2010年05月

2010年05月21日

大人女性1人になったことあるよ

accf06e7.jpg一昨日の大洗夜便についての話にて、「従業員が男性しかいない」と書きました。これについて詳しく書くことにします。

従業員が男性しかいないのは大洗夜便の「さんふらわあしれとこ・だいせつ」だけではありません。
中長距離フェリーでは、オーシャン東九フェリーの「おーしゃんのーす・さうす」、四国開発フェリー(オレンジフェリー)の「おれんじホープ」、東海汽船など。川崎近海汽船の「べにりあ」もそうかな? あれも確か、女性従業員用のスペースがないはずです。「べが」も女性従業員がいなかったような? 元々川崎近海汽船として運航している「シルバークイーン」「フェリーはちのへ」には女性従業員が1人います。
短距離航路では有名どころだと津軽海峡フェリーの一部やハートランドフェリー、それ以外は規模が小さいほど女性従業員がいない率が高いです。

女性従業員の方が対応が丁寧に感じたり、女性客でも抵抗がなく過ごせるのではないか?と思いますが、船の構造上(女性従業員専用の部屋がない)や経費削減など、女性従業員を取り入れない船もいくつかあります。
普通の女性客ならば、もし自分1人のみが女性だった場合、もしくは女性ならではの悩みで従業員に伝えなければならない場合、大変、困るかもしれません。

でも、そういう船であっても、男性従業員であっても、かなり女性に気遣いをしているような気もします。オーシャン東九では女子風呂の出入りをするたんびに痴漢防止として音楽を鳴らしたり、オレンジフェリーでは女性がたった1人でもお風呂の準備もしてくれたりします。
私は女性1人でもまったく気にはならない人ですが、どうしても気になるようなら、大洗便であれば夕便があるし、オーシャンにはスタンダード、川崎近海汽船も女性従業員がいる船がありますので、そちらを選べば問題ありません。東海汽船は女性客もかなりいますので、女性1人なることは滅多にないでしょう。
それに・・・どの船も女性1人だけになるなんて確率が非常に低いです。たとえ閑散期の平日であろうと、必ずしも女性客は存在します。

ただし、2つだけ特殊な船が。
オレンジフェリーの「おれんじホープ」と川崎近海汽船の「べにりあ」です。この2つは旅客にとって時間帯が悪く、どちらかと言えば貨物に合わせた時間であるため、旅客の数が非常に少ないです。「おれんじホープ」は神戸側、「べにりあ」は苫小牧側、共に深夜着(終電より遅い)、早朝発(朝一番の電車より前)です。
「べにりあ」にはまだ未乗船のため、どのような状況なのかわかりませんが、「おれんじホープ」で神戸発として利用したところ、旅客が私たちだけで、有人トラックも数名しかいません。うちトラックドライバーで男の子1人、女の子1人を連れて乗船しているので、女性客は2人、しかし大人の女性では1人だけです。
最初は女性1人だとどうなるのだろう?とちょっと不安はありましたが、男性従業員が非常に丁寧な人で、女性客に対しての対応をしてくれました。利用してみてまったく気になるほどではなかったし、むしろ快適に過ごすことができたのです。

女性従業員がいない船をいくつか利用してきましたが、どれも不安なことがなく、船旅を過ごすことができましたよ。そんなに気にするほどではないです。普通に船旅を楽しむことができます。

写真は、「おれんじホープ」の女性専用化粧室。オレンジフェリーは他の船にもドライヤー付きのきれいな化粧室があり、女性客の少ない「おれんじホープ」でもこんなに立派な化粧室がある。

2010年05月20日

口蹄疫 フェリーも大変です

e6b93fc3.jpg最近、口蹄疫の話題がよくあります。
口蹄疫とは、牛や豚などに感染し、人間や馬、犬、猫などには感染しない病気であり、感染力のとても強い病気です。不思議なことに、蹄の数によって感染するかどうか区別がつくようです。蹄が1つである馬や3つあるサイには感染しません。
症状は口や蹄に水ぶくれが発症し、肉や乳牛の性質が落ち、家畜としては大打撃を受けることになります。
現在、宮崎県のみに発症されていますが、風に乗ったり、鳥やハエなどに付着して他の家畜に感染するなど、とても感染力が強いため、今後はかなりの警戒をしなければなりません。

