2008年09月
2008年09月10日
立派なターミナルより おーしゃんのーす 第２夜
今回の場合は２等寝台のみのため、他のお客様には迷惑がかからないように、また、なるべくみんなと一緒にいられるようにまとめて予約をしました。そのため、同時に受付をするため、みんなが揃うまでターミナルで待っていました。それまで、ターミナルを探索。
有明フェリーターミナルはとにかく広い、きれい、が、受付窓口は現在、オーシャン東九フェリーのみです。昔は大洗、苫小牧行きや那智勝浦、高知行きなど、たくさんの船が使っていて、とても賑わっていたようです。今はポツンと１つしかなく、ものすごくシーンとしています。
今でも苫小牧行きという表示があります。これは昨年まで貨物（トラック）のみで運航していた「さんふらわあとまこまい」「ほっかいどう丸」のための表示ですね。オーシャン東九で東京へ帰ると、すぐ隣にこの２隻のどちらかがいたことを思い出します。
ちなみにお土産屋や売店はありません。お土産を購入する場合はあらかじめ駅などで購入しましょう。
全員揃ったので、受付をし、乗船開始を待ちます。
３階の待合所へ行くと、そこはガラス張りの広々とした場所で、椅子がずらっとありました。まるで空港のようです。でも、外は大きな船と、シャーシがずらっと、肝心の飛行機は空を飛んでいました。空を見ればまさに空港ですね・・・羽田空港が近いので、よく飛行機が飛んでいます。
そんなことをしてたら乗船開始時間が過ぎました。みんなが揃ったところで乗船します。
乗船した後、鍵を受け取り、部屋に荷物を置いてから、外部デッキに出ました。
外部デッキに出るとものすごく湿気が強く、空の方もちょっと雲が増えてきました。これだけジメジメしているのに、みなさん、部屋に戻ろうともせず、外部デッキにしばらくずっといます。
なぜなら・・・みなさん、船首側が好きなようです。船首側まで外部デッキがある長距離フェリーは現在のところオーシャン東九のみ（新日本海の「フェリーあざれあ・しらかば」はほんの一部あり）で、なかなかこの場から眺めることはできません。
船首の外部デッキからの眺めは、やっぱ格別ですよね！ 気分はタイタニックのあのシーンです。
写真は、昔、賑わっていたかも？閉まっている窓口
2008年09月09日
第４回オフ会報告 おーしゃんのーす 第１夜
７月上旬に行われた、第４回オフ会の報告をします。参加者は７名、今まで参加してた人たちが日程の都合上が合わず、今回は参加者が少なかったです。少ない人数でも、今回は内容が濃く、大変、満足できたオフ会となりました。
今回のオフ会で利用した船は、オーシャン東九フェリー「おーしゃんのーす」東京→徳島です。
「おーしゃんのーす」は２等寝台しかない「カジュアルフェリー」で、いつものオフ会のように個室というのがありません。だから、ちょっと変わったオフ会となるでしょうね。ほとんどがパブリックスペースで過ごすことになるだろうと思いました。
東京〜徳島だと、東京の人がほとんどだろうと思いましたが、なんと中国地方の方々の参加もあり、びっくり！ でも、これ、不思議ではないですよね。徳島から中国地方へ向かうのも決して不便ではないですね。
よーく考えれば、東京〜徳島は関東から中国・四国までの人にとっては参加しやすいルートかと思います。
りんかい線「国際展示場」駅前で待ち合わせ。ここから有明フェリーターミナルへ向かうバスじゃなくて黒いワゴンが何回か着ます。（詳しくは公式サイトにて）
１回目のワゴンではなく、２回目のワゴンに合わせて待ち合わせましたが、なかなか参加者が来なくて来なくて不安になり、２回目のワゴンが着てもまだ誰も来ませんでした。どうやら待ち合わせ場所がよくわからなかったようです。もっとわかりやすい待ち合わせ場所にすべきかと反省・・・。結局、３回目のワゴンに乗って向かいました。
待っているときは外はそんなに暑くなく、天気もそこそこ良かったのですが・・・ものすごく湿気が強く、なんだか雨が降りそうな予感です。梅雨時ですからね・・・。
2008年09月08日
太平洋フェリー ブリッジ見学復活？？
