太平洋フェリー「いしかり」より、姉妹船「きたかみ」とのすれ違いの後。昨年の梅雨時に撮った写真で、天気は霧であまり良い状態ではありませんが、海の方はそれほど荒れていません。