2008年03月

2008年03月11日

お客様のために最後まで すずらん 第12夜

c74f9441.jpg大間付近のうねりが終わり、いよいよ太平洋側へと突入します。ここまで来ればまったく揺れることがなく、ずっと安定した航海が最後まで続きます。
太平洋側と日本海側では大きく違いますね。逆のパターンであれば、以前、太平洋側が台風で欠航ラッシュだったとき、日本海側がほとんど揺れなかったこともありました。揺れない方を選ぶためには予約をせずに天候を確認してからルートを決めるのが良いでしょうが、個室にこだわったり、今回のように混雑している時期であれば、そうもいかないですよね。

定刻30分前ぐらいになりました。外を見ると、おや?もう灯りが見えてますが・・・えっ?着いた?? まだ定刻30分前ですよ! 大間付近で20分ぐらい遅れているとの放送があったのに・・・。
ここでまた船内放送がありました。10分遅れで到着、いや、また船内放送があり、なんと定刻通り到着とのことです!!
なんてことでしょう! 太平洋に入ってから更に20分も縮まったのです。
この船の次の便は翌年で、しばらく運航することがありません。なので遅れても次の便の出発が間に合わないことがないから、遅れても大丈夫だし、燃料のためにも遅れたまま到着するのではないかと思いました。
けど、乗っているお客様は遅れたことによって予定に間に合わないこともあります。いくら承諾を得ても、みんな、やっぱり定刻通りに着きたいです。
急げば燃料がかなり消費する、それよりもお客様の方が大事だったかもしれません。本当にありがたいです!!

そして、「すずらん」は定刻通り東苫小牧港に無事、到着しました。

下船時、いつもならゆっくりと最後の方に下船をしますが、今回は満席で札幌行きの高速バスを利用する人がたくさんいるだろうし、さっさと下船することにしました。やっぱりエントランスには人がたくさんいて、すでに何人か並んでいます。
さっさと下船して札幌行きのバスに乗り込みます。さっさと下りて正解、すぐに座席が埋まり、補助席まで使うほどでした。たぶん溢れて乗れなかった人もいたでしょう。乗れなかったら仕方なく苫小牧駅行きに乗って、電車で札幌へと向かうのでしょうか?
下船後、バスに乗る場合はなるべく早めに下船することをおすすめします。

このバス、大谷地で下りたのは私たちだけだったなぁ・・・よくW・Oが言うことだけど、札幌へ向かう場合、大谷地で下りて地下鉄で札幌へ向かった方が便利だそうです。特に冬の場合、雪で遅くなったり、また時間帯によっては渋滞になる場合があるので、お急ぎの場合は大谷地で下りることをおすすめします。

写真は、4Fの階段付近。

これで「すずらん」の話は終了します。おまけとしてこちらもUP
材料が少ないため、ほとんど同じ場面です。


2008年03月10日

さすが高速フェリー すずらん 第11夜

a377f161.jpgお風呂に入った後、津軽海峡に入ったせいかほとんど揺れを感じず、1時間ぐらいこの状態が続きます。
「ナッチャンRera」に乗ったときは時化で激しく揺れましたので、この悪天候ならここも多少、揺れるのではないかと思いましたが、大きな船「すずらん」ならたいしたことはないです。いや、今までが大時化だったので、津軽海峡のちょっとした時化ならたいしたことがないように感じるでしょう。
外を見ます。外は真っ暗なので、波高を確認することができません。
タイミングよければ「ナッチャンRera」など青函航路の船を確認できますが、さすがにこの真っ暗では何がなんだかわからないですよね。あちらこちらにイカ釣り漁船の漁火が見えるぐらいでしょう。まだ早いかな?
う〜ん、真っ暗です。春、夏ならいろいろと見えて楽しいでしょうね・・・次の機会にしましょう。(次の機会っていつだよ?)

大間付近です。海流のうねりのせいか、また揺れ始めます。
ここでまた船内放送があり、現在のところ20分遅れとのことでした。最初の遅れのアナウンスより30分、津軽海峡に入る前より10分、かなり詰まりましたね! もしや太平洋に入ってからも飛ばし、定刻通りに到着するのでしょうか?
さすが高速フェリー!!