船ふぉと掲示板の方に太平洋フェリーのブリッジ見学の一部の写真がUPされていました。http://www.funelog.net/CGI/bbs39/bbs39.cgi
数年前までは名古屋〜仙台でブリッジ見学を行っていましたが、2001年の同時多発テロの影響で、ハイジャック（船の場合はシージャック）などのテロ防止の理由としてブリッジ見学の実施を中止していました。確かに、シージャックされたら大変ですから・・・でも、船でどこかに激突って、ありえるかどうか・・・おいおい。日本にはありえないことですが、自爆テロとかも本当にあったら怖いですよね。
でも、ブリッジ見学するだけでシージャックとか自爆テロはあるのでしょうか？ うーん、この日本では考えられない・・・。
で、今になって、ブリッジ見学が復活しました。
原油高騰で運賃やレストランの価格が上がったり、ゆっくり省エネ運転で運行時間が長くなったため、お客様には申し訳ないと、そこでブリッジ見学のサービスを復活させたのではないかと思います。
ブリッジ見学は船好きにとっては大変、嬉しいことであるのはもちろん、普通の人でも、たとえ機械とか興味がなくても、ブリッジ見学をしてみたいと言う人もかなりいます。私が経験した「ニューれいんぼうらぶ（現さんふらわあだいせつ）」のブリッジ見学でも、普通の人（女性が多かった）も興味津々と見ていました。（写真）ほとんどの人が喜ぶサービスかと思います。
ただし・・・太平洋フェリーのブリッジ見学には条件があります。
・空いているとき（空席情報でチェックしよう）
・たぶん名古屋〜仙台のみ（時間帯は姉妹船すれ違いの前かも？）
・荒天でない場合（荒天はブリッジが緊張しまくりなので）
・これはどうかわかりませんが、船長の判断もありますので、ブリッジ見学を嫌う船長ならやらないかもしれません。
ブリッジ見学はいいですよー。
いろんな機械があったり、船員の働く姿が見れたり、機械に興味がなくてもブリッジからの眺めは良いし・・・もし、ブリッジ見学がありましたら、是非、行ってみてください。
ただし、注意点を・・・
・危険物の持ち込みはもちろん駄目！ 貴重品とカメラだけにしましょう。
・お仕事の邪魔をしないように。
・機械を許可なしで触らないように。
・子供がいる場合は絶対に目から離さないように。
・見学中、及びブリッジに向かう際にはお静かに。
・ブリッジは大変、揺れる位置にありますので、船酔い気味の人は避けた方が良いです。
2008年09月07日
「ナッチャン」姉妹 乗りたい人へ
船サイトの掲示板を見ていると「リベラのやり方が・・・」という意見が多いように思いますが、ヤフーなどのニュースによる一般人っぽい意見を見てみると、まったく違った意見が多く見られました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080905-00000007-jct-bus_all
多く見られた意見は、
「乗りたかった」
「救って欲しい」
「残念」など。
これらの意見を書く人やコメントに賛同する人たちがどの辺の住まいなのかわかりませんが、これらの意見を見る限りでは、「ナッチャン」という存在自体がほぼ全国的に知れ渡っているように思います。
（最高でたった300台ですから、そうでもないかもしれませんが）
他のフェリーが廃止になった、というニュースは「残念」「救って欲しい」と言う意見はあっても、「乗りたかった」という意見は少ないでしょう。でも、「ナッチャン」は「乗りたかった」という意見が非常に多いです。これだけ愛されるなんて、リベラの宣伝力、そして「ナッチャン」のインパクトが強いということですね。
「乗りたい」という人へ・・・
もう「ナッチャン」は消えてしまうかもしれない。いつ消えるかわからない。
でも、「乗りたかったのに・・・」と言って終わりにするのではなく、終わる前に「ナッチャン」に乗ってみようよ！！
あなたの場所は「ナッチャン」から遠いかもしれないけど、是非ともこの機会に青森、函館を、「ナッチャン」と共に楽しんでください。
そして最後に「ナッチャン」をバックに記念撮影を。こんな船があったんだなぁ〜なんて、いい思い出話を作ってみましょう。