牛ってどうやって育てられるのか?
例えば松坂牛は松坂出身でずっと松坂で育てられた牛、とは限りません。
スーパーなどで国産牛を買うとき、たくさんの桁数の番号を見かけたことがありませんか? これは固体識別番号といい、下のサイトで数字を検索を行うと、牛の生産履歴を見ることができます。

https://www.id.nlbc.go.jp/top.html

以前、鹿児島産の牛肉を買ったところ、このサイトで履歴を検索したら、なんとこの牛さんは沖縄県で生まれ、小さいころは沖縄県で育ち、それから鹿児島に移って育てられ、そして鹿児島でと畜します。沖縄県生まれなのに鹿児島産なのです。

では、どのようにして牛が鹿児島へと渡ったのか? そこでフェリーの出番なのです。トラックに乗せられる牛さんもいるし、牛さん専用のコンテナ(に入ってフェリーに乗せられることもあります。那覇〜鹿児島航路に乗っていると、写真のようなシーンを見かけることがよくあります。(今、話題の徳之島にて「クイーンコーラル」より)
もしその中に口蹄疫に感染した牛さんが入っていたら、そりゃ大変ですよね・・・そこでなんとか食い止めるためにも、消毒を振りまかないとなりません。宮崎県内の牛を運んでいる佐伯フェリーではすでに消毒など対策を行っています。

これから感染区域に近い種牛や種豚を移動するとのことで大分や離島へ送るそうです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100520-00000605-san-bus_all

広まらないように、移動手段であるトラックもフェリーも気をつけなければなりませんね。

ちなみに・・・
たとえ口蹄疫に感染されている牛や豚の肉を食べても、牛乳を飲んでも、人間は簡単に感染することはありません。安心してください。

rumirumiferry at 22:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ニュース 

2010年05月19日

大洗夜便の船員はすべて男性

656628f8.jpg商船三井フェリーの大洗夜便に乗船記を書いてきましたが、他にいくつか気付いた点を書いてみます。

まず、船員はすべて男性だったこと。
普通、女性のアテンダントがいますが、この船は男性のみです。なので、乗船客(トラックドライバーも含む)で女性1人であれば、船内にいる女性がたった1人になるということになります。女性1人では心配では?と思う女性がたくさんいるかと思いますが、1人だけであっても女性風呂は開いていますし、部屋についても知らない男性客と一緒になることはないので、それほど気にするほどではないと思います。
なぜこの船は男性のみなのか? それは船の構造上から、元々、女性従業員専用の部屋を作っていないからです。これって男女差別?と思うかもしれませんが、女性従業員専用の部屋を作るだけでもかなりのスペースが必要となります。そのために女性従業員を乗せることができないのです。
これは九越フェリー時代「ニューれいんぼうべる・らぶ」からのことでした。でも、一度だけ女性従業員が乗船してサービスを行った実績が1度あります。それは東日本フェリー時代であり、室蘭〜直江津〜金沢〜境港〜博多(幻の航路となりましたね)の試験運航がされたときです。太平洋フェリーほどではありませんが、かなりの女性従業員がいて、どこからかき集めたのか不思議なぐらい女性従業員が乗っていました。(当時、青函航路や青室航路には女性がいなかったので、すべて大洗航路の人か、もしくは「ナッチャン」のアテンダントの予定だった人たちかも?)
では、このとき、女性従業員たちはどこの部屋で寝たり過ごしたのでしょうか? 私の予測ですが、トラックドライバーが1人も乗船していなかったので、そのうちの1部屋を女性従業員用の部屋にしていたのかもしれません。

もう1つ、東日本フェリー時代にあった特等部屋2つ、覚えていますか? この部屋は九越フェリー時代だったころ、来賓室として扱われたもので、一般客には使えなかった謎の部屋でしたが、東日本フェリーになってからしばらく経った後、この部屋を特等として売るようになったのです。
しかし、商船三井のものとなって苫小牧〜大洗航路に変更されとき、カジュアルクラス(寝台クラス)のみの利用となり、特等部屋の利用が不可能となって再び謎の部屋となってしまいました。どうしてこの部屋が利用されないのか? いまだに疑問ですが、1つ言えるのは、この部屋の区画はほぼ船員の区画内にあります。つまりこの部屋の廊下は船員の部屋やブリッジへ向かう通路でもあるのです。
東日本時代に特等として売られ、特に問題がなかったので、再び今度はデラックスとして売っても良いのではないかと思うのですが、難しいのでしょうかね・・・。
新しく「さんふらわあ○○」として書かれている船内図にはその場所に何も書いてありませんが、船室通路にある船内図にはいまだに「特等」と書かれています。まだその部屋を知らない人はどんな部屋なのかとても気になりますよね。試験航路のときに特等部屋を見ることができたので、そのときの写真をUPします。

