2009年01月
2009年01月06日
立派な稚内フェリーターミナルにて
実はこのとき、島で何をしようか、どこの等級を利用しようかなんてあまり考えていません。一応、前日までにどの時間のフェリーを利用しようか考えたりしましたが、詳しくはまったく準備していませんでした。
とりあえず、稚内で待ち合わせた友人が礼文島に向かうと言っていたので、私たちも礼文島へ向かうことにします。
友人の話によると、朝一番の礼文島行き(なんと朝6時半発!)に乗り、約2時間後の利尻、稚内行きに乗れば「ボレアース宗谷」と「サイプリア宗谷」の2隻に乗れるとのことです。情報はこれだけで、あとの便はどの船に当たるのかまでは確認していなかったので、礼文に着いてからどうすればいいのかはのちほど考えることにします。
さて、新しく建てられた建物内はというと・・・入るとすぐ乗船受付があり、入って右に行くとかなり広めの売店がありました。
売店にはお土産コーナーがとても豊富で、ここだけでも北海道のお土産を購入することができます。なんとこんな場所で「じゃがポックル」まで見かけてしまいました。ここに辿り着くまで見かけなかったので、もちろんここで購入します。
「じゃがポックル」を購入すると紙袋に入れてくれて、その紙袋にはハートランドフェリーの船体のデザインと同じ模様が描かれていました。なんて派手でしょう。ピンクと紺の模様で、色からすると一番新しい「サイプリア宗谷」と同じです。
船内で暇になるかな?とW.Oはスポーツ新聞も購入したのですが・・・。
左側には階段があり、そこから乗船へと向かいます。
建物内には乗船待ちをしている人が何人かいました。観光客はもちろん、土木作業員の方々も何人かいました。若い人もいるし、年配の人もいる、いろんな人が乗船します。
でも、そんなに人がいないような? 平日だし、これなら2等でもガラガラだと思ったのですが、船内写真を撮るため1等ラウンジにしました。特別室も気になったのですが、6名までで部屋料2万円、3名で乗船なので予算的に却下です。(もし4名以上なら使っているかも??)
乗船受付にある掲示物に配船表(写真)を見かけ写真を撮って、この配船表を見てどのようにしようか決めようと思っていたのですが、その後、配船表を撮っていたことをうっかり忘れていました。でも、ぼやけて時刻が見えないよな・・・。
2009年01月05日
車は稚内に置いてけぼり
フェリーターミナルへ向かう前に、奥に1隻、フェリーが見えたので、まずそちらの撮影をしに行きます。
そのフェリーは「プリンス宗谷」で、利尻、礼文行きのフェリーの4隻の中では最も古く、この日は3隻のみの運航だったため、「プリンス宗谷」は隣の埠頭でお休みですが、他の船がドックに入ったり、便が多い繁忙期には活躍してくれます。
この日に運航されていたのは「フィルイーズ宗谷」「ボレアース宗谷」そして2008年8月に就航したばかりの「サイプリア宗谷」の3隻です。このうち就航したばかりの「サイプリア宗谷」には合わせたいですね。公式サイトでは配船表がなく、何に当たるかは運次第です。
「プリンス宗谷」の撮影をした後、フェリーターミナル(写真)へと向かいます。
稚内のフェリーターミナルは2008年5月に開設したばかりで、以前は「プリンス宗谷」が泊まっている場所にありました。今のフェリーターミナルの方が稚内駅から近く、歩いていける距離にあり、電車で向かう場合、バスやタクシーを使わずに向かうことができます。便利になったのですね。
車をフェリーターミナル専用の有料駐車場に置きます。車で稚内まで来る人も多いみたいで、車の数もそこそこありました。北海道ナンバーだけでなく、わナンバーのレンタカーや道外のナンバーもあって、道外の人も車をここに置いて島へ行く人もいます。
本当は車も運んで島のドライブを楽しみたいところですが、離島航路の車輌運賃はとても高く、運ぶよりもフェリーターミナルに置き、現地でレンタカーを借りた方が安いです。車を載せる人は、引越しや長期滞在ぐらいか?あとは自分の車で運転してみたいこだわり派かな? 4m以上5m未満で利尻17160円、礼文19440円(2等料金込み)
ちなみにバイクはそんなに高くありません。片道は750cc未満なら4000円、750cc以上なら5340円です。ただし2等料金は含みません。ツーリングにいかがでしょうか?