「ナッチャン」・・・大きくて、でも、よーく見るとかわいい奴ですよ。
2008年09月06日
やっぱり起こった、リベラの失敗・・・
こんばんは、Ｗ・Ｏです。久々登場。
青函航路撤退のニュース、ありましたね。
うーん、正直、驚いたというよりは、「やっぱり」って感じですかね。
１年少々前に、なっちゃんＲｅｒａが就航する時に、トラックの輸送力という部分で
色々と見たりしてましたが、
「トラック乗せずに人だけで何とかしよう」
っていう考えが無茶でしたな。 今更言っても結果論だけど・・・
まず、リベラは瀬戸内の会社なので、北海道の「フェリー」に対する地域住民の知名度や、利用客層を全くもって読み違えていた、としか言えないでしょうな。
北海道の人にとってのフェリーと、瀬戸内の人のフェリーに対する感覚は全く違う、というのが、大きい。
瀬戸内はフェリー乗り場が徒歩に便利な場所が多く、「フェリーに乗る」事に対して抵抗に感じる人は少ない（感じがします）。
電車やバスと同じ感覚でフェリーに乗ってくれるため、値段や時間が便利だったら乗ってくれる。
たとえば高校生や大学生とかが遊びに行くのに使ったり、家族旅行で一家みんなで利用したりという旅客利用が大いにあります。
しかし、残念だけど北海道人の大半の人は、フェリーなんて乗った事がないし揺れるから乗りたくないという人が多いです。（無論、違うって人も多いですけど）
瀬戸内海と違い海が荒いため、年配の方は船で揺れる経験の人が多いし（昔の青函連絡船のイメージ）、北海道の人口は２５％が札幌とその近郊に居るため、フェリーというと小樽。小樽＝日本海、日本海＝荒れる、というイメージが強いです。（実際には夏は揺れないんですけどね）
また、北海道の離島は奥尻、利尻礼文、天売焼尻、と日本海側ばかりのため、冬に海が荒れて欠航というＴＶの夜６時のニュースなんかを見て、より「荒れる」というイメージを持ちがちです。
（無論、北海道人でもフェリーに抵抗なく乗る人も沢山いますけどね。）
で、そんな地域で、高速フェリーが特急電車に対抗できるか？ といえば
電車と比べて船の方が何かしら大きなメリットがなければ、わざわざ乗らないかと。
函館〜青森、特急電車で約２時間。きっぷは片道5340円。但し、往復きっぷだと自由席5500円。つまり片道2750円。
ここに、同じ片道２時間、片道5000円のフェリーを投入。（しかも、函館側も青森側も、フェリー乗り場は駅から遠い。）
つまり、フェリーも電車も、時間と料金がほぼ同じ。往復割引きがある分、電車の方が安い。
どっちに乗りますか？ と聞いたら、大半の人は電車と答えるでしょう。
どこぞやのヲタ以外、大半の人は電車を利用するでしょう。 電車でずっと旅行する人だって、わざわざ駅から港まで行く手間を考えたら電車にする。
つまり、誰がどう考えたって、電車に勝てる訳ないかと。
片道2000円以下だったら、客はそれなりに奪える可能性があるが・・・
高速船就航の前提としては、「既存フェリーと同じ料金」にした上で、
今まで４隻だったものを２隻に減らすから、結果的に燃料消費が押さえられるんで何とかなる、という見込みだと見てたんですが、強気を通り越して無謀な料金。
で今年、高速船２隻目を導入し、既存船を全部売り払うと思いきやそのまま・・・
そりゃ、駄目だろ！！
もうこの時点で、倒産は時間の問題と見てました。
既存フェリー残してよ、というヲタ意見もあり、それも一理あるのは認めるけど、
○在来フェリー＝道南フェリー（１〜２隻は船を回して入れ替えて）
○高速フェリー＝東日本、という形だったら、もっとやっていけるんじゃないか、と。
仮に俺がリベラの株主だったら、既存船を残すと決めた時点で、経営陣を全員クビ提案したいぐらいです。
で、冬は就航率が落ちるんで、秋には撤退だろう、と。
ま、正直、あんまし長持ちしないだろうと思ってたのがあったんで、なっちゃん就航日に無理して乗りに行ったっていうのはあるんですがね。
しかし、この電撃発表・・・
何かウラがあるんじゃないかな、と勘ぐってしまいますな。
２隻揃って船の買い手の見込みがついたから、とっとと売りたいがためにこういう形にしたのでは？ なんて。