2010年05月18日

バスVSタクシー&電車 さんふらわあしれとこ 第11夜

7b4549ec.jpg下船後、水戸行きの路線バスまで時間があります。
真っ暗ですが、到着後はもちろん乗った船を撮影しますが、下船直後の撮影はトラックが行き交いますので、近づいてまで撮影するまではできません。でも、前にトラックなどが写っているのも、いかにもフェリーという感じがしていいではありませんか?(写真)

水戸行きのバスを待っていると、徒歩客の人が次々とタクシーに乗り込みます。バスを使う人は私を含めて3人、つまり私たち以外の人はたった1人しかいないのです。
そんなにタクシーの方がおトクなのか? 大洗から水戸まで電車で向かう場合、本数が少なく、タイミング次第で大きく左右されます。もし待ち時間が長ければ、水戸に着く時間がかなり遅くなってしまい、予定している特急に間に合うことができません。
とにかく特急に間に合えば良いので、路線バスなら確実に特急の時間に間に合うことがわかっていたので路線バスを使うことにしました。運賃としても路線バスの方が安いです。

路線バスがようやく来ました。もちろん3人以外、誰もいません。たったこれだけしか乗っていないのに、水戸駅までの路線バスがあるのは大変、ありがたいことです。
空輸送でも着てくれるのかな? 乗客の少ない航路だと、下船後にバスに乗るお客さんを案内所で知らせるようにして人数を確認し、もし誰もいないようであればバスが来なかったり、少なければバスではなくワゴンを用意するところもあります。(カウントするのはバスの台数が何台必要なのか確認しているところもある)
ここ大洗夜便の場合は知らせる必要がないので、誰もいなくてもバスはここにやってきます。そりゃ路線バスですから、人がいなくても定期的に運行しなければなりませんね。

途中でもう1人のお客さんが下車しました。どうやら大洗と水戸の間に住んでいる人なのでしょうか? 港から自宅に近いのであれば、北海道へ行く場合、時間が許すなら飛行機より船の方が便利でしょうね。
バスの中は2人だけになり更に寂しくなります。

水戸駅に到着、特急の時間までまだまだ余裕ですが、平日で遅い時間帯の特急でもあり、出張客が多く乗るかもしれないと思い、なるべく急いでホームへと向かいました。
やっぱり自由席に人がずらっと並んでいるのではありませんか!? 1個手前の勝田発なのでそれほど客が乗っていないだろうと思いますが、これだけ人がいると2人で隣同士に座れない可能性が非常に高くなります。
おや?あの女性は海鳥を監視していた人ではありませんか。列のかなり前の方に並んでいます。どうやらタクシーで大洗駅まで向かい、電車で私より先に水戸駅に到着したようです。
タクシー&電車の方が早いということですねー。タクシーの方が早いこと、特急がかなり混むと知っているということは、かなりの常連さんかも?

特急「フレッシュひたち」が来ました。車内を見るとすでに客がそこそこ乗っていて、2人で座れるか非常に難しい状況でしたが、4つの席を2人で利用しているビジネスマンがいたので席を譲ってもらい、2人で座ることになりました。(このお客さんは水戸でこんなに乗るとは思わないで広々と使っていたかも?)