2009年01月04日
宗谷岬にて 日本海とオホーツク海 冬の海を実感
名寄を経由してオホーツク海側を通ると、海はものすごく静かであり、風がちょっと強いけど、波はほとんどなかったです。これなら翌日の島へ向かう船も大丈夫だろうと思ってしまうのですが、ここはオホーツク海、礼文、利尻は逆側の日本海側を運航します。
オホーツク海はかなり静かだし、海もきれいだったよな・・・。猿払村の道の駅で、ぼーっと海を眺めていました。
しかし、日本海側へ近づくほど、天気は急変、西風がかなり強く、ミゾレ混じりの雨が降りだしてきました。まるで秋とは思えない、冬の天気です。なーんとなく嫌な予感がしました。
目的の1つである日本最北端の宗谷岬に到着。車から降りるとミゾレが激しく降っているし、風が強いし、寒いし、長くはいられないほどです。海を見ると、先ほどのオホーツク海とは違い、波が高く、いかにも冬の日本海を思わすような海でした。(写真)
ここの海は時化ているけど、陸と島の間を通るため、少しでも和らげるだろうと明日の出港は大丈夫かと思いますが、船は決して大きくないし、激しく揺れるだろうと予感していました。
西風が強いと、オホーツク海と日本海では大きく違いますね。あんなに違うとはびっくりしました。
冬の天気はシベリアからの北西の風が強く、よく日本海側が荒れます。オホーツク海や太平洋は日本列島が壁になってくれるため、風が強くても陸沿いであればそれほど荒れることは少ないです。この場合、太平洋側の船はこの時期になると陸沿いを運航することがあります。
明日からは、冬到来、ハートランドフェリーの乗船記を書きます。
2009年01月03日
稚内のホテル事情 夕食のみや早朝の朝食付き
「さんふらわあふらの」で北海道に到着し、その翌々日、車で北の方へと進みます。
今までは北へは羽幌(天売島・焼尻島)まででしたが、今回はその倍、稚内へと向かい、そこからハートランドフェリーで礼文島、利尻島へと目指します。羽幌までなら札幌から日帰りでも充分なのですが、最北端へはさすがに日帰りは無理そうです。島へ行かず、ただ最北端へ向かうだけならギリギリかな?
今回の場合は最北端へ行くだけが目的ではなく、礼文島、利尻島が目的なので、稚内でホテルを取ることになりました。
ハートランドフェリーの時刻表を確認すると、1日で2島を楽しむなら、ほぼ丸1日利用しなければなりません。行きは早朝のフェリーで、帰りは夕方のフェリーを利用することになります。
そうなれば、稚内のホテルは朝食なしのところが望ましいですね。でも、できるだけ夕食はホテルで食事をしたいです。特に稚内名物タコしゃぶ、これだけは外したくないです。
ネットで「じゃらん」や「楽天トラベル」などでホテルを検索したところ、希望である「夕食のみ」というのを見つけました。しかも温泉つきで、迷わずそのホテルを予約します。「夕食のみ」というのは珍しくありませんか?
当日、稚内で友人と合い、友人が利用したホテルでは朝食付きで、なんと早朝から用意されていたようです。
なぜ稚内のホテルは「夕食のみ」や「早朝の朝食付き」があるのかというと、翌早朝発の各島へ行くフェリーに乗船する人が多いからです。私が利用したホテルの団体客もなんとなくそれっぽいような気もしました。
なるほどねー。
写真は、稚内駅にて
2009年01月02日
船の正月 どんな感じになるのか?
正月時期の乗り物ってどうなのでしょう?
新幹線は指定席が取れなかったらギューギュー詰め、飛行機もほぼ満席、車は時間と場所によってはかなりの渋滞・・・どれもこれも、まあ、人が多いですね・・・。
船だって満席になるところもある、しかしながら、他の乗り物とは大きく違うところがあります。
それは、お飾りやイベントなど、正月らしさを出しているところです。
船内では門松や凧などお飾りがあったり、ショーが行われたり、レストランでは蒲鉾や栗きんとん、伊達巻、黒豆など、お節にありそうな食べ物が出るところもあります。
大晦日夜便の場合は、年越になると鏡割りが行われるところもあり、朝は天気が良ければ海を真っ赤に染める初日の出も見ることができます。中には年越そばがあったり、餅つきが行われているところもあるかしら?
なぜ船はそんなことができるのか? それは他の乗り物にはないレストランやショーができるほどの広いスペースがあるからです。(船よっては行われないところもあります)
正月時期にいろんな乗り物を利用してきましたが、どれもこれも何もなく、正月らしいイベントなんて見かけたことがありません。せいぜい電車の前に飾られている松ぐらいでしょうか?
正月時期の船は面白いもんです。もし正月に帰省や旅行で遠出をする場合は、是非とも船を利用して、正月を楽しんでみてはいかがでしょうか? 一味違ったお正月を楽しむことができます。
写真は、昨年1月に乗船した「きたかみ」のレストラン入り口にて
でもー、飛行機のイベントである元日早朝の東京着発には乗ってみたいんだけどねー。笑
2009年01月01日
今年もフネログをよろしく
2006年からフネログが始まり、2009年へと突入しました。早くも4年目に突入、よくほぼ毎日、書き続けたなーなんて思います。
今年もいろいろと船の話を書いていきますので、フネログをよろしくお願い致します。
船とは関係ありませんが、初日の出のお話。
結局、船には乗らず、遠くへ行かず、近場の橋へ行って撮影をしてきました。
そこは眺めが良く、東側にはすでに明るくなって、微かに新宿副都心が見えています。川から日が昇って欲しいと思っていましたが、残念ながら新宿副都心の左、手前にあるマンションっぽい建物から眩しい光が差し込んできました。建物があるのは残念だったけど、まあ、良いかな?(写真)
後ろを振り返ると、丘の上にちょこんと雪化粧をしていた富士山が見えていました。今日の東京は快晴、雲もほとんどなく、たぶん商船三井の初日の出クルーズや東海汽船なら、水平線から昇る美しい初日の出を見ることができたかもしれません。乗船した人は良かったですね。
来年こそは水平線に昇る初日の出を船から見てみたいと思います。