2009年09月
2009年09月01日
「きそ」のB寝台を使ってみて
台風で帰りがちょっと心配でしたが、フェリー欠航、飛行機欠航があっても、電車は動いていたので問題ありませんでした。無事に帰れることが一番ですね。(もしフェリーで帰るなら、日本海側の小樽→新潟の予定だったので、欠航の問題はありません)
さて、今回は、いつも個室を使っている私が、珍しく相部屋、寝台を使ってみました。
利用したフェリーは太平洋フェリー「きそ」で、B寝台です。B寝台はセパレート式で、名門大洋2便の寝台と同じタイプであり、上と下の階の人があまり接しない、上段側ははしごではなく階段で、子供や年配でも安心して利用できる寝台です。コンセントもあり、相部屋感覚も少なく、かなり初心者向きの寝台かと思います。
ただ問題だったのが荷物の置き場です。荷物置き場がなく、基本的には大きな荷物をロッカーに置くことになっていますが、ロッカーは有料で、いちいち入れたり出したりするのも面倒なので、ロッカーを利用することがありませんでした。パブリックスペースへ行く場合はベッドの中に入れてカーテンを閉めて出かけ、寝るときはベッドの横のスペースに置いただけです。
貴重品の管理も難しいところ。寝台から離れるとき、貴重品を持ち歩かなければなりません。今回の貴重品はお金とカメラ、レンズで、お金とカメラは持ち歩いても、望遠レンズは持ち歩かず、結局、カメラ専用リュックに入れてベッドの上に置きました。もしノートパソコンを持っていたら、どうしようかと迷っていたかもしれません。
もう1つ問題なのは、下着を出すときですね。男性だらけだったので、いない隙に取り出したりしました。(ベッドの中でやればいいかと思いますが、狭くてやりにくかった)
B寝台は暑いというデメリットを聞いたことがありますが、カーテンを中途半端に開けておけば何も暑くありませんでした。下を開けるだけなら、意外と他人から寝ている姿が見えることはありません。
荷物の面でデメリットがありますが、快適度としては非常に良く、女性1人であとは男性だらけの部屋でしたが、何も相部屋感覚もなく、安心してぐっすり寝ることができました。女性専用部屋でなくても安心です。
交通費節約と考えて利用するなら、「きそ」のB寝台も悪くないと思います。
ただ、姉妹船の「いしかり」「きたかみ」は極普通の2段ベッドの寝台であり、相部屋感覚が強く、コンセントもないので、私だったら個室の方を選んでしまいそうです。
写真は、まだ写真の取り込みをしていないので、就航時のB寝台の写真をUPします。