そういえば夕食を食べていなかったよね。今頃になって朝食に残ったパンを電車の中で食べることにしました。

2010年05月17日

シングル客が多い さんふらわあしれとこ 第10夜

546e3861.jpg大洗港に到着し、下船をします。このとき、初めて乗船客の全体の客層がやっとわかるようになりました。
今回は揺れていたせいもあるのか、どちらかといえば部屋でこもっていた人の方が多かったかもしれません。パブリックスペースや外部デッキへ行ってみると、客がパラパラといた程度で、ほんの数人しか見当たりませんでした。しかも乗船時はみんな時間帯がバラバラであり、私が乗船したのは中途半端な時間帯でしたので、この時点では客層や客の数を把握することができません。
下船時になればみんなエントランスに集まりますので、どれだけ人が乗っていたのかこの時点でようやくわかりますね。

冬の平日の乗船数は1年を通して最も少ない条件です。私の予想では、トラックドライバーは乗っていても、旅客は10もいかないのでは?と思ったのですが、この下船の状態によれば、軽く10人以上はいます。徒歩客は私たちを含めて5人だけだったかな?ほとんどが車持ちのお客様ですね。隣の部屋にいた夫婦は車両デッキへと向かいました。
もしかして、女性客も私以外にいないかもしれないと思ったけど、最低でも3人は見かけましたね。1人はあの夫婦で、1人は海鳥を見ていた年配の人、もう1人は仲間がいるかどうかはわかりませんが若い女性でした。もし私が1人で乗船していれば、あの海鳥を見ていた女性と一緒のお部屋になっていたかもしれません。トイレに入ったときにちょうど会って、挨拶もしていたので、この人なら話ができそうだし、もし相部屋になったら、きっと船旅の話ができるんじゃないかなーと思いました。こういう人となら相部屋になっても安心できます。
客全体を見るとほとんどがトラックドライバーらしき人、それ以外は男性1人の客が多かったような気がします。ちなみに子供はいません。

シングル客だと相部屋の可能性が強くなり、人によっては不快感を感じるかもしれない船ですが、そんな条件であってもシングル客の割合がとても多いような気がします。
でも、極普通の2段ベッドの寝台と比較すれば、1段ベッドでとても快適な部屋ですので、たとえ相部屋であっても寝台クラスとしてはかなり質の良い方だと思います。寝台クラスだからこそ相部屋になっても文句はいえません。
同じ値段だとして、このような部屋でまったく知らない人と相部屋になるのと、極普通の狭苦しい2段ベッドの寝台のどちらを選ぶとすれば、私なら1段ベッドの相部屋を選びます。しかも窓があって明るいしねー。

写真は、船首側にある展望部屋。揺れに強い人なら快適かも?

2010年05月16日

難所はどうか? さんふらわあしれとこ 第9夜

湯船のお湯が少ない共同風呂でシャワーを浴びた後、あと1時間ほどで大洗に到着します。
行きのときは荒天で、大洗港の防波堤を過ぎるところで大きく傾きましたが、今回はどうでしょうか? 風呂が閉鎖になっていたぐらいだからちょっと時化ていますが、もうこの時点ではそれほど大きく揺れはなく、大丈夫だと思うけど・・・。
防波堤の境目は大洗〜苫小牧航路にとって一番の難所の1つであり、揺れが少なくてもうねりにより大きく傾く可能性もありますので、油断はできません。

さて、今回はどうかな?
と、知らずのうちに防波堤が過ぎたようで、すんなりとフェリーターミナルに到着することができました。

今年のGW初っ端に大洗便のみに欠航や遅れが出されていました。
北海道の航路の中で、最も欠航や遅れになりそうなのは冬に荒れやすい日本海側であることは間違いないでしょうが、それを除けば、大洗便が一番確率が高いように思います。波高の基準からしても、大洗便が最も可能性が高いです。
なぜなら、大洗港の防波堤付近が難所の1つだからです。ここはうねりの影響が高く、波予報を見ると出港してもおかしくないと思うぐらいであっても、うねりが激しければ欠航や遅れになることもあります。

以前、大きなうねりでここが通れなくなり、1日以上も房総半島沖でうろちょろした日もありました。一度は通ってみたとしても、かなり大きく傾き、車両デッキ内ではワゴン車などが倒れてしまうほどであり、これでは入港が無理と断念をしたそうです。うねりが治まるまで危険であるため、波の比較的、少なかった房総半島沖で待機していました。この日に乗船されたお客様や貨物も困ったことでしょう。
あれ以来でしょうか? 気のせいかもしれませんが、慎重になり、遅れや欠航が多くなったような気がします。
何よりも安全であることが大事であり、無理な場合は欠航や遅れは仕方ありません。

2010年05月15日

苦戦する短距離航路たち 宇高航路と東京湾フェリー

一時、廃止に追い込まれた宇高航路では、6月12日に航路100周年を迎えます。

宇高航路100周年 JR四国など記念企画
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100513-00000039-san-l37

