2008年08月
2008年08月23日
船内放送にて
船は荒天のため動揺しています。これ以上、ひどくなる場合は風呂閉鎖とのことです。
見た目では、東より波高3〜4mでしょうか? 一時期、5mを超す波もあるかもしれません。波予報では最初、穏やか、じょじょに時化だとありましたが、ここまで荒れるとは思いませんでした。最初の船内放送でも穏やかだと言われています。確認したら現時点の秋田沖は波浪注意報でもないし、予想外の時化であります。(低気圧のうねりによるものもあるかも)
青森から先は注意報が出ていますので、これから先に警戒が必要です。
ちなみに、別の薬を服用しているため、酔い止め薬を飲んでいません。その薬は精神安定剤でもあるので、酔い止めにも効果的かもしれませんね。
2008年08月22日
カレーが人気 クイーンコーラル 第8夜
レストランの営業時間は決して長くありません。なので、時間をちゃんと確認しておかないと、逃してしまう可能性があります。
特に夕食は奄美大島到着前、しかも17時とかなり早いので、レストランで食事をする人にとっては注意をしなければなりません。奄美大島から先は朝まで営業がなく、丁度いい時間帯に食事をしたい人、もしくは奄美大島から乗船した人はカップ麺などの持ち込みをおすすめします。奄美大島から乗船、もしくは下船の人は奄美大島で食事をするのもありですね。
慌ててレストランへ向かうと、レストランではすでに人で埋まっていました。しかも列もできていました。利用率が非常に高いです。
注文をしたり、おかずを取ったりする方式で、メニューの数は決して多くありませんが、船のレストランとしては非常に安いです。カレーが630円だったかな? 定食系にしても1000円を超えなかったです。
周りの様子を見てみると、やけにカレーを食べている人が多い、注文する人も、カレー、カレー、本当においしいのだろうかと私もカレーライスにしてみました。(写真)
そのカレー、そんなに辛くはありませんが、おいしかったです。W・Oはなんとエビフライ付きのカレーを頼んじゃって、もちろんカツカレーもあります。
まだ沖永良部島に到着していないのに早くも第8夜となってしまいました。初乗船、寄港地多し、ネタ多し、だと、どうも話が長くなってしまいます。
明日、乗船予定となっていますので、大変、申し訳ございませんが、ちょっとだけ中断をします。
2008年08月21日
浅瀬だらけの与論島 クイーンコーラル 第7夜
与論島って、上空から見るとすごいきれいな島ですよね。小さな島で、ほとんどが砂浜、その周りにはエメラルドグリーンのきれいな浅瀬が周辺にあります。浅瀬だらけの島に果たして船が着岸できる場所があるのでしょうか?
だいぶ近づきました。本当に平べったい、北極の氷が解けて海水が増えてしまったら、まず消えてしまいそうなぐらい高さがありません。これならレンタサイクルで自転車を借りてこいでも、上り坂が少なそうだからいいかもしれません。
美しい砂浜も見えています。美しい浅瀬も見えています。サンゴ礁らしき場所もあります。
うーん、ここは一度、下りて見たい島ですねー。以前から、与論島は砂浜がとても美しい島だとわかっていましたから、本当はここで下船をしたいです。でも、そんな時間はありません。今回は船から眺め、次回、このルートを利用する場合は与論島を目標にしたいと思います。
与論島に到着しました。与論島は浅瀬ばかりですが、削ったのでしょうか?ちゃんと船が泊まれる場所がありますね。船が来なかったら生活物資は運べなくなるし、そのためには削ってでも港を作らなければならないでしょう。港の周りを見ると、砂浜はあるし、すぐ近くには海の底が見えるし、よく作れたなぁーって感じがします。
ここで下船する人が多く、例の女子高生の団体もここで下船していました。
本州から与論島へ向かう場合、那覇乗り換えで飛行機で向かう方法もありますが、那覇到着翌朝、船で与論島へ向かう方法もありますね。ちょっと時間がかかりますが、丁度お昼に到着するので時間帯としては決して悪くありません。
それにしても、那覇から与論島へ利用する人が多いですね。船内の方はまだ残っているし、これから先の島で下船する人も多くいます。また更に与論島から乗船するお客様もかなりいて、船内にいる人の数はさほど変わりありません。
船は美しい与論島を去り、次は沖永良部島へと向かいます。
