29日午後2時45分ごろ、北海道北見市広郷、大工、渡部久雄さん(59)方で、頭などにクギが刺さり血を流し倒れている渡部さんを妻が発見、110番通報した。渡部さんは意識がなく、同市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。
道警北見署の調べでは、渡部さんは1階居間のソファにもたれかかるようにしており、頭に3本、左胸に1本のクギが刺さっていた。室内に争った形跡はなかったが、自動式のクギ打ち機が近くに転がっていた。同署は事件、事故両面で捜査している。
渡部さん方は妻と2人暮らし。妻によると、2人は同日午前10時過ぎから市内でパチンコを始め、午後2時ごろ、渡部さんが先に帰宅したという。妻がおよそ30分後に迎えに来てもらおうと自宅に電話した際に応答がなかったという。【渡部宏人】
毎日新聞 2010年8月30日 東京朝刊