高速道路の格安化でとどめを刺されたかのように廃止と決めていましたが、地域やJR四国などの希望により、なんとか航路を廃止せずに済みました。
そして、問題を抱えながらも、100周年を迎えることになり、JR四国などの協力を得て、いろんな企画をすることになりました。
メモリアルクルーズや記念トークショーが行われ、これらは人数が限定されているため応募することになっていますが、すでに締め切りが過ぎてしまい、こちらのお知らせが遅かったことについて申し訳ございません。他に、岡山と香川と宇高航路の1日乗り放題切符があったり、昭和48年ごろに発売された駅弁の復興版が売られたりします。
これらの企画により、より宇高航路を盛り上げてくれれば、と思いますね。


一方、こちらも高速道路格安化に苦戦している東京湾フェリーでは、一番古い船「くりはま丸」を売却することが決定されました。4月からすでに2隻体勢となり、夏になれば海水浴など利用客が増えるところですが、アクアラインが格安化になってから客が激減したことから1隻をとうとう売却することにしました。

東京湾フェリー「くりはま丸」売却へ、経営環境厳しく2隻体制に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100514-00000042-kana-l14

この航路、ゴルフ場や鴨川シーワールドなどアクアライン経由よりも安く行けるおトクなセットがあるのですが、それでもアクアラインに負けてしまいます。なぜこちらの方がおトクなのに、わざわざ渋滞に突っ込んでアクアラインに向かう人が多いのでしょうか?
理由は、東京湾フェリーがあまり世間に知られていないこと、一方、アクアラインのインパクトが強いからではないでしょうか?
なんとかして、東京湾フェリーも世間にインパクトを与えるようなことをすれば、どうにかなるのではないかと思うのですが・・・。
それに千葉県の知事って、アクアラインをもっと安くしろ!と変なこと言うから、他の交通機関、特にアクアラインを経由する高速バス(これが一番、影響がある)を無視して千葉県を盛り上げようとしているから、東京湾フェリーを助けてください!!なんて、無理、無理、無理。
もう片方の横須賀側は使用料の援助などしてくれているし、あとは企業努力ですね。どうやればお客を取り込めるのか? 私が見る限りでは企業努力をしている方だと思いますが、それでも世間は振り向かないんですよね・・・どうすればいいんでしょう?
(こないだも書いたが、思い切って痛フェリーにするとかなり効果的だと思う)

2010年05月14日

ナッチャンWorld VS ブルードルフィン

30fa783d.jpgやっぱりなー、って感じなんですが、
7月〜10月の限定で、「ナッチャンWorld」が運航しますね。

http://www.tsugarukaikyo.com/r010TopicIndex.aspx?tpcid=168

この時期は旅客だけではなくトラックなどの貨物系も多く、フェリーだけでは車両の積み残しが発生します。地元の希望というのもあるでしょうが、このために「ナッチャンWrold」が一時的に助っ人として運航するものだと思います。
期間は7月17日より、つまり、「ほるす」改め「パンスターハニー」改め「ブルードルフィン」と同時に運航開始となります。どちらに注目がでるのか、どちらに人気があるのか、とても興味がありますね。

車両料金が以前より更に安くなっているような気が・・・気のせいかな? 昔、「ナッチャン」が登場したときはすごく高い運賃であって、安い運賃のフェリーに載る車やトラックが多かったのですが、今度の価格で比較すると車両運賃がさほど変わらないので、ひょっとすると「ナッチャン」に流れる車やトラックがあるかもしれませんね。もしもですよ、この運賃で車両をたくさん載せることができるのであれば、11月以降でも「ナッチャン」の運航なんてありえたりして??

けど、こっちのニュースによれば、売却も考えているとかね・・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100514-00000020-mailo-l02

もしかすると、これが「ナッチャン」の最後のチャンスかもしれません。
いや、いつも売却、売却と出ているのに、なかなか買い手が出ず、ずっと函館に置きっぱなしではないかと思うのですが・・・。

ところで姉の「Rera」はどうしたの??