2008年08月20日
さらば沖縄、ようこそ鹿児島 クイーンコーラル 第6夜
これなら日焼け止めを塗るべきであるかと思うのですが、ついついうっかり忘れてしまうことに、それほど夢中になり過ぎてしまったのです。
丁度、このころ、私は不眠症で悩んでいました。うーん、朝早かったし、ちょっとでもいいから与論島に到着するまでに寝ておくべきだろうかと部屋に戻って少し寝ることにしました。
ほんのちょっとだけ寝て、いや、それでもあまり眠れなかったかな? 外を見ると、丁度、沖縄本土から離れていくところでした。
左側には確か、飛行機の上から見た美しい島かな? PSPの「みんなの地図」で確認すると、どうやらそれっぽい?島の名前は伊平屋島、ちょっと気になるなぁー。時間がたーっぷりあるときには是非とも行ってみたい島です。
さて、ここを過ぎれば沖縄県は終わり、もうすぐ鹿児島県へと入ります。北の遥か向こうに島が見えてきました。あれが与論島かな?? まだまだ与論島まで時間がかかりそうです。
この時点での船内のご様子は・・・多くのお客様が島へと向かう人たちのせいか、2等を利用する人がほとんどです。鹿児島港へ向かう人は私たちだけかも??
目的地が島であれば船内で1泊することもなく、昼寝をしなければ寝ることもないので、2等でも充分でしょう。2等の利用率が高いせいでしょうか、2等部屋は多く、下のCデッキにある広々としたイベントホールらしき部屋(写真)まで2等としてマットが置かれていました。その部屋の1画にはあの女子高の団体が使っていました。この部屋は団体向きなのかもしれませんね。
Bデッキに広々とした2等部屋、Aデッキにもちょっと狭い2等部屋があり、Bデッキの方は行き先ごとに区画が別れています。やはり各島行きの方が密度が濃いですね。鹿児島行きの方にも人がいるということは、私たちの他に鹿児島へ向かう人がいるのでしょうか? いや、その人たちは後で見たらいなかったので、どこかの島で下りたようです。きっと密度の薄い鹿児島行きへと移ってしまったのでしょう。
Aデッキの方は女性専用部屋もあったような??
席は指定されているかどうかわかりませんが、繁忙期になるとそれでも2等客室が溢れてしまい、のちにレストランやエントランスまで、臨時席としてあちこちマットが敷かれるという話を聞いたことがあります。すごいですね。それでもマットを敷いてくれるなんて、とてもサービスが良いように感じます。
2008年08月19日
最初の寄港地 本部 クイーンコーラル 第5夜
外は相変わらずまぶしい太陽で照らされて暑い、でも、周りの景色が美しく、時たま美しいビーチやエメラルドグリーンの浅瀬が見えたりして、暑さを忘れさせます。なんだか外にいる方が面白いんじゃないかな?
沖縄本土だって美しい、那覇周辺は町ばかりであるが、北の方へ進むと更に美しい景色が見られるようになります。
外部デッキの様子はというと・・・いかにも地元の女子高生の数人が踊り始めました。これはダンスの練習かな?
そういえば、前に何かの船で空手だかなんだか練習している人を見かけたことがありました。外部デッキは広く、風、揺れさえあまりなければ練習の場として最適ですね。
美しい景色にぼーっとしているうちに最初の寄港地に到着しました。最初の寄港地は本部港です。(写真)
本部港は本土の北の方にあり、近くには有名な美ら海水族館があります。朝から美ら海水族館に向かう人にとっては那覇から船で向かって行く方法もありますよね。もちろん、昨日の目的が美ら海水族館だと決まっていれば、この近辺で宿を取り、本部港より乗船するのもありなのです。
確かに美ら海水族館に行くには便利、だと思うのですが、さすがにこの区間だけで下船する人はゼロ・・・まあ、普通はそんなことしないかな? でも便利だと思いますよ。(普通にバスで行けよ、とW・Oに突っ込まれた)
本部港の周りの景色を見ると、近くにはビーチがあったり、島があったりと、とにかくとても美しい景色です。海をよーく見ると、岩場なのかサンゴ礁なのか、なんだか熱帯魚が泳いでいそうな、潜りたくなるような海でした。
近くに見える島、伊江島行きの船が近くにあり、「クイーンコーラル」が着岸した後、しばらく経ってから出港しました。もしかしたら、ここで下船し、あの船に乗り換えて伊江島なんて、、、、ちょっと時間的に難しいかな?