いずれにせよ、困るのは利用者側です。 特に大間航路なんて離島航路並みの生活路線。赤字だから辞めていいっていう簡単なもんではないでしょう。
青函はやり方次第でなんとか黒字、には持っていける見通しがあるはずなんで、大間とセットで航路維持を目指していただきたいもんです。
・・・室蘭は、難しいかな。 地元がワガママばっかりだし（爆）
いくら埠頭使用料を減免してもらったって、乗る人が居ない航路を維持しろ、なんて無茶を聞いてられませんよ。
いっそ、森駅あたりに埠頭を作って、室蘭〜森航路にするとか？
これだったら、陸路で長万部をぐるっと回るより遙かに速いし、湾内だから揺れにくいし、駅から近けりゃ徒歩も車も乗ってくれるかもしれませんよ（と、無理を言ってみる。笑）
（補足：Ｗ・Ｏは北海道出身です）
青函航路撤退のニュース、ありましたね。
うーん、正直、驚いたというよりは、「やっぱり」って感じですかね。
１年少々前に、なっちゃんＲｅｒａが就航する時に、トラックの輸送力という部分で
色々と見たりしてましたが、
「トラック乗せずに人だけで何とかしよう」
っていう考えが無茶でしたな。 今更言っても結果論だけど・・・
まず、リベラは瀬戸内の会社なので、北海道の「フェリー」に対する地域住民の知名度や、利用客層を全くもって読み違えていた、としか言えないでしょうな。
北海道の人にとってのフェリーと、瀬戸内の人のフェリーに対する感覚は全く違う、というのが、大きい。
瀬戸内はフェリー乗り場が徒歩に便利な場所が多く、「フェリーに乗る」事に対して抵抗に感じる人は少ない（感じがします）。
電車やバスと同じ感覚でフェリーに乗ってくれるため、値段や時間が便利だったら乗ってくれる。
たとえば高校生や大学生とかが遊びに行くのに使ったり、家族旅行で一家みんなで利用したりという旅客利用が大いにあります。
しかし、残念だけど北海道人の大半の人は、フェリーなんて乗った事がないし揺れるから乗りたくないという人が多いです。（無論、違うって人も多いですけど）
瀬戸内海と違い海が荒いため、年配の方は船で揺れる経験の人が多いし（昔の青函連絡船のイメージ）、北海道の人口は２５％が札幌とその近郊に居るため、フェリーというと小樽。小樽＝日本海、日本海＝荒れる、というイメージが強いです。（実際には夏は揺れないんですけどね）
また、北海道の離島は奥尻、利尻礼文、天売焼尻、と日本海側ばかりのため、冬に海が荒れて欠航というＴＶの夜６時のニュースなんかを見て、より「荒れる」というイメージを持ちがちです。
（無論、北海道人でもフェリーに抵抗なく乗る人も沢山いますけどね。）
で、そんな地域で、高速フェリーが特急電車に対抗できるか？ といえば
電車と比べて船の方が何かしら大きなメリットがなければ、わざわざ乗らないかと。
函館〜青森、特急電車で約２時間。きっぷは片道5340円。但し、往復きっぷだと自由席5500円。つまり片道2750円。
ここに、同じ片道２時間、片道5000円のフェリーを投入。（しかも、函館側も青森側も、フェリー乗り場は駅から遠い。）
つまり、フェリーも電車も、時間と料金がほぼ同じ。往復割引きがある分、電車の方が安い。
どっちに乗りますか？ と聞いたら、大半の人は電車と答えるでしょう。
どこぞやのヲタ以外、大半の人は電車を利用するでしょう。 電車でずっと旅行する人だって、わざわざ駅から港まで行く手間を考えたら電車にする。
つまり、誰がどう考えたって、電車に勝てる訳ないかと。
片道2000円以下だったら、客はそれなりに奪える可能性があるが・・・
高速船就航の前提としては、「既存フェリーと同じ料金」にした上で、
今まで４隻だったものを２隻に減らすから、結果的に燃料消費が押さえられるんで何とかなる、という見込みだと見てたんですが、強気を通り越して無謀な料金。
で今年、高速船２隻目を導入し、既存船を全部売り払うと思いきやそのまま・・・
そりゃ、駄目だろ！！
もうこの時点で、倒産は時間の問題と見てました。
既存フェリー残してよ、というヲタ意見もあり、それも一理あるのは認めるけど、