夜はもちろんレストランです。昼は丼や麺類が中心でしたが、夜はおかず等を取ったりする定食屋みたいなスタイルです。麺類もあります。
いろんなおかずがあるとついつい取ってしまい、W・Oは終いにはお盆に乗り切れず、結局、私のお盆にもあいつの分のおかずものせるほど・・・いっぱいのせているから、レジの人が「揺れているから気をつけてください」と声をかけられました。
私のお盆(写真)には、ご飯、味噌汁、豚の生姜焼き、トマトサラダ、しば漬け、そしてあいつの豚の角煮、あいつのお盆には、カレー、ミックスフライ、煮物の小鉢・・・取りすぎでは? それでもお値段の方は思ったより高くなかったです。
特にカレー、おいしかったですよ。(ちょっと頂いた)

2008年03月09日

テスト投稿 ニコニコ動画

テストです。画質はよくありません。
ドラクエ2から5までの船曲メドレー船旅動画付きです。画質が悪すぎてすみません。6以降は容量オーバーとネタ不足のため、動画のネタができ次第、第2部として作成します。

ロケ地
【ドラクエ2】愛媛県三崎にて宇和島運輸「さるびあ」より
 ここは短距離航路がいいでしょう。
【ドラクエ3】仙台〜御前崎沖にて太平洋フェリー「きそ」より
 楽しそうな、優雅な曲なら年始の「きそ」で。
【ドラクエ4】新潟〜秋田にて新日本海フェリー「らいらっく」より
 シナリオ的には大時化の後なので、冬の日本海を選択。
 私はこれがお気に入りです。
【ドラクエ5】宮城県沖〜仙台にて太平洋フェリー「いしかり」より
 こちらも優雅、でも、賑やかさには3より負けるので、空いている時期を利用。



rumirumiferry at 19:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!ニコニコ動画 

2008年03月08日

追い波に乗って すずらん 第10夜

56e963b9.jpg2007年の最終便、昼の時点で50分も遅れています。この便が終わると数日、休航となるので、遅れても次の便の出発にはまったく影響がありません。なので、このまま遅れるだろうと思っていました。

ここからがすごい話です。

昼過ぎ、揺れもそこそこ収まり、波はまだ多少、高めだけど、追い波に気持ちよく乗るような感じになりました。29ノットの高速フェリーですから、かなりスピードが出ているかもしれません。確かに普通のフェリーより速く感じます。
速度を見るのため、テレビで現在地が表示される番組を見ることがありますが、この船の場合、速度が書かれていないため、残念ながらどれくらいスピードが出ているのかわかりませんでした。ひょっとしたら、この追い波に乗ってしまうと30ノットいく?
しかし、スピードを出せば燃料が食う、こんな燃料高騰の中、まさかね・・・。
それがまさかなのです!!

17時になるとだいぶ揺れが収まりました。たまに雪が降るぐらい天気が悪いので、日本海名物の夕日は当然、見れません。
PSPの「みんなの地図2」で位置を確認したところ、もうそろそろ津軽海峡へと突入するところであり、この辺までくればあとは安心ですね。日本海は終わりです。
そして船内放送で30分ほどの遅れだと流れました。つまり昼の時点より20分も縮まったということ、えっ?燃料高騰なのに頑張るの?すごいじゃん! あとは安定した航海が続きますので、このまま行けば定刻に辿り着くということも?
共同風呂が再開したとのことで、さっそくお風呂へ行ってみます。さっき再開の放送が流れたばっかりだったのか、待ってました!とお風呂へ駆け込む人がドドドドドドド・・・・っと、なんと男性風呂の方は行列ができているほどでした。笑

写真は、お風呂閉鎖の貼紙

当時のすずらん実況の書き込みはこちら・・・
http://blog.livedoor.jp/rumirumiferry/archives/2007-12.html#20071230

2008年03月07日

50分の遅れ すずらん 第9夜

b66d06a5.jpg食事を終えしばらく経ってから船内探索すると、パブリックスペースは満席の割には静かでした。みんな自分の部屋で寝てくつろいでいるかも? いや、深夜発だったから、まだ寝ている人がたくさんいるのでしょうか? それにしても静かです。とても年末の船内の雰囲気だとは思えません。
外部デッキに出ました。あらら、見てはいけないものが・・・。自分はヘッチャラだけど、これだけ揺れると酔う人がいるんだな・・・。

お昼になりました。
波の方向が追い波となり、波の高さも3〜4mぐらい、ちょっと微妙にゆっくりとローリングするだけになりました。
船内放送が入り、ここで初めて遅れているということを知りました。遅れは50分です。波の状況が安定していますから、これなら終電に間に合うぐらいの遅れで済ませるでしょう。乗船前に大幅に遅れると言われたので、終電に間に合わないぐらいの遅れるのかと思っていました。良かったです。