本部港より乗船する人もかなりいました。
沖縄本土には2つ港があり、どちらも乗船数が多いのですね。こちらは北部のお客様のためにも大事な港でしょう。
2008年08月18日
絶好のコンディションで クイーンコーラル 第4夜
外部デッキはとても広く、前方以外はどこでも見れる、あちらこちらに椅子があり、南の島のクルージングには最適なデッキです。また、下の階にも外部デッキがあるので、低い視線から景色を見ることもできます。
天気は良く、風も強くなさそうで、しかも波も穏やかそう、絶好のコンディションではありませんか! まぶしい太陽・・・いかにも夏の空だね・・・。
外部デッキにはすでに人が何人かいて、テーブルのある席でオリオンビールを飲んでいる男性たちや、上半身裸になって日焼け止めを塗っている少年や、はしゃぎまわる女子高生たち・・・いろんな人が乗っていますねー。
もし私がビールを飲めるのであれば、私もオリオンビールを飲んでみたいなぁ〜と。
日焼け止め、一応は持っているけど、あえてしないでおこう・・・そんなに外に出ないだろうと思うから、大丈夫じゃないかと????
女子高生は団体のようですね。そういえば、学校の団体がいる船旅は私にとって初めてだと思います。いいねー、学校で船旅ですか・・・。
そんなこと思っているうちにいつの間にか出港しました。
左側を見てみると、あの沖縄のミニナッチャンがいて、遥か向こうには空港が見え、そして右側を見るとだんだんと那覇港から離れて、ちょっとだけ見えた「飛龍」ともお別れ・・・そして、これから「クイーンコーラル」は北上して、素晴らしい島々のクルージングの旅へと迎えます。
しばらく経つと有村産業の2隻のあるポイントが見えるようになりました、が、あれ??貨物船の方はありますが、もう1隻「飛龍21」が見当たりません・・・どこに行ってしまったのかとても気になってしまいました。
(現在のところ、ある情報によれば広島へといったん向かうようです)
追記:マリックスラインはオリオンビールは船内では売っていません。白くまアイスが売っています。鹿児島の会社だからかな? マルエーフェリーは逆だったりして?
2008年08月17日
箱枕 お子様、頭痛持ち、普段から低い枕を利用している人へ
2等、一部の寝台、ほんの一部の1等の場合、写真のように枕が普通のやわらかい枕ではなく、硬くて位置が高い箱枕になる場合があります。この箱枕、昔から船で利用されてきたもので、普通の枕よりもとても丈夫です。汚れだって、拭くだけできれいになります。
この箱枕、横になって寝るには丁度良い高さなのですが、仰向けになるとかなり高いように感じられます。お子様にはちょっと無理・・・。(物による)
硬いのも欠点・・・普段から硬い枕を利用しているなら問題ないでしょうが、普段から頭痛持ちの人にはちょっと辛いです。ある短距離航路で箱枕を使って寝ていたら、しばらくした後、偏頭痛がして大変でした。首の後ろあたりを圧迫すると偏頭痛が起きやすいので、頭痛持ちの人にはあまりおすすめできません。
では、どうやって対策をするか?