○在来フェリー＝道南フェリー（１〜２隻は船を回して入れ替えて）
○高速フェリー＝東日本、という形だったら、もっとやっていけるんじゃないか、と。
仮に俺がリベラの株主だったら、既存船を残すと決めた時点で、経営陣を全員クビ提案したいぐらいです。
で、冬は就航率が落ちるんで、秋には撤退だろう、と。
ま、正直、あんまし長持ちしないだろうと思ってたのがあったんで、なっちゃん就航日に無理して乗りに行ったっていうのはあるんですがね。
しかし、この電撃発表・・・
何かウラがあるんじゃないかな、と勘ぐってしまいますな。
２隻揃って船の買い手の見込みがついたから、とっとと売りたいがためにこういう形にしたのでは？ なんて。
いずれにせよ、困るのは利用者側です。 特に大間航路なんて離島航路並みの生活路線。赤字だから辞めていいっていう簡単なもんではないでしょう。
青函はやり方次第でなんとか黒字、には持っていける見通しがあるはずなんで、大間とセットで航路維持を目指していただきたいもんです。
・・・室蘭は、難しいかな。 地元がワガママばっかりだし（爆）
いくら埠頭使用料を減免してもらったって、乗る人が居ない航路を維持しろ、なんて無茶を聞いてられませんよ。
いっそ、森駅あたりに埠頭を作って、室蘭〜森航路にするとか？
これだったら、陸路で長万部をぐるっと回るより遙かに速いし、湾内だから揺れにくいし、駅から近けりゃ徒歩も車も乗ってくれるかもしれませんよ（と、無理を言ってみる。笑）
（補足：Ｗ・Ｏは北海道出身です）
2008年09月05日
大間を守れ！！ 函館〜大間、撤退断固反対！！
撤退は「ナッチャン」姉妹だけではありません。青函航路の在来フェリーは道南自動車フェリーに、室蘭〜青森「びなす」、函館〜大間「ばあゆ」は赤字の解決ができないのであれば休止と、東日本フェリーすべてに影響がありました。
これはもう倒産に近い状態ですね。
高速船がやばかったのでしょうか？ もし燃料を食いまくる、しかもトラックが乗らない高速船ばかりに目が行ってしまい、他のフェリーにも影響するなんて・・・高速船がなければと思ってしまいます。
特に大間航路、酷すぎる！ なんでこの航路までなくさなければならないのでしょうか？ 赤字なのは仕方がない、でも、今期はほとんどの会社が赤字だというのに、なんとか頑張っていこうと努力していますよ。ここは離島航路と同様に生活航路であり、大変、重要な航路です。
なんで東日本は諦めるのか・・・せめて高速船を停止し、フェリーだけでなんとか頑張っていくべきではないでしょうか？ もしくはずべてのフェリーをどこかに渡しても構いません。
東日本、いや、リベラはいったい大間という場所がわかるのでしょうか？
こんな記事がありました。
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080905t22014.htm
大間航路がいかに重要かということ。
大間の人たちが病院や買い物へ行く場合、青森へ向かうよりもフェリーで函館へ向かった方が早くて便利なのです。電車、高速道路はもちろんない、バスも少ない、道はくねくね、車でむつに着くにも非常に時間がかかる・・・まさしく陸の孤島であり、函館行きのフェリーはとても重要な生活航路です。
どうでしょう？？ 撤退なんてひどい話です。
大間を見捨てないでください！！
私は大間航路の撤退を断固反対します。
写真は函館港にて左「ばあゆ」、右に遥か向こうに「飛鳥�供�
2008年09月04日
原油高騰のせいか？ また悲劇が！
有村産業の倒産、各会社の減便、値上げなど、各地で原油高騰のため、かなりの大打撃を受けている中、またもやこんな悲劇が・・・http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/115684.html
次は東日本フェリーです。
昨年９月、今年６月に運航したばかりの高速船「ナッチャンRera」「ナッチャンWorld」が早くも今年１０月に休止、最悪の場合は売却とのことです。
えー、早すぎるじゃないですか！！
船はスピードを増すほど燃料の消費が激しくなっていきます。つまり、高速船なほどかなり消費しますね。