昼食はレストランを営業するとのことで、2食連続時化弁ということは免れました。さっそくレストランへと向かいます。
新日本海の場合、食事はレストラン、グリル、カフェで行われ、うちカフェは冬季、やっていないのかな? 椅子が時化対策のため片付けられています。グリルはこの時期は閉鎖、でも、スイート客はグリルで食事ですね。と、いうわけで、スイート以外の人の食事はレストランのみとなります。
メニューは中華丼やマーボーナス丼など丼系やラーメン、カレーなど、いかにも昼食って感じのメニューですね。私は中華丼、W・Oはラーメンとマーボーナス丼です。相変わらずW・Oは大食い・・・。
ラーメンは以前、私が食べたときはスープが少なめでしたが、ここでのラーメンはスープがちゃんとしっかり入っていました。まだ多少、動揺はしているけど、これぐらいスープが入っていても大丈夫なくらいです。(それほど揺れてはいないということ。けど、私が以前、食べたときは動揺していませんが)
テーブルの上にある調味料を見ると、その下にはちゃんと転倒防止のシートが敷かれています。ある船で大時化の中、食事したとき、調味料が転倒しまくって大変でしたが、これなら安心して食事ができますね。

写真は、レストランの一部。展望通路から丸見えです。眺めがいいですよ。

2008年03月06日

これが時化弁だ! すずらん 第8夜

bf97e24e.jpg4Fエントランスより船尾側方面、中央部にキッズルームがあり、中はそこそこ広く、奥には小さな滑り台があります。テレビがあるので、アニメとか子供が好きそうなビデオでも見せるのでしょうか? この部屋から外は見えませんが、作りからしても飽きがすぐにこなそうで、しばらくここで遊べそうです。
奥に行くとゲームコーナーがあります。
5Fにはビデオシアターがあり、ビデオ上映を行っています。こんな大時化の時にホラー映画とかスリルなアクション映画があったら、なんて思いますが、当時、こんなことはいっさい思いませんでした。だって、個室を使うとシアタールームで見ることがないので・・・。もしあったとしら、すごいリアルでしょうね?

乗船記の方へ戻します。

時化で何度も起こされ、結局、うつらうつら半分寝ている状態となり、このまま翌朝に・・・。朝になっても揺れがまだまだ落ち着きません。そりゃ、しばらく揺れそうだもんな・・・私が出発前に見た予想では、今がピークという感じでした。
明るくなったので、ここで初めて波がどれくらいなのか確認してみることにします。波の高さは4〜5mかな?方向はだいたい横から多く、縦揺れより横揺れが多いです。寝ていたときはまだ能登半島の手前であって方向が違うので、このときは縦揺れも横揺れもありました。
4〜5mぐらいだとたいしたことないかな? 今まで私が乗った中で一番、波が高く感じたのが、昨年の年始に乗った「きたかみ」、その次に高く感じたのが「いしかり」の小笠原の帰りです。その次が追い波だったけど「きそ」、あら?ベスト3はすべて太平洋フェリーの船ではありませんか。
3位の「きそ」よりは揺れていますが、他の2つと比較するとたいしたことがないです。ちなみにベスト3の中では2位の「いしかり」が激しかったです。だって、トラックなど重たい物がありませんから、いつもの揺れと違って軽く感じます。

もうすぐ朝食だな〜と思った時間に船内放送が流れます。
内容は・・・天候悪化のため、朝のレストランの営業はなし、売店での弁当販売、お風呂は閉鎖・・・。

『時化弁』キターーーーーーーー!!

あの噂の『時化弁』です! なくなると困るのでさっそく買いに行きます。
売っているお弁当は普通のお弁当(写真)とおにぎりセットです。それぞれ1つずつ購入し、お茶、これだけでは足りないと自販機から唐揚げを購入します。お部屋へ持ち帰り、荒れた海を見ながらのお食事です。
動揺が激しいと食欲がなくなる場合がありますが、薬のおかげでしょうか、ぜんぜん不快感もなく食べることができました。どうやらこの日の私は調子がかなり良いようです。

2008年03月05日

パブリックスペースは豊富 すずらん 第7夜

e82ecf68.jpg特等は洋室と和室があり、バス、トイレ付。当時はウォッシュレットトイレではありませんが、ドッグ後はウォッシュレットがついているかもしれません。(ドッグ後の「らいらっく」ではウォッシュレットになっていました)
船尾側6部屋以外は窓の外が外部デッキではないので覗かれる心配はありませんが、高速船でサイド側の外部デッキが開放されることがないので、船尾側の部屋でも安心です。
寝具は毛布ではなく布団であり(公式サイトの写真を見たら毛布だった)、シーツが袋式のため寝相の悪い人でもシーツが剥がれることがありません。私もよく布団を蹴る方なので、このようなシーツだと大変、ありがたいです。1等もこのタイプかな?