まず、マイ枕を用意する。車持ちであれば、マイ枕を運ぶことは可能ですね。徒歩だとかなりお荷物になってしまいます。
マイ枕を持ち運ぶことが不可能であれば、膨らまして作るエア枕を持っていくのも良いでしょう。子供用ですが、100円ショップで売っていました。私は普段から低い枕を利用しているので子供用で充分なのでこれを持ち歩いていますが、まだ利用していないので使い心地がわかりません。
何も用意していない場合は、バスタオルを何重に折って枕にするのも良いです。低いのであれば、その下に雑誌を置くなり、高さを調整します。「クイーンコーラル」のときはこの方法で枕にしました。意外にも寝心地が良かったのですが、バスタオルが使えなくなるのが欠点です。
そんなこと書くけど、箱枕は船の伝統の1つだと思いますよ。船旅の気分を味わうアイテムの1つだと思います。
2008年08月16日
1等、寝台はゴザ クイーンコーラル 第3夜
それは、『ゴザ』です。
「クイーンコーラル」の1等と寝台は敷きマットの上にシーツが敷かれ、更にゴザが敷かれています。なぜゴザなのかわかりませんが、そちらの地方の独自なのでしょうか?さて?
船の独自であるならば、是非、利用してみたいものです。
利用した部屋は1等和洋室、4名部屋。2名で利用で相部屋承諾のため貸切料金は必要ありません。混んでいれば相部屋になりますが、この日はそこまで混んでいなかったため、相部屋になることはありませんでした。
ベッドは普通の2段ベッド、まあ、見た目は極普通の1等4名部屋です。トイレ、シャワーはなし、洗面台はあり、テレビは当然、あり、まあ、普通ですね。(写真)
が、目につくのはやっぱり『ゴザ』
シーツの上に更にゴザが敷かれていました。ゴザの模様は1種類だけではないようで、それぞれ違っていました。たまたまなんでしょうが。
さっそくその上で横になってみます。暑いこの時期、ちょっと涼しいような、なんだか懐かしいような、海は見えるし、砂浜の上でごろりとしているような感じ・・・意外と言ったら失礼でしょうが、私にとってはゴザは良いと思いました。
絨毯敷きのところでゴザを敷いてくつろぐのもまた良し、普段、くつろぐ時もゴザを敷くとまた気分が変わります。これはおすすめです。
あまりにもゴザが気に入ってしまったので、現在、私の家ではフローリング(木ではなくやわらかいハリボテ)の上に2畳分のゴザを敷いてしまいました。
「クイーンコーラル8」の1等部屋にはゴザがありませんので、たぶん新船「クイーンコーラルプラス」の1等もゴザがないかもしれません。寝台ならゴザがあるので、こちらは残るかも?
2008年08月15日
生活物資をたくさん載せて クイーンコーラル 第2夜
当たり前と言えば当たり前なのですが、ここにいる人たちはいかにも地元という感じの人が多く、私たちだけ浮いてしまっているような気がするんですよね・・・そりゃ、内地(本州や九州などを指す。島じゃないところ)の人は私たちだけかもしれません。那覇から鹿児島へフル区間を使う人は少ないということを聞きます。やはりみんな沖縄の人や島民っぽい人たちばかりです。
ターミナル内には朝早いのにお土産屋も開いていました。そこそこスペースは広く、観光地にあるようなちょっと古いお土産屋っぽい感じです。何か買おうかと思いましたが、今回は車がないし、すでに空港や道の駅で購入したため、ちょっと覗くだけとなってしまいました。
大好きな塩せんべいを購入してなかったので、ここで購入すべきだったかな??
乗船手続きを終え外に出てみると、すぐそこには薄いグレーと青の「クイーンコーラル」が停泊してありました。すでに乗船が開始され、たくさんのお客さんが船体の横にある階段を上って乗船をしています。タラップはありません。(写真)
まだまだ時間があるので、周りを気をつけながら船首側の方へちょっと探索してみました。
周りにはいろんなコンテナがあり、マリックスラインはもちろんのこと、マルエーフェリーや琉球海運のコンテナもありました。このコンテナに島に必要とする生活物資を詰め込み、船に載せて運びます。
コンテナを置く場所は2箇所あり、1つは船首側にある角みたいなクレーンで吊り上げて船上に載せる、もう1つは下の車両デッキへとホークリフトで運びます。これならいっぱい生活物資を運ぶことができますね。
もちろんのこと、フェリーなので乗用車、バイク、トラックなども運ぶことができます。
撮影した後、いよいよ乗船します。階段が長い・・・下を向くとちょっと怖い・・・しかも揺れる・・・。普通の人なら安全な階段だと思いますが、実は私はこのような揺れる階段が苦手です・・・。