現在、どのくらい乗客がいるのかわかりませんが、団体は乗るとしても、フェリーにとって一番重要な貨物（トラックなど）が非常に少なく、ほとんどの貨物は普通のフェリーに乗船するケースは多いようです。高速船に貨物の制限（匂いとか危険物とか）の制限があるのでしょうか、普通のフェリーの方がドライバー室やシャワーがあったりと設備が充実しているからこっちの方を選ぶのでしょうか？ 普通のフェリーの方が安いから？ ドライバーがゆっくり休憩ができるから？
「ナッチャン」にトラックがいっぱい乗っている、という情報は聞いたことがないけれど、普通のフェリーの方にキャンセル待ちが並んでいた、という情報は聞いたことがあります。
燃料は大量に使う、需要の高い貨物はフェリーの方に乗る・・・これでは原油の無駄使いになってしまいますよね・・・。
原油高騰で大変なのに、なぜ、高速船が２隻もあるのか？ 原油高騰の予想がつかないときに２隻も注文をしてしまったのでしょう。
なるべく早くお客様を運びたい、JRに勝ちたい、たぶんその気持ちだったのかもしれません。そのためには高速船が必要だったのでしょう。
なんかさー、「ナッチャンRera」のデザインをしたなっちゃん、「ナッチャンWorld」のデザインを採用された子供たちには申し訳ないような気がしませんか？？
すっごく申し訳なくて、子供たちが非常にかわいそうです。なんとか子供たちのために残すように、原油高騰が治まるまで、いつの日か復活を願って、ずっとずっとどこかで待機して欲しいです。
そして・・・もう、倒産、配船、休止・・・やめてくれ！！
原油高騰のせいで、今年度赤字決済が多くて、本当に本当にどうにかして欲しいです。
原油を株のように売買をする奴が許さん！！ おもえらが原油高騰で赤字になった世界中の会社すべてに大量の慰謝料を払うべきだ！！
写真は、「ナッチャンRera」就航時の写真
2008年09月03日
９月になりましたが・・・ 台風来ないね
夏から秋にかけて船旅に気になること、それは台風。もうすでに９月ですが、一度も日本列島に上陸せず、しかも日本（沖縄方面は除く）に大きく影響を及ぼすほどの台風はまだ一度も来ていないですね。ほとんどの台風はフィリピンを通過したり、中国へ行ってしまったりと東側には来ないです。
なんだか不思議に思いませんか？
最近、地球温暖化により、台風の数も多くなるはずなのですが、今年は発生数が少ないのもおかしく思います。
台風は船旅に大きく影響するから、そりゃ台風は発生して欲しくないですよ。
うーん、なんだかこの後が気になる・・・これから多く発生し、日本にも影響を及ぼすのでしょうか？ それとも、このまま影響なく済むのでしょうか？
台風は来ないけど、
ちょっと前までは台風ではないがずっと天気が崩れっぱなしでした。穏やかなはずの夏の日本海側はしばらくの間、時化が続いたときもありました。（写真）
あちこちで雷雨となり、ずっと一晩中、雷が鳴りっぱなしのことも何日かありました。
たまに涼しくなったり、急に暑くなったり・・・。
現在のところ、天気予報にある天気画像を見ると、台風に発達するような雲はないように思います。しばらくの間は安定しているでしょうが、これほど来ないとなれば遅くなってから大量に発達するかもしれませんので、注意が必要でしょう。異常気象は何が起こるかわかりません。
梅雨に入る前に梅雨っぽかったり、梅雨が明けたのにまだ梅雨っぽかったり、そんなこともありますよね。（←今年がまさにそんな感じだったような？）
2008年09月02日
梅雨の鹿児島 クイーンコーラル 第１４夜
奄美大島を離れれば南の島の寄港が終わり、あとは鹿児島へと向かうだけとなります。梅雨のせいでしょうか、徐々に天気が悪くなり、今まで穏やか過ぎてまったく揺れなかったのが、ようやく船らしく揺れだしました。揺れだしたけど、「クイーンコーラル」は総トン数約5000トンと決して大きくはないのに、船体バランスがいいのでしょうか？車両デッキの中にいっぱい詰め込まれているのでしょうか？揺れが比較的、少ないというか、快適に感じました。（波の高さや方向にもよるけど）