スイートは船首側に位置し、バス、トイレ付、ベッドはダブルベッド。新日本海の他船のスイートはテラスがついていますが、この船は横幅が狭いせいかテラスはついていません。現在はグリルでのお食事付きです。(朝は部屋で食事)

パブリックスペースは豊富で、エントランス、展望通路、船首側2箇所にくつろげる場所があります。

3Fエントランスには案内所、売店、階段の向こうにはくつろぐ場所があり、大きなテレビがあります。2等客や寝台の客がテレビを見るならここがいいでしょう。
案内所の横、奥へと進むと展望風呂です。展望風呂は女子風呂の方が広いという話が? 洗い場が女子風呂の方が多い? 普通は男子風呂の方が広いですが、なぜか女子風呂の方が広いとは・・・。写真をUPするので、確認してみてください。洗い場はかなりあります。

展望通路は4Fの中央から船尾にかけて両サイドにあり、右舷側はレストランの横、しかもレストランはむき出し状態なので丸見え、もうちょっと奥へ行くとカフェがあり、時化対策のせいか、椅子が重ねられて固定されています。つまり、ソファー以外はテーブルしかない状態で、カフェの営業は当然、やっていません。
カフェから船尾側の外部デッキに出ることができ、風が強くても出ることが可能です。外部デッキの真ん中にはジャグジーがあり、夏は利用が可能ですが、それ以外はカバーがかかっていて使えません。
右舷側にはサウナがあり、こちらも夏のみ利用が可能、その横から船内に入るとスポーツコーナーがあり、卓球台とエアホッケーがありました。大時化状態でやってみたいところですが、今回、やるのを忘れてしまいました。
スポーツコーナーを出ると右舷側の展望通路があり、グリルの横を通ります。

えっ、もう7話目!? すまん、序章が長すぎてしまいました・・・。「すずらん」の話はまだまだたくさんありますので、まだまだ続きます。なんせ冬の日本海初体験ですので・・・。

2008年03月04日

他の船と違う構造 すずらん 第6夜

29b9122f.jpg新日本海フェリー「すずらん・すいせん」の紹介をします。

「すずらん・すいせん」は、総トン数が約17000トン、全長199.45m、幅25m(27mが多い)と、スピード重視のためか比較的、細長い船体をしています。細長いせいか、他の新日本海の船と比較すれば、インサイドの部屋が少ししかありません。
速度はなんと29ノット、フェリーとしてはかなり速く、以前、北海道〜関西を3日かけて運航したところ、この船のおかげでたった20時間で運航が可能になりました。24時間以内で運航できるというのはとても大きいことですよね。
ファンネルもよーく見ると面白い。普通、まっすぐとした直角三角形の形をしていますが、「すずらん・すいせん」のファンネルは風の抵抗をなるべく少なくしているせいなのか、まっすぐではなくちょっと曲がっているような感じ・・・うーん文章で書くと表現が難しいので、写真を見てください。

等級は2等、2等寝台、1等、特等、スイートがあります。
2等は他船ではアウトサイドにたくさんありますが、「すずらん・すいせん」はインサイドに2部屋しかありません。数が少ないせいか、すぐに満席になりますので、速めの予約が必要です。
見たところ、合間が空いてあったので、2等としてはそんなに窮屈にはならないかも? マットがありませんので、車の人は何か寝袋とか毛布とか持ってくるといいかもしれませんね。
2等寝台は極普通の2段ベッドの寝台、棚あり。シーツはセルフ。

1等は他船の場合、2人部屋がインサイドですが、この船のみすべてアウトサイドです。下の階に定員4名のよくある2段ベッドの和洋室、真ん中の階に定員3名の和室、定員2名のよくある1段ベッドのツイン洋室があります。
下の階は窓の向こうは外部デッキではないので誰にも覗かれませんが、真ん中の階は外部デッキがあります、が、この船は高速船のため外に出ることがほとんど不可能なので、外部デッキがあっても誰かに覗かれる心配はありませんのでご安心できます。
一部、窓の向こうに救命道具がある部屋があるので、眺めが良い部屋にしたい場合は早めに電話で予約して要望することをおすすめします。