2010年05月13日

貨物部門も割引 太平洋フェリー

8611bd75.jpg太平洋フェリーでは40周年記念として2等、B寝台(乗船後でも等級変更不可)のネット予約のみ40%引きという企画があります。
更に、もっと大胆な企画が出されました。

それは、貨物部門の割引です。

http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/kamotsu/index.html#link40

どのぐらいの割引なるかは書かれていませんが、貨物部門が割引になるのは大変、珍しいかと思います。
貨物系の高速代もいつかは上限5000円で安くなるみたく、船としては大打撃になる中、貨物部門を割引しよう、という試みは非常にいいのではないでしょうか? これはあくまでも40周年の企画ですが、高速道路に対抗して、もっと船にシフトしてもらうように努力している企画にも感じられます。
まずは初めてのトラックに利用してもらうことです。安くして利用をしてもらい、これは快適だ!とか、無人であるなら、無人航送ができるのでこれなら人件費がかからなくて済む、など船のメリットを理解できるようにして、今後も利用してもらってくれるといいですよね。

船は大量の荷物を一気に運ぶことができます。トラックをいっぱい載せることができます。いっぱい載れば載るほど、トラックのCO2の排出を少なくさせることができ、とても環境にやさしいです。なおかつ船に載っている間は当然、ガソリンを食うことはありません。
普通にトラックで走るよりも振動が少なく、大時化でなければ慎重に荷物を運ぶことが可能であり、しかも温度を気にするものでも給電設備があるため温度を保つことが可能です。
もちろん交通事故なんてありません。トラックドライバーの疲労による交通事故なんてよくありますからねー。

道路をひたすら走りまくるのではなく、ゆっくりだけど船で運んだ方が安心できませんか?
国は高速道路を優遇していますが、もっと大事なのは、安全性、そして環境にやさしい乗り物にシフトしてもらうことではないでしょうか? (トラック業界では、高速道路を安くしてもあまり歓迎ではなさそうだし)

貨物まで割引とは大胆な企画かもしれませんが、船という乗り物が貨物にとって大事なものだと知るためにもいい企画だと思います。

写真は、「いしかり」のトラック専用の車両デッキ。まるで駐車場のように見えますが、みっしりと詰められ、フロアがとても広く2層もあり、なんと大型トラックがおよそ165台も載せることができます。

rumirumiferry at 23:44|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!太平洋フェリー | 

2010年05月12日

「はやぶさ」から「はやぶさ」にお乗換え?

1d006be3.jpgJR東日本の新しい新幹線の名前が「はやぶさ」に決まりました。

「はやぶさ」?? これって青函フェリーのパクリではないか!?
と、いうのは冗談で、

「はやぶさ」から「はやぶさ」にお乗換え〜

なーんて、できてしまうわけで。
つまり、新幹線「はやぶさ」で新青森まで行き、青森のフェリーターミナルから青函フェリーの「はやぶさ」(写真)に乗り換えて函館まで行けてしまうのです。
これぞまさしく、新幹線が函館まで開通するまでに、「はやぶさ」で東京から函館へ行ってしまおう!! と、お先に函館まで「はやぶさ」の気分を味わうのです。
まあ、フェリーの名前と電車の名前がかぶることなんて、よくあることですけどね・・・。新日本海フェリーの「はまなす」から急行「はまなす」に乗り換えなんてできるし、すぐに本州に戻ってどうするんだー!と突っ込みをいれてみる。

新幹線の名前の公募をしたところ、1位はやっぱり東北の特急の名前であった「はつかり」、2位はなぜか「はつね」。どうやらあの緑のボディーカラーとピンクのラインが「初音ミク」のカラーだから、ネットで「はつね」にしようと呼びかけもあったようです。本当に「はつね」になったら、盛り上がりそうな気がするような?? 初めて運行されるとき、ホームと車内がミクだらけになりそうで、ちょっと怖いそうな、でも、面白そうな・・・。笑
だったら、痛車(ミクなどの萌え系キャラが描かれている車のこと)が流行っているから、痛電車なんていかがかしら?笑

そうそう、痛フェリーなんてあったらいいと思うんですけど・・・そうすれば、すごく話題になって人が一気に増えると思いますよ。高速道路の料金が安くなってうちはやっていけないから廃止にする、なんて言ってないで、思い切ってフェリーに萌えキャラを描いてみてくださいなー。特にIフェリーさん。

途中から話が脱線してしまいました。

rumirumiferry at 22:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!電車 | 短距離航路