翌朝、窓から外を見ると、真っ白・・・濃霧で何も見えません。何がどうあるのかわからないほどであり、お目当ての桜島もまったく見えません。
とりあえず外に出てみたのですが、まーったく見えない・・・あんなでかでかとした目立つ桜島はどこかよー！と疑ってしまうほどでした。沖縄と比べれば暑くないのですが、ジメジメして大変、不快で、カメラのレンズがすぐに曇ってしまうほどです。撮影はほどほどにして、これでは何もできないので仕方なく部屋に戻ります。
うーん、鹿児島港にだんだん近づいているのですが、どう見ても桜島が見えない・・・それほど濃霧だったのですね。
鹿児島港に到着しました。船体に付属している揺れる階段を下りて下船となります。
「クイーンコーラル」の前にはこの日に沖縄へ向けて出港する前のマルエーフェリー「ニューあかつき」（「フェリーあかつき」と船体に書かれていますが、正式には「ニューあかつき」だそうです）が停泊していました。マルエーフェリーでは今年の７月に「フェリーあけぼの」が就航し、「ニューあかつき」は現在、就航していません。乗船はできなかったのですが、終わる前に会えたことは良かったと思います。（写真）
下船するお客様の中には、自分たちが乗っていた「クイーンコーラル」の写真を撮っていました。きっといい思い出の写真となるでしょうね・・・なって欲しいですね。
最後に・・・お風呂の話はしなかったですよね。
女性風呂は湯船にお湯が入っていましたが、男性風呂の方はシャワーのみでした。なぜだろう？？
かなり人がいた割には、私が２回入って、共に貸切状態でした。うーん、利用率が少ないのでしょうか？？
「クイーンコーラル８」やマルエーフェリーの新造船「フェリーあけぼの」ではシャワーのみであり、この航路にとってはこれで充分なのでしょう。と思った。
2008年09月01日
夜の名瀬港 奄美大島 クイーンコーラル 第１３夜
奄美大島、名瀬港に到着しました。このときはすでに真っ暗、島の形や様子をはっきり確認することができません。それにしても、ここ、島？？？？
外部デッキに出た瞬間、どこに到着したのか疑うほどでした。なぜなら、港の周りには建物が多く、車もばんばん走って、とても島とは思えないほどの賑やかさがありました。（写真）今まで寄港した港のように、浅瀬が多く、まったりとした雰囲気とは違います。
ここって南の島なの？ でも、違うところへ行けば、美しい砂浜とかサンゴ礁とかあるでしょう。今度は逆ルートに乗船して、明るい時間帯に名瀬港周辺を確認したいです。
他の港とは違う点がまたありました。それは揺れる階段で下船するのではなく、この港には建物からタラップでつながっていました。奄美大島で下りる人はこのタラップを渡って下船し、乗船する人はタラップから乗船します。
ここではたくさんの人が一気に降りました。船内に残っている人はほんのわずかであり、２等の各部屋を見ると、大きな部屋にはちょっと、小さな部屋には女性専用（確認せず）を除けばほとんど誰もいない状態でした。しかもすでにマットや毛布が整っています。いつの間にか奄美大島から乗船する人のためにきれいに整えたようですね。
と、なれば、奄美大島以外の島から鹿児島へ向かう人は少ないのかな？ いや、そいうでもないと思うのですが・・・。
奄美大島からのお客様が乗船しました。再び船内が賑やかになりましたが、今度は若い人たちよりも年配の人が多く、先ほどとは雰囲気がまったく違います。たまたまかな？ 日曜日発だからかな？
ここから先は夜行便となりますので、寝台へ向かう人や、個室を使う人も多くなります。特等はすでに埋まっているとのことでした。（等級変更しようか？と思って従業員に聞いたら満席とのこと）
コンテナの積み作業が終わり、いよいよラスト鹿児島へと向けて「クイーンコーラル」は名瀬港を出港します。なんかこの港、コンテナ積みのシーンを見ると、倉庫があったりと、なんだか築地市場に似ているような気がするんだよね。笑
だんだんと名瀬港周辺の賑やかさが小さくなり、真っ暗闇の海へと突入します。鹿児島の到着は朝８時半、ちょっと早めに起きて朝の桜島を眺めたいので、早めに寝ることにします。もちろんゴザの上で。