2008年03月03日

冬の日本海で眠れず すずらん 第5夜

36f0cb1f.jpg室内のシャワーで軽く浴びて汗を流し、そしてベッドで横になり出港を待ちます。外で出港シーンを見たいのですが、さすがに寒いし、1時も過ぎますのでやめておきます。こんな時間でも外の作業員たちが手を振ってくれるかどうかはわかりませんが・・・。(新日本海フェリーの出港シーンでは、陸上の作業員が数名、手を振ってお見送りをしてくれます)
もうこんな時間なので、出港を待たずに寝てもいいわけだし・・・でも、眠れませんでした。なんせ、冬の荒れる日本海が初めてで、ちょっとワクワクしてたのもあって、なかなか眠りにつくことができません。
相棒を見ると・・・もう寝てました。

エンジン音が聞こえ、振動も感じ、いよいよ出港します。
おっ、さっそく揺れ始めているぞ! こりゃ、沖に出たら激しく揺れるかもしれないなぁ。みんなが言っている冬の日本海ってどんなものなのだろう? いったい私には耐えられるのでしょうか?
もちろん、念のため、ドーピングをしています。これなら大丈夫でしょう。

しばらく経つと船内放送が流れました。どうやら等級変更のキャンセル待ちをした人を呼んでいたようです。やはり、遅れる、揺れる、となれば、キャンセルはいくつか出るし、何回も放送が聞こえてきました。
最後のキャンセル待ちの放送が終わったようで、それからしばらく経つと、隣の部屋、つまり不都合のある部屋に誰か入った音が聞こえてきました。不都合を了承して等級変更をしたのでしょうか?
まあ、不都合でも一応、使えることは使えます。個室にこだわりたい人であれば、多少、不都合があっても個室を使いたい人はいるかと思いますので、希望している人がいるのであれば、閉鎖をせずに開けさせるのは大変、良いかと思います。

さて、眠りにつこうか・・・と思いましたが、なかなか寝付けない、次第に揺れてきて、眠れない・・・。沖に出たようで激しく揺れてきました。
寝付いた・・・と思ったらまた目が覚める、この繰り返し。縦横わからぬ揺れがして、おー、これが冬の日本海ですかー!とちょっと感動気味になり。

だから、眠れないんだーーー!!

(揺れれば揺れるほど眠れないです・・・)

写真は、揺れ対策として椅子が片付けられている軽食コーナー

2008年03月02日

スズランみたいなお部屋 すずらん 第4夜

0daa25bc.jpg利用するお部屋は特等洋室です。この時期だと時化の可能性が非常に高いので、マイトイレが欲しく、トイレ付の特等にしました。
乗船後、鍵を受けるとき、都合上、利用する予定のお部屋に不具合があると言われ、隣のお部屋に移ることになり、全等級満室なので、たぶんこの部屋は予備室だと思います。
全船とは限りませんが、各等級に予備室があることをご存知でしょうか? 出港前まで満室であっても、必ずここだけは空けておくという部屋があります。この予備室とは、何か部屋に不具合があった場合やダブルブッキングなど、何かあったときに使われます。稀なケースだと思いますが、もし何かあった場合、予約したのに部屋がありませんでした、なんてイヤですよね。
乗船後、等級変更のキャンセル待ちをすると、予備室を使わせてくれる、というような話も聞いたことがあります。(ただし、船会社によって異なりますので、あまり期待はしない方がいいと思います)

この予備室?、特等の中では一番、船尾側の部屋です。しかもベッドの頭が船首側なので、船酔い対策には最も優れている部屋ですね。予約するとき、この部屋を指定するのがいいかもしれませんが、本当に予備室であるなら、この部屋を使わせてくれないのでは?いや、使わせてくれるかも?? 実際はどうかわかりませんが・・・。
こんな揺れそうな日にこの部屋に当たったとは、かなりラッキーです。
しかも陸側、ですが、この便は陸側でも、陸からかなり離れたところを通るので、陸が見えるのなんてほんのわずかしかありません。予約時、あえて陸側、海側を指定しませんでした。

「すずらん」の特等はかなり特徴的。
ベッドや絨毯、テーブルなど、緑に統一され、壁が白と、いかにもスズランを意識しているようなデザインとなっています。ベッドランプも緑でいかにもスズラン、この船らしいですねー。(写真)
では、「すいせん」も花を意識した白もしくは黄色の部屋でしょうか?
他のサイトで写真を見たところ、緑の部分が薄茶色になっているだけで、水仙を意識しているような部屋ではありませんでした。